安保法案についての是非を問い、人々が揉めている。
だが、どれだけの人が、自分の示す答えの後を考えているのだろうかと甚だ疑問でならない。
安保法案を廃案にした場合、日本はアメリカからの軍事的な支援は受けられなくなる、もしくは、支援が手薄になるだろう。
そうすれば、日本の自衛力はなく、攻められればたちまち食い物にされるかもしれない。
しかし、安保法案が通った場合、国を守るために志願した自衛隊員は自分の思いとは裏腹に戦場に駆り出され、憲法上、正規軍として認められないにもかかわらず戦争を強いられることになる。
どちらのケースもその後の対応が非常に大変であり、しっかり審議しなければならない。
しかしながら、今デモに参加している人の多くは、自身や子供が戦争に行くことを防ぐために反対しているのであり、そのことの重要性までは考慮していないとしか思えない発言が多く取り上げられる。
政治家も然りだ。
今更野党が徹底抗戦と言っても実際には数の暴力により強行採決を行うだけの力が、今の与党にある以上、抗戦できるわけがない。
ここまで、読めば、私は与党よりの人と思われるだろう。
だが決してそうではない。
事の発端は与党が筋を通さず、初めから強行採決を行う前提で法案を提出したことである。
明らかな審議不足。違憲と言われながらなお続く強行。ここには話し合い、結論を見いだそうとする姿勢はない。
なのに、「審議は尽くされた。」、甚だ可笑しな話だ。憲法を変えずして成り立つ法案ではないのは明らかなのに、国民の意見を取り入れられない状況で強行しようとしてるようにしか思えない。
憲法を変えるには国民投票が必要だ。
それをせずに法案を通したいのだろう。
これでは民主主義の体をなしていない。
果たして日本はどこを進むのだろうか…。