転院初日は、クスコをもちいたいつもの内診をしつつ、赤ちゃんの検診、私の精神面など、簡単なカウンセリングや、世間話など、採血もしつつ和やかな雰囲気で時間は過ぎていきました。
病室に入った際、たくさんの先生、助産婦さんにお出迎えされ、なぜか圧倒されてしまい、検診に特に痛みは無いのですが、泣いてしまいました。
皆さん優しく、ひとつひとつゆっくりとお話していただきました。その優しさにも涙がずっと止まりませんでした。
入院する部屋に通され、個室だった為たずねると、個室料金はかからないとの事を言われました。驚きました。かなり綺麗で広い部屋だったので、県立病院はすごいぜ…となりました笑
ひとまず、ベッドに横たわると間もなく先生と助産婦さんがいらっしゃり治療方針をお話くださいました。
まず24時間の張りどめの点滴はしないこと、
ペッサリーの装着をすすめられたこと、
万が一早産になり、帝王切開になった場合の同意書とリスクの説明、これらを大雑把にですが、3つを主に聞きました。
点滴については、病院ごとに方針や考えがあるので善し悪しは私からは言えませんが、久しぶりに腕は解放されました。
コウノドリを読み、帝王切開については理解したつもりでいたのですが、先生の話を伺いさらに見解をふかめ、ペッサリーについてもすぐに了承しました。
ただ購入は自費の為、13000円にはなりましたが、直接糸で縫うよりかはハードルが低いので二つ返事で受けることにしました。
点滴以外なにかするイコール縫う手術!と勝手に思っていたので、ペッサリー装着という治療方法がある事をこの時初めて知りました。
装着も内診の延長で、子宮口に装着する為奥なのでまぁ痛いっちゃ痛いけど、麻酔もなく、問題がなければ3〜5分もかからないとのことでした。
内診苦手マンなので、なるほど〜と涼しい顔で聞いていましたが、どどど、どうせ痛いんでしょっ!っとビビり散らかしてはいました。
ビビり散らかしつつ過ごしていると、あっという間に次の日になり、7時の朝食を済まし、夜は点滴がなく身軽になったもののまったく眠れず、ウトウトしていた9時頃…
名前が呼ばれました。
助産婦さんに、ペッサリー購入ありがとうございます。装着しますので、おトイレ済ませたら、処置室に来てくださいね。と言われました。
ヒィィィ…怖いよぉ(;;)
マスクをつけ、トイレをすまし、処置室に向かいました。
女性の先生に説明を聞き、(緊張で何も聞いてない)いざ診察台へ。
まずはクスコからの内診…!
クスコも7回目くらいでしょうか?やっと馴れました!!クスコすら痛くて嫌だった!痛くしていたのは毎回無駄に全身に力をいれていたので、ほぼ自分のせいなんですけどね。もう無…です!無の領域です!!ウソ!やっぱり怖い!!
内診は直ぐに終わり、では今からペッサリー装着しますね。奥に指と異物がいくので、痛み感じます。すぐ終わりますので!頑張りましょうね。
と優しく言われました。私はピストルのようにハイ!!!!と強く返事をし、自分にしか聞こえない小声でコワイコワイコワイヤダヤダ…ナントカナレー!イヤッイヤッ!!とちいかわ(CV成人女性)になりつつ歯だけを食いしばりました。下半身には力を入れないことを意識しました。
イデデ…イデ…、、、、イデッ
ほんとに体感1分もない、般若の顔で食いしばっていたらすぐ終わりました。
バッチリ着きました!位置確認しますね。と再び内診。
バッチリです!バッチリです。
では詳しく説明しますのでお着替えお願いしますね。と言われ台が下がっていきました。
私はずっと心臓バクバクです。血圧振り切ってますよ多分。痛いっちゃ痛いけど、よくわからないな…ジンジンするな…と足をビビりながらそっとあげ、下着とズボンを身につけました。
最初よりかは、することして落ち着いていたので、きちんと先生のお話もきけました。
ペッサリー装着して、頸管が問題なければ1週間程で退院できること。
日常生活はかまわないこと。激しくいきんだりしない限りは取れない。
副作用といえるものは、おりものが多くなるということ。感染症になりやすくなるということ。
感じやすい人は違和感を感じるとのこと(私も初日は、どちらかというと感じやすいタイプだからこんなのなれない!ジンジンするし!と思っていましたが次の日違和感も痛みも消え失せました)
36週くらいで外すそうです。
私自身妊娠中謎にカンジタになったりとしたので、強いて言うなら感染症の確率アップがリスクかなぁと思ったのですが、湯船につからなかったり、性行為をしなかったり、強いストレスを感じず、清潔(洗いすぎもよくない)にし、かゆみを感じたら先生に相談すれば大丈夫との事でした。
悶々と前日装着については、かなり悩んでいましたが、実際は思った以上にあっという間でした。
排泄も問題なくしています。おりものシートだけ私は30〜1時間で1枚変えています。
なんかちょっとツンとにおいもするようになりましたが、ペッサリーを装着してから断然心は健康になりました。
物理的に抑えているという安心感、退院できるかもしれないという希望、点滴をせず眠れること…
やっぱり一番は自宅に帰れる事が大きいです。
安静には変わらずしなくてはいけませんが、かなり気持ちは落ち着きました。
まだ経過観察なので退院日は決まっていませんがこのままなら来週末には退院できそうです。
最初にかかっていた病院はペッサリーを扱っていませんので、これからかかる病院はこちらの病院に変わりました。問題がなく臨月になれば、元の病院で出産する事も可能ですが、このペッサリーの病院は赤ちゃんが仮に早く生まれてしまってもNICUがあるので、安心です。現段階ではこちらでの出産を考えています。自宅からは遠いですが。
赤ちゃんにはまだ90日ほどお腹にはいてもらいたいです。赤ちゃんも頑張ってお腹にいてくれています。私もまだ完全に痛みを耐えられたり涙を堪えることは出来ませんが、そんな私でも1日1日を確かに終えていきます。
もし同じ状況で奮闘している方の目に入り、この記事が暇つぶしだったり、参考になれば、大変嬉しいです。がんばりましょうね!!
またなにかあれば更新します。