長い受験生活の中で、いろいろな勉強メソッド本を読んできました。

 

最近手にとったのはこの一冊。

 

 

 

 

 

ある程度スタンダードな勉強方法は知り尽くしていると自負しておりますので、

最近このような勉強本を読むときは「新しく発見があったかどうか」

を基準にしながら、お気に入りとそうでないものを決めています。

 

 

この本は

「ギリギリにならないと動けない」

「やりたいことがあるのに、先延ばしし続けている」

という人にオススメなようです。

 

 

このような本はよくありますが、

「やる気が出なくてもやる」

というのは私の信ずるところと合致するので手にとってみました。

 

 

結論としては

 

読みやすさ ★★★★★

新しい発見 ★★★☆☆

 

でしょうか。

 

 

この本の中で、いくつか「なるほど。」と思ったものをご紹介します。

 

 

同じ場所で同じことをする

 

同じ場所で同じ仕事をしていくと

「○○に行くと●●が捗る」

と徐々に脳に刷り込まれていき、作業効率が上がるようです。

 

この効果を「アンカリング」と呼ぶとのこと。

 

受験科目が沢山ある中学受験。

ついつい飽きないように

すぐ勉強科目を変えてしまいがちですが、

一つの場所では一つのタスクに絞るというテクニックが実践出来そうです。

 

 

 

 

「本気の30分」を1日2回確保する

 

当然のことですが、集中しないままダラダラと勉強を続けても意味がありません。

 

個人的には、15分でも60分でもなく30分という時間設定が面白いと思いました。

1回30分でも、2回確保すれば1日1時間。

1か月続ければ30時間。3か月半で100時間。

 

「少し苦手」な科目を平均点レベルに持っていくには十分な時間です。

 

ただ、「本気で」というのはなかなか難しいものですから、最初は15分からスタートしてみるのもいいかもしれません。

 

 

 

プレッシャーがきついときは1分間目を閉じて情報を遮断する

 

緊張を緩めるため最も簡単で効果的な方法は

1分間目を閉じること

だそうです。

 

目からの情報を遮断することで脳への負担を減らし、緊張を緩めることができます。

 

体と違い、心の疲れは目に見えにくいですし、

受験勉強はストレスがたまりますから

1日1回、夜寝る前などと決めて実践することでメンタルケアにもなりますね。

 

 

 

とても読みやすくまとまっている本でしたので、

時間のない方は目次などを見るだけでも十分だと思います。

 

興味のある方は是非お手にとってみてください。