東京国際フォーラム「ディズニー・オン・クラシック 2017秋」 | ANNEX324

ANNEX324

都内在住30代。買いものや観劇の記録など

 

毎年行っているディズニー・オン・クラシック。

今年は座席運が良く前から2列目!

 

ナビゲーターやボーカリストが立ち位置とすることが多い舞台下手側だったから

特に演者との距離が近くて興奮しました。

 

今年は15周年記念ということで、初回2002年演奏された曲目のメドレーからスタート。

黒人女性シンガーのシンデレラ『夢はひそかに』が低めの声に声量たっぷりで聴きごたえありました。

 

そして、楽しみにしていたゲスト・セレクション。

昨年全国で募集したリクエストで構成されていて、

定番じゃないディズニー好きならではのかゆいところに手が届く選曲。

ヘラクレスの"Go the Distance"、ターザンの"Two Worlds"、ディズニー・シーのストームライダー組曲!

ストームライダー、本当に曲がかっこよくてテンションが上がります。

 

その後は当日ルーレットで曲目を選ぶセクション。

曲目リストにディズニー・シーのミステリアス・マスカレードが入っていて、

もう少しで当たりそうだったんですけど残念ながら外れて不思議の国のアリス

でした。。アリスも良かったけど、、ミスマスが聴きたかったー!

外れた瞬間は会場から悲鳴があがってたくらいなので、来年はレギュラーでやってほしい。

 

前半のラストはフロリダのエプコットの人気ショー「イルミネーションズ」の曲。

必ず日本で大して認知度の高くない曲入れてくるのは何故。。

 

 

休憩をはさみ、後半は「塔の上のラプンツェル」を全曲演奏。

『輝く未来』は生で聴くとやっぱり美しくて最高。

毎回ノリのいい曲で観客も立ち上がって参加する時間があるんですけど、ラプンツェルでは『誰にでも夢はある』でやるのかな、と思いきやインストの『王国のダンス』でした。意外。

 

楽しかったけど、以前の「アナと雪の女王」のプログラム回でも思いましたが、

2000年代の作品だと曲数が少ない!

ディズニーのミュージカル・ナンバー、特に90年代第2黄金期の作品は、

 

・主人公の現状を打破したい系ソング

(「リトル・マーメイド」の『パート・オブ・ユア・ワールド』)

・サイドキック・ソング

(「アラジン」ジーニーの『フレンド・ライク・ミー』)、

・ヴィラン・ソング

(「ライオン・キング」スカーの『準備をしておけ』)

・主役カップルのラブソング

(「美女と野獣」の『美女と野獣』)

 

で主に構成されていてバラエティ豊か、ラストもメインソングがリプライズされるので華やかなんですけど、最近の作品ははどれかが欠けてて、

例えばアナ雪だと前半に曲が集中して『ありのままで』で最高潮に達しすぎてしまうし、ラプンツェルはそもそも言葉の話せる登場人物が少なくて歌自体少ない。

 

そういう意味ではやっぱり第2黄金期作品、特に「美女と野獣」は舞台化を念頭に入れてただけあって、全部の要素の曲が網羅されているし、ラストまで耳に残る曲が途切れないのが凄いなと改めて思いました。でも毎年「美女と野獣」って訳にもいかないしな。。

 

私は「メリー・ポピンズ」「ポカホンタス」「ノートルダムの鐘」も「美女と野獣」に匹敵してミュージカル構成が見事だと思うのですが、作品の派手さで劣るのかなぁ。。

今年のアンケートでもリクエストはしっかり書いてきたので、いつか実現されることを祈ります。