結婚し、子供を産み、離婚し、現在に至った今。
この世に、男と女という性別が生まれ、今日に至るまで、男女平等という制度は、一度も成立したことがのではないかと思う。
どの時代でも、どの場所でも、男と同じ「人間」であるにも関わらず、女は弱い立場に置かれる、あるいは、真の意味で平等、という土俵に立ったことがないのではないだろうか。
ある時代では、跡取りを産むだけの存在。
ある時代では、一生男を立て、一歩下がって、文句も言わず、男を支え続ける存在。
だいぶ【マシ】になった今の時代であっても、この風潮は未だに消えていない。
「おまえたちは、一体この世にどうやって産まれて来た?」
全人類に問いたい。
男であろうと、女であろうと、女が十月十日、腹の中で命を宿し、守り、命がけで人間を産み出したからこそ、全人類はこの世に誕生しているのだ。
それなのに、何故、女はこうも敬われず、虐げられ、感謝どころか、搾取され続けるのか。
本来ならば、あがみ奉られてもいいくらいの存在であるにも関わらず。