お兄の夏休みの宿題で、夏休みに読んだ本をリストアップしています。その中でオススメの1冊を決め、どういうところがオススメなのかを紙にまとめる、という課題があり、いずれやることになる「読書感想文」への導入なのだな、と私は理解しました。

いつもは、ゾロリや図鑑、が好きなお兄ですが、そういうことならば、と、母は是非偉人の伝記を読んでほしくて、図書館で物色していたら・・


「コルチャック先生」という本を見つけ、以前ほいくんで、学んだことを思い出しました(↓コレ)


保育士試験云々ではなく、知っておくべき人だなと感じた事は、今でも忘れません。

強制収容所へ向かう時、子供達の中に恐れる子はいなかったそうです。みんなで歌をうたい、行進をして、1番幼い5歳の子はコルチャックに抱かれて歩いた、と本にありました。コルチャック先生と一緒だったので、みんな安心していました、と。

どこへ向かうのか、何が起きるのか、当時の子供達がどこまで理解出来ていたのかはさておき、何があろうとこの人といれば安心なのだと子供達から絶大な信頼を寄せられていたコルチャック先生だったのだなと、涙なしに読めませんでしたアセアセ


子供達と共に運命を共にしたコルチャックが生前掲げた子供の権利が、没後、1989年「児童の権利条約」として国連で採択された事は、ちょっと勉強してれば、保育士試験受験生なら誰しも知ってる事だと思いますが、、

裕福な家に生まれ医者でもあった人が、子供たちのために物乞いのように寄付金集めに奔走する姿や、食料も乏しく過酷な生活状況においても子供達と歌い、けっして悲しみに暮れた生き方をしなかった姿、自分だけ助かる道を選ばず子供たちにさいごまで寄り添った姿、そういうコルチャックの背景を少しでも知っていたら、きっともっと記憶に定着して忘れないと思いますグッ

と、図書館で思った私でしたウインク