きっとこの世界は監獄なんだ。
重い買い物袋を手に持ちながら、
夕方の青く澄んだ空を見上げてそう思った。
私たちは、この大きな丸い磁石に縛り付けられながら、
必死にもがいて生きなくてはいけない。
そしてせっかくもがいて生きたのに、
その終点にあるのは最大の恐怖であって…。
…この世界は監獄だ。
ゆかいに生きるためにとか、
幸せは笑顔からとか、
ありふれた綺麗事だらけの気休めはもういらない。
これからも、私の大事な一人娘だって、
この大変な世界を生き抜かなくちゃいけない。
純粋でいたいけな心が、傷ついて、ボロボロになって、血まみれになって、、、それでも脱獄は許されない。
だってこの世界の本質は弱肉強食の残酷な
檻だからだ。
娘が産まれてから、子供をつくることはできない体になったから、娘は1人で戦うしかなくて。そう思うと胸が痛いけど…どうか…
できるだけ笑って生きて欲しい
1秒でも多く、笑顔でいて欲しい
だから私は今日も真剣に笑顔をあげたいと願う
余命少ないおばあちゃんにも、
愛する娘にも、
可愛い息子(🐱)にも、
気休めや綺麗事や不真面目じゃない、
真剣に生きる誰かのために、
愛すべき人たちのために、
心からの笑顔を、まごころを、
あげたいのだ !
もちろん自分へも。。
このエッセイは、私の遺書であり
気晴らしであり
抱擁なのである
もふもふもふもふもふ