【映画】ワンダーウーマン ※ネタバレあり
こんにちは。あんこ餅と申します。さっそく25日に公開された映画『ワンダーウーマン』を観てきました。個人的には大好きな映画です。もう一度観たいですね。【あらすじ】※ネタバレありです。物語は神々のお話から始まります。ギリシャ神話に登場する神ゼウスは人間を創りだしたが、息子のアレスが、人間が嫉妬や恨みの感情を互いに持つように仕向けます。ゼウスは何とかしてアレスを致命的な状態にし、アレスの襲来に備えて「女性だけの島」を創ります。この島の女性たちは武術に長けており(とくに弓と剣)、皆んな強く、そして美しい者たちばかりです。ゼウスと島の女王のあいだに生まれた主人公のダイアナ(ガル・ガドット)もまた幼い頃から叔母に武術を教わります。ある日、島に時空を超えて空から飛行機ともに落ちてきたスティーヴ・トレバー大尉(クリス・パイン)をダイアナは救います。彼は第1次世界大戦のさなか、イギリスのスパイとしてドイツ軍から毒ガスの情報を盗んだために敵から追われてました。スティーヴは一時的にダイアナの住む島に拘束されるも、戦争で罪のない人々が殺されていると知ったダイアナは脱出を手助けし、彼女もともに人間界におり立ちます。スティーヴとダイアナはチームを結成し、スティーヴの上司であるパトリックの支援を得ます。目指すは、毒ガスをロンドンに投下しようと企むマル博士とルーデンドルフ司令官の秘密基地です。ダイアナはルーデンドルフを追いつめて殺すことに成功しましたが、戦争は終わりません。結果的に、影で人間を操っていたのはパトリックの姿をしたアレスでした。ここで、ダイアナはアレスを殺すことのできる「ゴッドキラー」であったことが明かされます。スティーヴはロンドンを目指す毒ガスの飛行機に乗り自爆する使命を、そしてダイアナは実の兄アレスを倒す使命を全うします。第1次世界大戦が終結し、ダイアナはルーブル美術館で働きつつも、現代でまた人々を救いにいく場面で終わります。【感想】選択できる女性ダイアナこの映画を観てまず、ギルマン(Charlotte Perkins Gilman, 1860-1935)の小説Herland(1915)を思い出しました。女性だけの世界があれば平和になる。そんなユートピア小説ですが、今から100年以上も前に書かれたものです。ダイアナもちょうど第1次世界大戦から現代を生きていますから、小説と時代は少しかぶります。そして、女性だけの島が登場する『ワンダーウーマン』の見どころも、やはりユートピア的な女性の世界にあると思います。彼女たちはあらゆる言語を話せるので、まず人間界のように国同士の争いが生じた場合でも、その言語能力で他者を理解する能力が備わっています。また、男性が島に存在しないことで、結婚や不倫、浮気、嫉妬、出産といった概念や感覚を知りません。女性のユートピア的世界では、争いの原因となるものが見当たらないのです。しかし、ダイアナは男を知ることで、自分の進む道を「選択」できる女性となっていきます。「島に残って、私はいったい何になるの?」というダイアナの台詞が示しているように、島にとどまり続けていたら自分には人生の選択肢はなく、闘いのない平和な世界を生きていくことになります。人間界に降り立ったダイアナには、「選択」することをスティーヴからも学びます。スティーヴは何度か「信念」について言及しています。何を信じて何を選択するのかは、自分の信念に基づいているのです。スティーヴも毒ガスの発明を阻止すれば多くの人々が死ななくてすむという自分の信念のもと行動し、自ら命を落とします。スティーヴの信念と彼からの愛を知ることで、ダイアナはたとえ人間界が愚かな世界であったとしても、全ての人間がそうではないのだと悟ります。そして、その人間界で今もなお人々を救う選択をしているのだと思います。余談ですが、ダイアナが最高にかっこよく、そして美しかったです。ひとつだけ言うならば、ダイアナに殺されたドイツ兵たちもまた罪なき兵士であったりするのかなと少し疑問に思いました。(これは仕方ない問題ですね。)何はともあれ早めに観れて良かったです。2017.8.30あんこ餅