かつら(鬘)の話。
ブライダルのコラムなので、かつらといっても和装のかつらの話。
ブライダルの和装には
打掛(うちかけ)と引振袖(ひきふりそで)が主に登場します。
今、人気があるのは、黒引き、と呼ばれる引き振袖ですね。
こちらには、かつらではなく、洋髪で仕上げる事が多いです。
打掛には白無垢(しろむく)と色打掛(いろうちかけ)があり
今の挙式事情では
前者がウエディングドレスのような、
後者がカクテルドレスのような、そんな感じで扱われます。
そして、その打掛をお召しになるときに、かつらが登場するわけです。
かつらも、時代の流れもあり、人気は落ちる一方でしたが
(重いとか、痛い、とか)
かつらもずいぶん改良され、
最近は、和婚流行りのせいもあり、また人気があるようです。
そこで、サロンの打ち合わせで
最新のかつらを見せていただける機会があり、
やはりかぶってみないとわからない、ということになり、
結婚もすんでいるスタッフがかぶってみましたが、まあ似合わない事!
もちろん和装のお化粧もしていないですし、制服のブラウスのままですし
当たり前なのですが、かぶってみて意外に勇気が居るもんだな、と。
ところが、かぶりながらまじめに打ち合わせを進めている間に
なんというか、慣れるとか、なんだか似合っているように感じてくるものなのです。
もちろん、いいかつらでした。
軽いし、ちゃんと今の人の顔型に合っているし
髪の色も真っ黒じゃないんですよ。
ちゃんと茶髪なんです。(不自然じゃない程度に)
始めは、似合わないと感じるかもしれません。
何度、見返しても、気恥ずかしい感じがするかもしれません。
でも時代によって変わる洋髪より、
ずっと後になった時に、
若い時に撮っておいてよかったなと感じるものなんだと思います。