かつら(鬘)の話。


ブライダルのコラムなので、かつらといっても和装のかつらの話。

ブライダルの和装には

打掛(うちかけ)と引振袖(ひきふりそで)が主に登場します。

今、人気があるのは、黒引き、と呼ばれる引き振袖ですね。

こちらには、かつらではなく、洋髪で仕上げる事が多いです。


打掛には白無垢(しろむく)と色打掛(いろうちかけ)があり

今の挙式事情では

前者がウエディングドレスのような、

後者がカクテルドレスのような、そんな感じで扱われます。


そして、その打掛をお召しになるときに、かつらが登場するわけです。


かつらも、時代の流れもあり、人気は落ちる一方でしたが

(重いとか、痛い、とか)

かつらもずいぶん改良され、

最近は、和婚流行りのせいもあり、また人気があるようです。


そこで、サロンの打ち合わせで

最新のかつらを見せていただける機会があり、

やはりかぶってみないとわからない、ということになり、

結婚もすんでいるスタッフがかぶってみましたが、まあ似合わない事!

もちろん和装のお化粧もしていないですし、制服のブラウスのままですし

当たり前なのですが、かぶってみて意外に勇気が居るもんだな、と。


ところが、かぶりながらまじめに打ち合わせを進めている間に

なんというか、慣れるとか、なんだか似合っているように感じてくるものなのです。


もちろん、いいかつらでした。

軽いし、ちゃんと今の人の顔型に合っているし

髪の色も真っ黒じゃないんですよ。

ちゃんと茶髪なんです。(不自然じゃない程度に)


始めは、似合わないと感じるかもしれません。

何度、見返しても、気恥ずかしい感じがするかもしれません。

でも時代によって変わる洋髪より、

ずっと後になった時に、

若い時に撮っておいてよかったなと感じるものなんだと思います。






「前撮りはしたほうがいいのですか?」と、よく質問されます。


メリットは、挙式の日と違う日にとるので、披露宴で時間を取られず

なうべくたくさんの時間をみなさんと過ごせる、

デメリットは費用がかさむ、ざっくりとこんなところではないでしょうか。


私自身は、前撮りではなく、当日、披露宴進行に挟んで、

ホテル内のスタジオ(通路?みたいな記憶も・・・)

ウエディングドレスとカクテルドレスを撮りました。


現在の夫である新郎は、披露宴が進行に伴ない

進められるがままにお酒を飲み、あーあーあーあー。

カクテルドレスを撮影する時は、顔がピンク色。

(ちなみに、私のドレスも濃いピンク色)

なんだかなあと思いつつ、それはそれでいい思い出です。


先日から、和装のフォトプランが始動し、

お客様がお申し込みくださいました。

その方は12月の挙式なのですが、おじい様とおばあ様のお体調を気遣い

先に、和装をみてもらいたい、そんな思いでお申し込みくださいました。

ご家族みなさまでの楽しい時間を過ごしていただけたと思います。


お写真が出来上がった時に、お母様の若かりし日の、ご婚礼の写真をお持ちくださいました。

和装の写真はいいですね。

20数年の時がたっても、同じ婚礼の衣裳を着て、流行など関係なく、

親子のつながりを深く感じる・・・

心からうらやましく、そして素敵な事だと思いました。


次回は、少しさかのぼりますが、

カツラについて、書いてみたいと思います。





今日は、お腹に赤ちゃんのいる新婦様が、ドレスのサイズの最終確認に。

6ヶ月に入ったお腹は、予想よりも小さく、少しも目立たなくってホッ。

以前に9ヶ月に入るくらいのお嫁さんを担当した事もあります。


ドレスにはマタニティ用といわれるものもありますが、

最近の傾向は好きなデザインを直して着る、が多いのではないでしょうか。

私達も、そうしてレンタルします。

意外なのは、足がむくんだりすること。


体調の悪い方は最初からお式をしないのか、

みなさん、元気ですね。

過剰に気遣う私を笑うお嫁さんたち・・・。

元気にお式を迎えてほしいです。