私は息子を40代で産んだ高齢ママ。
でも弱冠8年目の新米ママでもある。
人生の苦難はそれなりに経験したつもりだけれど、それでも今までに息子のことではたくさん泣いた。
慣れない文化での初めての妊娠出産。
家族のいない国での子育て。
外国人の主人との育て方の違い。
言う事を効かない息子に困り果てた日々。
暴力を振るうようになった息子に殴られた時。
周囲からの理解が得られなかった時。。。
でも、今日犬の散歩中にふと、自然の中で元気に遊ぶ大勢の息子と同年代の子供達を見て、胸が締め付けられて涙が止まらなくなったのには自分でも驚いた。
モンタは小さな頃から自然が大好き。
虫や動物が大好き。
走り回るのが大好きだった。
一番初めに発した言葉は日本語の「木」。
ベビーカーを押してのいつもの森の散歩コースで、木を指さして「あれは何?」と言わんばかりに嬉しそうに声をあげる息子。
私は来る日も来る日も「あれは木だよ」「これも木だよ」「モンタは木が好きだねぇ」って話しかけていた。どうしてこの子は木にしか興味がないんだろうって思いながら。。。
それらはきっと、今思えば発達障害の特徴。
だから今日、他の子ども達みたいに、同じ年代のお友達と自然の中で大勢で遊べることはないのかな。。。って思った途端に、たくさんの"ごめんね、こんなふうに産んでしまって" と "どうしてうちの子が?"の気持ちがごちゃまぜになって私の心がいっぱいになってしまって涙が溢れて来たのだった。
今ではモンタは2カ国語を上手にあやつっているけれども、それでもやっぱり相手のいるコミュニケーションは苦手だ。
前の学校の友達との会話を見ていても、いつも一方的に喋っているだけ。会話になっていないし、相手が嫌がってることもわからない。ゲームや遊びのルールもイマイチわかっていない。
幼稚園の頃はそれでもなんとかなった。
小さな子供はみんな自分のことばかり喋りたがるものだから。
でも小学校も2年生にもなると、彼らにも会話のルール、遊びの中での暗黙のルールが出来てくる。それがモンタにはわからなかったから、いじめられたりからかわれたりするようになっていった。
これから特別学校に転校したら、少しずつ色んなコミュニケーションを覚えて行くのかな。
いつかモンタもあんなふうに大勢の子どもたちと一緒に遊べるようになるのかな。
なるよね、きっと。
ううん、別にならなくてもいい。
モンタはモンタだから。
子供にはそれぞれ違った個性があるのだから。
今は自己肯定感が低くなってしまった彼が、将来自分はアスペルガーでも幸せだって思えるようになればそれでいいよね。
私は飼い犬に話しかけながら、眩しいくらいにキラキラした目で遊ぶ子どもたちの横を少し羨ましい気持ちで、それでいて微笑ましい気持ちで通り過ぎて行った。
泣いていたってなんにも始まらない。
母は強くならなきゃ!だてに歳とってないぞ!
よし、前を向いて行こう。