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新海誠さんの言の葉の庭。読んでみました。

たまたま本屋さんの角川コーナーでみかけた本。

言の葉の庭は”君の名は”で有名な新海誠さんの2013年の作品。

”君の名は”の映像や音楽にとても感動したので小説はどうなんだろう?って思い購入。

わたしなりの感想です。

 

 

 

 

 

登場する女性が全て美女設定。(小説)

 

 

 

 

雪乃さん  → ヒロイン。生まれ持ってのガチの美女。聡明。奥ゆかしい。巨乳。細身。

 

寺本さん  → 兄貴、翔太の彼女。女優の卵。快活。爽やか。奥ゆかしい。

        かなりの美女設定。

 

相澤さん  → 雪乃をいじめるJK。生まれ持っての美女ではないけれど後期努力によって

        美を習得。確実にAKBくらい、あるいはそれ以上はある。

        (生まれ持ってのスタイルはいいそうなので)

        普通のJKライフを謳歌して、それなりに彼氏作ったり仲間がいたり。

        派手め女子。

 

玲美さん  → 母さん。なんか見た目は若いらしい。1まわり年下の彼氏がいる。

        なんだかんだ玲美さんが一番リアルにいそうな人。見た目若いはず。

        酒飲み。家事しない。ハレグゥのウェダを思い出した人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいや美女多すぎない?w

よく男性むけの漫画とかであるハーレム状態を思い出した。

 

 

 

 

 

人は見た目が9割

って本もあるくらいだし、本の世界くらい見た目ハイスペックは基本装備でって感じなのか?

 

 

 

 

 

 

確かに人をすきになるってたいてい理屈では語れないし

わたしは、本の世界に現実的かどうかは求めていない。

けど読み進めるうちに変な違和感を覚えた。

美しいものだけを意図的に選んでいった
妙な違和感みたいなもの。
うまく説明できないけど。

 

 

美を際立たせるぶっこわし(小説)

 


途中、相澤の話が入る。

雪乃先生を慕っていた時期。

いじめに変わる時期。

トータルすると今までに比べるとかなりダークなやつ。



これはある意味とてもよかった!




その妙な美しいもの寄せ集め感を
いい意味でぶっこわしてくれた。
これがあったことによって私の中ではこの作品の美しポイントが際立った。

公園での東屋で過ごす時間がはかなくて貴重なこと。
多くの言葉がなくとも、相手のことをちっとも知らずとも惹かれていくことの
奇跡が本当に奇跡ってこと。

To 言の葉の庭 新宿御苑 みんなの映画フレックス






美しいものを寄せ集めただけでは
不完全なのかもしれない。
綺麗な言葉とか場所の描写とか並べるだけでは平坦な絵。
でもそこに別の側面の残虐さや、恐怖の気持ちや厳しい現実とか
が加わってくると平坦な絵が妙にリアル化されて
美しいとこが際立つってかんじ。


 

 





そういえば今、怖い絵展やってるね。

ポール・ドラローシュ 《レディ・ジェーン・グレイの処刑》(1833年油彩・カンヴァス ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵)Paul Delaroche, The Execution of Lady Jane Grey, (c)The National Gallery, London. Bequeathed by the Second Lord Cheylesmore, 1902

一見、美しい絵画の裏には殺人や陰謀、悲劇や怨恨といった恐怖のドラマが潜んでいることがある。

引用元→https://casabrutus.com/art/51898

怖い絵展→http://www.kowaie.com/

 

 

 

 

これもさ、この絵に秘められた恐怖のドラマとやらがあることで

より惹かれるんだろうな。

 

この”言の葉の庭”小説内の

ちょっと似たものを感じた。

 

 

 

 

 

 

 

新宿御苑的なとこいきたい病にかかる

 

 

 

あと、この作品を通じて新宿御苑にいった人とかが結構いたらしい。

すごく気持ちわかる。

なにこれ新宿御苑いきたいってなったもん。

 

 

 

過去にこれに似たような場所にいったこと絶対あるはず。

だから容易に想像できるし

そんな場所でなんかロマンスおこらないかな的な憧れはずっと持ってるよね。

 

 

 

 

 

万葉集はやっぱいい

 

万葉集がせつなさかもしだしてくる。

声にだしてよんでみたいシリーズに入るやる。

リズムがよくて気持ちいい。

やすが日本最古の和歌集。

 

 

 

 

 

鳴る神の 少し響みて(とよみて) さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ

(雷が少し轟き、曇ってきて、雨でも降らないかしら。あなたを引きとめられるのに)

 

 

 

雷神(なるかみ)の 少し響みて 降らずとも 我は留らむ 妹し留めば

(雷が少し轟き、雨が降らなくても、私は留まりますよ。あなたが引きとめて下されば。)

 

 

 

 

 


他力を願わざるえない時代なのかな。
せつない。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映像をみて

 

 

小説読んでから映像も気になって

アマゾンプライムでレンタル100円だったから映画の方も観てみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

最高すぎた!!
最高すぎた!!
最高すぎたーーーーーーーーーーーーー!!!!

 

いや。やはり新海監督、あなたは映像監督ですよ!アニメーション作家ですよ!

きっとアニメーションと音楽、適切な間を読み手にゆだねる

小説よりも映像の方がいい!

 

いやきっとわたしだからそうなのかもしれないけど。。

音楽のタイミングとか、植物の揺れかたとか、細かい葉が風落ちるスピードとか

かなりツボ。

 

 

圧倒的に映像!

いいよ!まじで!

みじかかったし観るべき!

ね!ね!

 

 

 

 

話の内容把握はもちろん小説。

それぞれの立場の視点で書かれてるから、今孝雄がどうおもってるか?

母はどう感じてるか?なんで雪乃ちゃんそうなったの?とか全部手に取るようにわかります。

ってことで

 

 

 

 

 

映像みてからの小説みてからの映像

 

 

がベストだったんじゃないかなー?

って今思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小説 言の葉の庭(角川文庫)