何年も前に治療して以来、一本も無かった知覚過敏。
 
突然歯全体で冷たいものが無茶苦茶しみ始めました爆弾爆弾
 
1/20のステロイドパルスから2ヶ月後、
3/21の出来事です。
 
「これもどうせステロイドの副作用だ。どうせそうよ口笛
ってもう驚きもせず、ネット検索。
 
骨吸収が原因と書いてある記事があり、
骨粗しょう症とか大腿骨頭壊死とかの副作用が急に身近にガーン爆弾
 
「ステロイドパルス前に骨密度測定したとき十分大丈夫って言われたのに、
2ヶ月でもう骨粗しょう症!?心の準備がまだ!」って汗汗
 
だがしかしっ!
 
違う説がありました!
骨粗しょう症じゃないって✨
ステロイド減らしたら症状も消失、軽快するって爆笑アップアップ
 
それなら良し。
耐えられます。余裕。
 
歯全部がむちゃくちゃしみるけど笑い泣き
 
 
以下、東北大学の論文の抜粋です。
 
近年,ステロイドの投与を受けた患者の中に,象牙質知覚過敏様の歯痛(ステロイド性歯痛と仮称)を訴える患者をしばしば経験する。
しかし,ステロイドと歯痛に関する学術的な報告はなく,副作用として認識されていないのが現状である。(略)
本院血液免疫科通院患者220名に対するアンケート調査により,ステロイド投与後の歯痛(ステロイド性歯痛)の有無やその歯痛の特徴について検討した。
その結果,ステロイド服用患者の約18%にステロイド性歯痛がみられ,ほとんどの症例で冷刺激による全顎にわたる強い誘発痛がみられた。
ステロイドパルス療法(大量のステロイド投与)を受けた患者では,非パルス療法患者に比べ,ステロイド性歯痛の発症率が有意に高く,ステロイド減量に伴い症状が軽快または消失する特徴がみられた。
統計学的に検討した結果,ステロイド性歯痛の発生頻度はステロイドの投与量に依存して上昇することが示された。
 
ステロイド性歯痛の発症メカニズムを検討するために(略)
観察部位は三叉神経節,脳幹とし,対象分子はCGRP,ATF3,Caspase3,Iba1,GFAP,p-p38の6種とした。その結果,三叉神経脊髄路核尾側亜核のマイクログリアに明らかな樹状突起の伸長がみられた。尾側亜核は歯痛を含む口腔内の感覚が投射する領域であるため,マイクログリアの樹状突起の伸長は疼痛情報を修飾している可能性を示唆している。
以上より本研究は,ステロイド性歯痛という新たな病態の存在を示し,その発症機序としてマイクログリアの樹状突起伸長の関与が示唆された。』