少し前に、私が女性であるために医者だと認識してもらえなかったお話を書いたのですが。

 

 

 

 

ここに書いた研修医時代のことで、思い出したことがあります。

 

 

「私が感染症の予防衣を着ていたら、医者だと思われなくて凹んだ」と、同期で研修医仲間のA君にボヤいたら…

 

「僕なんかさー。お昼時に病棟の廊下を歩いてたら、『お兄さん、そこのヨーグルト取ってくんない?』って女性の入院患者さんに言われてさー。

あんみちゃんはまだマシだよ。

僕なんか配膳係だと間違われたんだから。

でも、キッチリとヨーグルトを取って『はい!』って手渡ししてあげたけどね!」

 

と言って、A君はニッコリと笑いました。

 

 

A君は当時、通称ケーシーという床屋さんが来ていそうな医療用ユニフォームを着ていました。

 

大学病院から、男性医師全員に支給されていたものだし、医者でケーシーを着ている人はたくさんいて、配膳係のお兄さんのユニフォームとは違う感じだったんだけどなぁ。

 

 

私を明るく慰めてくれたA君。

 

 

研修医時代、大変なことがあっても、A君を始めとした仲間が支えてくれたりして、なんとか乗り切れました。

 

仲間って良いもんですよね〜。

 

A君、みんな、ありがとね〜。