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世の中のワインを愛する人たちへ。



私は、まったくついていけません。
まず、世の中に存在するブドウ品種をまだまだ把握しきっておりません。
一体、何が存在するの?どんな見た目なの?どう違うの?


ブドウ名をずらーっと言われると、外国で地下鉄の駅の名前を聞いているみたいな感覚。
聞きおぼえはあるけれど、位置関係が全然わからないみたいな感じ。


「ピノが好きなの」
「ブルゴーニュばっかり飲んじゃうんです」



と言われても、
そう言える時点ですでにレベルが違います。


ブドウの名前も、地域の名前も、

みんな初心者だと主張しながら、聞き慣れた名前がたくさんあるのだろうなあ。

本物の初心者は、単に覚えるべきことを暗記できないだけではなく、

ぶどうの名前や地域名のカタカナに区別がつかないのです。

おそらくエセ初心者の方々は、本物の初心者だったころの気持ちを

すっかりと忘れてしまっていることでしょう。
困っているのはエセではなく、本物なのです。
思い出して!あの時の記憶を!

と、私がつらつら書くのは、
なにかを訴えたいためではありません。
もはや何を質問すれば良いかわからず、手のつけようがないことに行き着いたので、
こうするより他にない…

というか、何を解決すればよいのか整理しているためでもあります。


正直、まだワインの美味しさがわかりません。

「美味しい!」と自覚できるのは、フルーツワインやシャンパンなど飲みやすいものばかり。
ティスティングをして飲み比べるうちにますますわからなくなってきて、
野菜の香り、なめし皮の香りなどと意識しているうちに食欲(?)も半減。
お茶や水は、素直においしいと思うのに。

そして違いも好みもわかるのに。

なぜでしょう。



でも、この世の中になんとワイン好きの多いことか。

バッカスだって、あんなに幸せそうだったではありませんか。

きっと、きっとこの先に素晴らしく魅力的な世界があるにちがいない!

という訳で、魅力がわかるまではどっぷり葡萄漬けになることにします。
他のものに漬けこまれるよりかは、一番健全で幸せに満ちている気がするでしょう?