先々月のお話になりますが、「UIA2011東京大会-第24回世界建築会議(The 24th world congress of Architecture)」が東京で開催されました

私は、9月25日から10月1日の期間中2日間足を運ぶことができました
今日はその参加レポートの第一弾として、9月27日に市ヶ谷のセルバンテス文化センターで行われた講演会「中南米における歴史的市街地の全面的修復」について自分なりにまとまてみました
講演の概要は、歴史的建築物修復の第一人者、建築家Pedro Tembouryより、キューバ・メキシコ・グアテマラ等における歴史的遺産修復のための偉大な業績を自ら紹介する、といった内容でした。
その中でも興味深かったお話は、キューバの首都ハバナの旧市街地の歴史的建造物を修復する際に、彼らが重要だと考えるコンセプトについてのものでした
Pedro Temboury氏は、ただ建造物をもとあった物に修復するだけではなく、「持続可能な街づくり」を目指すことを一つ目のコンセプトにしています
彼は、修復時にはワークショップを必ず開き、建築家が一方的に技術を伝達するのではなく、例えば地元でとれる材料を使用したり、昔からのその土地の家づくりの技術を活かしたり、また、その土地の建設業者に委託し、Local Levelで他に頼ることなく、住民参加型の街づくりを目指し、経済的な自立も促そうという試みです。
この試みには、さらに地元の住民のオーナーシップ、つまり住民自らが開発の主体であるという当事者意識を芽生えさせることや、観光業の発展も期待できます
さらに、Pedro Temboury氏は、入念な調査を基にマスタープラン(建築の基本計画)を立てることを、歴史的市街地の全面的修復におけるコンセプトにしています。
彼は、現在の状況を悪化させないようにしたり、先住民への配慮をするために、まずその国や土地の歴史、地理、人口、市民参加や国際機関の介入が可能かどうかなど徹底的に調べあげます。また、マスメディアを通して事業への理解を高めるとことにも力を入れます。
このような、包括的なアプローチを用いて、その都市についてまず「知る」、「検討する」、そして、それを経て初めて「修復する」段階に移るといったこの一連のプロセスを非常に重要だと考えているようです
歴史的市街地の全面的修復に携わるときに、建築家はそのもの自体の修復を考えるだけではなく、都市全体の外観や機能を配慮しなくてはなりません
昔からの古い建物を活かすために、新しいホテルや施設はどうすればよいか。見た目の問題だけではなく、いかにして古い建物を残しつつも、都市の機能性も高める工夫ができるかが課題なのだと思います。
また、その修復に必要な財源はどうするかといった問題も避けることはできません
そのためにも、歴史的市街地の全面的修復というのは、ただもとあった姿に戻すことだけではなく、お金を生み出す仕組み作りをすることも、「持続可能な都市づくり」を目指すとき、建築家が考えていかなくてはならない問題であると思いました
「持続可能な都市づくり」についてどんなアプローチができるかは、また別の機会に考えてみたいと思います
皆さんのコメント待ってまーす
chao
yurie.t

私は、9月25日から10月1日の期間中2日間足を運ぶことができました

今日はその参加レポートの第一弾として、9月27日に市ヶ谷のセルバンテス文化センターで行われた講演会「中南米における歴史的市街地の全面的修復」について自分なりにまとまてみました

講演の概要は、歴史的建築物修復の第一人者、建築家Pedro Tembouryより、キューバ・メキシコ・グアテマラ等における歴史的遺産修復のための偉大な業績を自ら紹介する、といった内容でした。
その中でも興味深かったお話は、キューバの首都ハバナの旧市街地の歴史的建造物を修復する際に、彼らが重要だと考えるコンセプトについてのものでした

Pedro Temboury氏は、ただ建造物をもとあった物に修復するだけではなく、「持続可能な街づくり」を目指すことを一つ目のコンセプトにしています
彼は、修復時にはワークショップを必ず開き、建築家が一方的に技術を伝達するのではなく、例えば地元でとれる材料を使用したり、昔からのその土地の家づくりの技術を活かしたり、また、その土地の建設業者に委託し、Local Levelで他に頼ることなく、住民参加型の街づくりを目指し、経済的な自立も促そうという試みです。
この試みには、さらに地元の住民のオーナーシップ、つまり住民自らが開発の主体であるという当事者意識を芽生えさせることや、観光業の発展も期待できます

さらに、Pedro Temboury氏は、入念な調査を基にマスタープラン(建築の基本計画)を立てることを、歴史的市街地の全面的修復におけるコンセプトにしています。
彼は、現在の状況を悪化させないようにしたり、先住民への配慮をするために、まずその国や土地の歴史、地理、人口、市民参加や国際機関の介入が可能かどうかなど徹底的に調べあげます。また、マスメディアを通して事業への理解を高めるとことにも力を入れます。
このような、包括的なアプローチを用いて、その都市についてまず「知る」、「検討する」、そして、それを経て初めて「修復する」段階に移るといったこの一連のプロセスを非常に重要だと考えているようです

歴史的市街地の全面的修復に携わるときに、建築家はそのもの自体の修復を考えるだけではなく、都市全体の外観や機能を配慮しなくてはなりません

昔からの古い建物を活かすために、新しいホテルや施設はどうすればよいか。見た目の問題だけではなく、いかにして古い建物を残しつつも、都市の機能性も高める工夫ができるかが課題なのだと思います。
また、その修復に必要な財源はどうするかといった問題も避けることはできません
そのためにも、歴史的市街地の全面的修復というのは、ただもとあった姿に戻すことだけではなく、お金を生み出す仕組み作りをすることも、「持続可能な都市づくり」を目指すとき、建築家が考えていかなくてはならない問題であると思いました
「持続可能な都市づくり」についてどんなアプローチができるかは、また別の機会に考えてみたいと思います

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