以前、参加していた手話サークルのひとつで
「子どもの頃の記憶(思い出)」を語る日があった。
正直、この手の話は一番つらい。
良い思い出もあったに違いないけど、嫌な思い出の方が強すぎて、無かったことの様になってしまう私の記憶。
とにかく一番に思い出すのは「目」だ。
継母の「目」・・・キツい「目」、ずっとこちらを睨んでいる「目」。
どこに行っても発言が出来ない。
答えるより先に継母の「目」を見る。
その「目」に何も言えないほどの強い圧があって、私は瞬時に黙り込む。
「可愛げのない子」「子どもらしくない子」というのが、子どもの頃の私の評価だった。
その評価は大人になっても同じで、看護師時代は先輩たちから「しっかりしているけれど可愛げが無い」と言われた。
可愛げが無いので・・・
当然可愛がってもらえない(^^;
高看(高等看護学校→准看護師免許を所持している者が正看護師目指して学ぶ場所)時代の看護実習で、仲間たちと楽しく過ごせた私が病棟勤務に戻った時に、就職時に世話になった婦長(今で言う師長)から言われたことは衝撃だった。
「あんたが笑うようになって私は嬉しい。本当に笑わない子だったから心配で仕方なかった。」
私にそんな意識はなく、普通に過ごしていたと思ってたけど、、、
あの継母の「目」
同じ「目」をした人と、その後の人生でふたり出会うことになる。
ひとりは手話サークルの先輩。
数年の後、PTSDの症状が出てサークルを一度辞めることになる。
もうひとりは隣の奥さん。
引っ越したのでホッとしたが家は残っている。
すでに新しい方が住んでいるので言えないけど、、、
今でも家すら見たくない。
そのふたりは、継母と同じで「社交的」で「友人多く」、そして「賢く」「美人」かも💧
「目」だけでなく、人に物を言わせない、上からかぶせるように声を大きくして言ってくる、そしていつしか周囲を自分のペースに巻き込んでいる。
全て似ている。
残りの人生がどのくらあるかわからないが、これ以上同じ「目」には出会いたくないものだ。