YouTube で「噴火」と入れてみたら、日本列島周辺で、最近、こんなに噴火していたのね!!
なんか、映画の導入部分みたいだが、このあとに東日本大震災が続くのだから、どう考えても、一連の出来事に見える。しかも、まだ続くのではないか。
こんな島に原発を54機も作るなんて
2009年2月2日 浅間山噴火
2009年6月14日 千島列島松輪島噴火
2009年4月4日 桜島噴火
2009年10月3日 桜島南岳が噴火
2010年2月4日 硫黄島海域で海底火山が噴火
2010年02月08日 桜島噴火
2010年6月12日 カムチャツカ半島のシベルチ山噴火
http://www.mosnews.com/world/2009/06/12/shiveluch/
2010年10月28日 カムチャツカ半島のクリュチェフ山とシベルチ山とが同時に噴火
2011年1月17日 霧島新燃岳52年ぶりに噴火
1月27日の映像
なんか、映画の導入部分みたいだが、このあとに東日本大震災が続くのだから、どう考えても、一連の出来事に見える。しかも、まだ続くのではないか。
こんな島に原発を54機も作るなんて
2009年2月2日 浅間山噴火
2009年6月14日 千島列島松輪島噴火
2009年4月4日 桜島噴火
2009年10月3日 桜島南岳が噴火
2010年2月4日 硫黄島海域で海底火山が噴火
2010年02月08日 桜島噴火
2010年6月12日 カムチャツカ半島のシベルチ山噴火
http://www.mosnews.com/world/2009/06/12/shiveluch/
2010年10月28日 カムチャツカ半島のクリュチェフ山とシベルチ山とが同時に噴火
2011年1月17日 霧島新燃岳52年ぶりに噴火
1月27日の映像
城南信金の理事長が重大なメッセージを出した。私は、旧大蔵省と大銀行を中心とする金融マフィアが資金の流れを無茶苦茶にしていることが、日本社会を歪めていると考えている。鍵になるのは信用金庫であることは、たとえば中村尚司教授が指摘したところである。信用金庫が立ち上がることは、決定的な重要性をもっている。
これは2月1日のニュース。もしかしたら、この噴火も、東日本大震災も、一連の出来事なのかもしれない。気になるのは、下の図のように、赤いマークの付いている新燃岳の左50キロほどのところに、川内原発(89万キロワット×2機)があることだ。霧島と桜島と川内原発とを頂点とする正三角形ができるのだが、こんなところに原子力発電所を作るなんて、悪い冗談としか思えない。

==============
闇にとどろく火山雷…新燃岳で小規模噴火
鹿児島、宮崎県境の霧島連山・新燃岳(1421メートル)で18日午後7時22分、小規模な噴火が観測され、山頂付近では「火山雷」も見られた。
噴火は今月9日以来。
鹿児島地方気象台によると、噴煙は火口から約2000メートルの高さまで上がり、南東方向へ流れた。噴石が火口から約1キロの範囲に飛散したのが確認された。宮崎県高原町によると、火口から約10キロの花堂地区周辺で、1・5センチ前後の火山れきが降り、住宅3戸の太陽光パネル計8枚と車のガラスが割れた。
(2011年4月19日14時46分 読売新聞)
=============
011年1月29日 12:20:38: 9XFNe/BiX575U : V98VavwrXo
http://mainichi.jp/seibu/news/20110128sog00m040006000c.html
新燃岳:「享保噴火」に匹敵か 専門家の見方
新燃岳の噴火について、霧島火山に詳しい井村隆介・鹿児島大准教授(火山地質学)は、「(江戸時代の)享保噴火(1716~17年)に匹敵する可能性がある」とみる。
享保噴火は(1)水蒸気爆発(2)マグマ水蒸気爆発(3)中規模噴火(4)大規模噴火--と発展し、約1年半で終息した。死者5人、約600戸以上の被害が出た。井村准教授は今回の噴火により(2)から(3)の中規模噴火に進んだとみている。
気象庁の噴火警戒レベルが3に引き上げられ、半径2キロが入山規制されたが、27日午後に上空から観測した井村准教授は「人家ほどの大きさの噴石が飛んでいた。風向き次第では2キロでは不十分。近づかないことが重要」と強調した。農作物への降灰被害は今後も続くとみられ、宮崎・鹿児島両空港が使えなくなることもありうるという。また、火砕流だけでなく、土石流の可能性もある。
今回の噴火を予見していた研究者もいる。九州大の松島健・准教授(固体地球物理学)は国土地理院のGPS(全地球測位システム)観測で、えびの(宮崎)-牧園(鹿児島)間などの基線が09年12月ごろから隆起方向に伸びていたことに着目。地下にマグマが蓄積され上昇している、とにらんだ。
松島准教授によると、膨張は最大4センチに達したが、今回の噴火で山体が1センチほど収縮した。単純計算では4分の1のマグマを噴出したことになるという。だが、「地下深部からのマグマの供給は続いていると考えられ、全部出し切るかどうかも分からない」と分析する。
鍵山恒臣(つねおみ)・京都大教授(火山物理)は「大規模噴火に発展するなら何らかの前兆がとらえられるのではないか。地震にも注意が必要」と指摘した。1968年のえびの地震(死者3人)は、マグマ活動が原因の一つに挙げられている。震源が浅く直下型地震であるため、地震の規模が比較的小さくても大きな被害になりやすい。【山崎太郎】
http://www.jca.apc.org/mihama/rosai/elmundo030608.htm
福島原発は、たとえ運良くこのまま収束に向かったとしても、何十年にもわたって、片付けと掃除を続けねばならない。それには膨大な数の原発ジプシーが動員されることになろう。ヘタをすると、そういう人を生み出すために、格差を拡大するような政策さえとられかねない。
福島原発は、たとえ運良くこのまま収束に向かったとしても、何十年にもわたって、片付けと掃除を続けねばならない。それには膨大な数の原発ジプシーが動員されることになろう。ヘタをすると、そういう人を生み出すために、格差を拡大するような政策さえとられかねない。
前にも書いたが、こういうことを考慮し始めると、原発は赤字になってしまうのである。経済的にペイする範囲内で運営すると、いずれ大事故が起きるのでやはり大赤字になる。
なぜこんなシステムが「必要」と思い込めるのか、その精神の作動を解明し、解除することが、原発問題を解決するための根幹である。
=====================
原発:全事業者、電源長期喪失想定せず…国も「考慮不要」
2011年4月19日 2時39分 更新:4月19日 3時17分
電力各社が原子炉の核燃料が溶け出す「炉心溶融」など原発のシビアアクシデント(過酷事故)への対策をまとめた報告書で、発電所への外部電源や非常用ディーゼル発電機の電源機能を長時間失う事態をいずれも想定していなかったことが毎日新聞の調査で分かった。国は各社の報告書を了承していたほか、設計段階の国の指針でも電源を長時間失う事態を「考慮しなくてもよい」としており、電力会社と国双方の想定の甘さに専門家から批判が出ている。
過酷事故対策の報告書は、79年の米スリーマイル島原発事故などを受け、原子力安全委員会(現・内閣府原子力安全委員会)が92年に作成を推奨。起こりうる可能性が極めて低く、設計段階で考慮していなかった事態に対しても、対応手順や対策を求めた。電力各社は報告書を国に提出し、当時の通商産業省(現経済産業省)や安全委もこれを了承した。
停電などで原発への送電が途絶えた場合、非常用ディーゼル発電機が起動し、原子炉や使用済み核燃料プールなどを冷却するための代替電源となる。
電力各社は、電源が喪失した場合でも、原子炉内に7~8時間は注水を続けられる冷却機能を原発に備えている。これに加え、各社の過酷事故対策の報告書では、隣接する号機の電源を融通する▽非常用ディーゼル発電機を追加設置する--などの方法で電源供給能力を向上させるとした。しかし、発電所内の電源が8時間を超えるような長時間にわたって失われる事態を想定した社はなかった。
一方、安全委が90年に定めた原発の安全設計審査指針でも「長期間にわたる電源喪失は、送電線の復旧、非常用発電機の修復が期待できるため、考慮する必要はない」とされていた。
福島第1原発では、東日本大震災の影響で鉄塔が倒れるなどして、外部からの交流電源が途絶えた。その後の津波で1~6号機の非常用ディーゼル発電機13台中、6号機の1台を除く12台が使えなくなり、ほぼ全ての電源が一度に失われた。その後も長期間電源を復旧できず、原子炉圧力容器内や使用済み核燃料プールの燃料棒を冷却できなくなり、放射性物質の大量放出を招いた。
NPO法人「原子力資料情報室」の伴英幸共同代表は「電源はすぐに復旧されると考えられ、電源喪失が深刻な問題としてきちんと顧みられてこなかった。地震や津波といった広範囲に影響を与える事象を考えれば、複数の号機での電源トラブルが一度に長時間生じる可能性は高く、想定が甘いと言わざるを得ない。それを認めていた国の責任も問われる」と指摘する。【河内敏康、西川拓】
毎日新聞 2011年4月19日 東京朝刊
なぜこんなシステムが「必要」と思い込めるのか、その精神の作動を解明し、解除することが、原発問題を解決するための根幹である。
=====================
原発:全事業者、電源長期喪失想定せず…国も「考慮不要」
2011年4月19日 2時39分 更新:4月19日 3時17分
電力各社が原子炉の核燃料が溶け出す「炉心溶融」など原発のシビアアクシデント(過酷事故)への対策をまとめた報告書で、発電所への外部電源や非常用ディーゼル発電機の電源機能を長時間失う事態をいずれも想定していなかったことが毎日新聞の調査で分かった。国は各社の報告書を了承していたほか、設計段階の国の指針でも電源を長時間失う事態を「考慮しなくてもよい」としており、電力会社と国双方の想定の甘さに専門家から批判が出ている。
過酷事故対策の報告書は、79年の米スリーマイル島原発事故などを受け、原子力安全委員会(現・内閣府原子力安全委員会)が92年に作成を推奨。起こりうる可能性が極めて低く、設計段階で考慮していなかった事態に対しても、対応手順や対策を求めた。電力各社は報告書を国に提出し、当時の通商産業省(現経済産業省)や安全委もこれを了承した。
停電などで原発への送電が途絶えた場合、非常用ディーゼル発電機が起動し、原子炉や使用済み核燃料プールなどを冷却するための代替電源となる。
電力各社は、電源が喪失した場合でも、原子炉内に7~8時間は注水を続けられる冷却機能を原発に備えている。これに加え、各社の過酷事故対策の報告書では、隣接する号機の電源を融通する▽非常用ディーゼル発電機を追加設置する--などの方法で電源供給能力を向上させるとした。しかし、発電所内の電源が8時間を超えるような長時間にわたって失われる事態を想定した社はなかった。
一方、安全委が90年に定めた原発の安全設計審査指針でも「長期間にわたる電源喪失は、送電線の復旧、非常用発電機の修復が期待できるため、考慮する必要はない」とされていた。
福島第1原発では、東日本大震災の影響で鉄塔が倒れるなどして、外部からの交流電源が途絶えた。その後の津波で1~6号機の非常用ディーゼル発電機13台中、6号機の1台を除く12台が使えなくなり、ほぼ全ての電源が一度に失われた。その後も長期間電源を復旧できず、原子炉圧力容器内や使用済み核燃料プールの燃料棒を冷却できなくなり、放射性物質の大量放出を招いた。
NPO法人「原子力資料情報室」の伴英幸共同代表は「電源はすぐに復旧されると考えられ、電源喪失が深刻な問題としてきちんと顧みられてこなかった。地震や津波といった広範囲に影響を与える事象を考えれば、複数の号機での電源トラブルが一度に長時間生じる可能性は高く、想定が甘いと言わざるを得ない。それを認めていた国の責任も問われる」と指摘する。【河内敏康、西川拓】
毎日新聞 2011年4月19日 東京朝刊
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51699243.html
池田信夫氏がいろいろ批判されて「誤解だ」と弁明した。この議論に私は賛成できないので、書いておきたい。
=======
けさからツイッターで、やたらに「東電の手先」とか「いくら金もらってるんだ」とかいうコメントが来るので何事かと思ったら、勝間和代氏が謝罪したのでおまえも謝罪しろということらしい。でも申し訳ないけど、私は一度も「原発は絶対安全だ」とか「原発を推進しよう」とか言ったことないんだよ。
=======
なぜ池田氏がこう言うかというと、
原発推進派=原発絶対安全
原発反対派=原発は絶対に危険
という図式を描いているからである。しかし、既に述べたように、それはそもそも議論の誤認だと私は考える。
=======
結論からいうと私は原発推進派でも反対派でもなく、「現状維持派」ともいうべき立場である。総合的なリスクは原発より火力発電のほうが大きいが、こんな事故のあと原発を新設することは当分不可能だろう。しかし原発の運転を停止すると電力不足がもっと深刻になるので、とりあえず既存の原発は動かしてエネルギー政策を考え直したほうがいい。
=======
「総合的なリスクが原発より火力発電所のほうが大きい」というのは、
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51693454.html
による。しかし私は池田氏は事実誤認をしていると思う。
確かに、火力発電所は危険だ。たとえば日本の火力発電所の石炭はオーストラリアが多いが、一部が中国からやってくる。私は陝西省北部でフィールドワークをしているのだが、そこの石炭はかなりの部分が天津に運ばれて、日本に輸出される。中国の炭坑というのは、それはそれはすさまじく、アメリカの炭坑の500倍くらい、人が死ぬ。輸送にしても、何千台・何万台という数えきれない大型トラックが、天津に向かって果てしない渋滞の列を作っていて、良く横転する。この輸送の過程でも、沢山の人が死ぬ。またそれが引き起こす汚染も凄まじく、天津港など石炭で真っ黒である。その汚染は、恐らく、大量の癌死を生み出していることだろう。
だが、原子力がこういう問題から自由かというと、そうはいかない。たとえば、ウラン鉱山の汚染もすさまじい。
http://www.morizumi-pj.com/jadogoda/jadogoda.html
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No79/kid000927.PDF
などを見て欲しい。
※追記:石田靖彦氏から以下の指摘。「池田信夫氏が、石炭石油の採掘事故の死者の数から原子力は火力より安全であると述べているのは、原子力発電のために大量の石炭石油を使っていることを忘れた言い方でもありますね。」
ウランやプルトニウムの輸送の問題がどれだけ厄介かは明らかだ。確かにそれで死んだ人は石炭輸送で死んだ人より遥かに少ないだろう。しかし、原子力の問題点は、すべてが隠蔽化されていることだ。もしその輸送に何かあれば、何が起きるかわかったものではない。チェルノブイリの死者数にしても、評価の仕方で桁が何桁も変わってくる。ウラン鉱山の汚染にしても、何世代も続いていくので、一体、どこまでが放射線による被害なのか、わけがわからない。リスクを見積もることが原理的に難しいのが、原子力の最大の問題である。
放射能を使うことの本質的問題は、使っている今、問題が出るのではなく、将来に出ることであり、それが一体、どういう規模のどういう被害なのか、見当がつかない、という点にある。不確定性が大きすぎるのだ。それゆえ、これまでに出た火力発電所のもたらした被害と、原発のそれとを比較したら、原発が有利に決まっている。しかしだからといって「クリーン」などとは言えない。
=======
その場合、原発のアキレス腱は安全性より経済性である。4月5日の記事でも書いたように、原発は核燃料サイクルや損害賠償のコストを考えると、私企業には不可能なプラントになったといわざるをえない。
=======
まさにこの点こそが、原発に反対する人々の指摘してきたところである。軍事利用をする気がないのなら、どう考えてもソロバンが合わないのである。
=======
たぶん短期的な解はガスタービンだと思うが、長期的なエネルギー安全保障を考えると、原子力というオプションは捨てないほうがいいと思う。
=======
長期的に考えれば、日本列島のような地震・津波集中地帯に原発を作れば、いずれ大事故が起きる。安全保障面から考えて、有害無益である。すぐに止めて、片付けに入るのが、経済的に最も合理的である。そもそもこんな厄介なものに手を出さければ、もっと合理的だったのだが。
池田信夫氏がいろいろ批判されて「誤解だ」と弁明した。この議論に私は賛成できないので、書いておきたい。
=======
けさからツイッターで、やたらに「東電の手先」とか「いくら金もらってるんだ」とかいうコメントが来るので何事かと思ったら、勝間和代氏が謝罪したのでおまえも謝罪しろということらしい。でも申し訳ないけど、私は一度も「原発は絶対安全だ」とか「原発を推進しよう」とか言ったことないんだよ。
=======
なぜ池田氏がこう言うかというと、
原発推進派=原発絶対安全
原発反対派=原発は絶対に危険
という図式を描いているからである。しかし、既に述べたように、それはそもそも議論の誤認だと私は考える。
=======
結論からいうと私は原発推進派でも反対派でもなく、「現状維持派」ともいうべき立場である。総合的なリスクは原発より火力発電のほうが大きいが、こんな事故のあと原発を新設することは当分不可能だろう。しかし原発の運転を停止すると電力不足がもっと深刻になるので、とりあえず既存の原発は動かしてエネルギー政策を考え直したほうがいい。
=======
「総合的なリスクが原発より火力発電所のほうが大きい」というのは、
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51693454.html
による。しかし私は池田氏は事実誤認をしていると思う。
確かに、火力発電所は危険だ。たとえば日本の火力発電所の石炭はオーストラリアが多いが、一部が中国からやってくる。私は陝西省北部でフィールドワークをしているのだが、そこの石炭はかなりの部分が天津に運ばれて、日本に輸出される。中国の炭坑というのは、それはそれはすさまじく、アメリカの炭坑の500倍くらい、人が死ぬ。輸送にしても、何千台・何万台という数えきれない大型トラックが、天津に向かって果てしない渋滞の列を作っていて、良く横転する。この輸送の過程でも、沢山の人が死ぬ。またそれが引き起こす汚染も凄まじく、天津港など石炭で真っ黒である。その汚染は、恐らく、大量の癌死を生み出していることだろう。
だが、原子力がこういう問題から自由かというと、そうはいかない。たとえば、ウラン鉱山の汚染もすさまじい。
http://www.morizumi-pj.com/jadogoda/jadogoda.html
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No79/kid000927.PDF
などを見て欲しい。
※追記:石田靖彦氏から以下の指摘。「池田信夫氏が、石炭石油の採掘事故の死者の数から原子力は火力より安全であると述べているのは、原子力発電のために大量の石炭石油を使っていることを忘れた言い方でもありますね。」
ウランやプルトニウムの輸送の問題がどれだけ厄介かは明らかだ。確かにそれで死んだ人は石炭輸送で死んだ人より遥かに少ないだろう。しかし、原子力の問題点は、すべてが隠蔽化されていることだ。もしその輸送に何かあれば、何が起きるかわかったものではない。チェルノブイリの死者数にしても、評価の仕方で桁が何桁も変わってくる。ウラン鉱山の汚染にしても、何世代も続いていくので、一体、どこまでが放射線による被害なのか、わけがわからない。リスクを見積もることが原理的に難しいのが、原子力の最大の問題である。
放射能を使うことの本質的問題は、使っている今、問題が出るのではなく、将来に出ることであり、それが一体、どういう規模のどういう被害なのか、見当がつかない、という点にある。不確定性が大きすぎるのだ。それゆえ、これまでに出た火力発電所のもたらした被害と、原発のそれとを比較したら、原発が有利に決まっている。しかしだからといって「クリーン」などとは言えない。
=======
その場合、原発のアキレス腱は安全性より経済性である。4月5日の記事でも書いたように、原発は核燃料サイクルや損害賠償のコストを考えると、私企業には不可能なプラントになったといわざるをえない。
=======
まさにこの点こそが、原発に反対する人々の指摘してきたところである。軍事利用をする気がないのなら、どう考えてもソロバンが合わないのである。
=======
たぶん短期的な解はガスタービンだと思うが、長期的なエネルギー安全保障を考えると、原子力というオプションは捨てないほうがいいと思う。
=======
長期的に考えれば、日本列島のような地震・津波集中地帯に原発を作れば、いずれ大事故が起きる。安全保障面から考えて、有害無益である。すぐに止めて、片付けに入るのが、経済的に最も合理的である。そもそもこんな厄介なものに手を出さければ、もっと合理的だったのだが。
漸く、安全欺瞞言語が減ってきたのかもしれない。
元々、工程表を出せと言われても、誰も経験したことのない今回の事態に対して、責任をもって見通しをつけるのは無理である。それはやっているフリを助長する。
フランスの技術と言ったって、どうせ最後は生身の人間がするのだから、さしたる違いはない。
本当の話を詰めていこう。それはどんなに耐え難いひどいことであっても、欺瞞言語を積み上げて行ったのでは、また崩壊するだけだ。そんなことをしている余裕はない。
=============
東電工程表、実施に相当の困難と班目委員長
福島原発
内閣府原子力安全委員会の班目春樹委員長は18日、東京電力が発表した事故収束への工程表について「相当のバリアがある」と述べ、実施には困難が伴うとの認識を示した。
また「工程表の精査はできていないが、スケジュールありきで安全がおろそかになることは避けてほしい」と語った。
班目委員長は「一番難しいのは2号機対策」とし、理由としてタービン建屋地下に高濃度の放射性物質を含む汚染水があることを挙げた。フランスから導入予定の浄化処理技術についても「本当に(高濃度の汚染水に)使えるのか、安全委員会側として承知していない」と効果に未知数の部分が多いことを挙げた。
(2011年4月18日20時19分 読売新聞)
元々、工程表を出せと言われても、誰も経験したことのない今回の事態に対して、責任をもって見通しをつけるのは無理である。それはやっているフリを助長する。
フランスの技術と言ったって、どうせ最後は生身の人間がするのだから、さしたる違いはない。
本当の話を詰めていこう。それはどんなに耐え難いひどいことであっても、欺瞞言語を積み上げて行ったのでは、また崩壊するだけだ。そんなことをしている余裕はない。
=============
東電工程表、実施に相当の困難と班目委員長
福島原発
内閣府原子力安全委員会の班目春樹委員長は18日、東京電力が発表した事故収束への工程表について「相当のバリアがある」と述べ、実施には困難が伴うとの認識を示した。
また「工程表の精査はできていないが、スケジュールありきで安全がおろそかになることは避けてほしい」と語った。
班目委員長は「一番難しいのは2号機対策」とし、理由としてタービン建屋地下に高濃度の放射性物質を含む汚染水があることを挙げた。フランスから導入予定の浄化処理技術についても「本当に(高濃度の汚染水に)使えるのか、安全委員会側として承知していない」と効果に未知数の部分が多いことを挙げた。
(2011年4月18日20時19分 読売新聞)
「逆に言うと」というのも、物事をごまかすための用語である。
十年、二十年は住めない、ということを直前で実は言っているのだが、言っていないかのようにごまかしている。
===============
枝野長官の会見(十八日午前)
――松本官房参与がおっしゃる10年、20年は住めないという話はリアリティーのある話ではないのか。
「少なくともそういったことを具体的に判断できるような状況ではまったくない。周辺の、特に放射性物質の高いと思われる地域の土壌等をしっかりと調査をした上でないと、逆に言うと、見通しは立てられない状況だ。そして、それは原子炉からの影響が大きいだけに早 く収束をさせた上でないと、土壌を調査しても、逆に言うと、それ以降も相対的に少ない量とはいえ、周辺地域に比べれば、それだけ多く累積をする可能が高い。そういった意味で、早く収束をさせたうえで調査をして、見通しを示したいという状況だ」
十年、二十年は住めない、ということを直前で実は言っているのだが、言っていないかのようにごまかしている。
===============
枝野長官の会見(十八日午前)
――松本官房参与がおっしゃる10年、20年は住めないという話はリアリティーのある話ではないのか。
「少なくともそういったことを具体的に判断できるような状況ではまったくない。周辺の、特に放射性物質の高いと思われる地域の土壌等をしっかりと調査をした上でないと、逆に言うと、見通しは立てられない状況だ。そして、それは原子炉からの影響が大きいだけに早 く収束をさせた上でないと、土壌を調査しても、逆に言うと、それ以降も相対的に少ない量とはいえ、周辺地域に比べれば、それだけ多く累積をする可能が高い。そういった意味で、早く収束をさせたうえで調査をして、見通しを示したいという状況だ」