ある日のこと
妻がスマホいじりながら
「ラーメン食べたくない?」
と何気なく聞いてきます
私「まぁ、食べたいね」
不用意に答えてしまった
なんだか妻の目が
ギラッと光った気がします
暫くして
妻「ラーメン食べたくない?」
私「そうだね」
悪い予感
妻「ラーメン食べ行く?」
私「いいね〜」
確かにラーメンは食べたいが
妻「奢って」
出たよ
私「ベビースター?」
「チキンラーメン?」
ひとまず引き下がる妻
また暫くして
妻「そろそろお昼だね〜」
「ラーメン行っちゃう?」
「ラーメン奢っちゃう?」
これが妻の作戦です
ラーメン
ラーメン
ラーメン
ラーメン
ラーメンの呪文攻撃です
私の口はもう
ラーメン以外受け付けません
しかし
奢るかどーかは別の話だ
そもそも
給料はすべて妻が管理していて
決まった小遣いしか貰っていないのだが
妻はなぜか
私のお財布事情まで把握している
そして
余裕がありそうな時に
たかってくるのだ
まったくもって恐ろしい妻である
年金からも税金を取る
ズルい政府の様だと思うが
これは黙っておこう
ラーメン奢れと粘る妻
拒む私
妻「早くしないとラーメン延びちゃうよ〜」
「ラーメン売り切れちゃうよ〜」
ぐぬぬ
揺さぶりをかけてきます
妻「食べたいんでしょ?ラーメン」
最初に言い出したのは
自分のくせに
まるで私から言い出したかのような物言い
確かに食べたいから
否定できない
追い込まれた私は
結局
奢ってしまった
まぁ美味しかったから良いか
狙った獲物は逃さない妻の話しでした
ふう、やれやれだぜ