会社のおばちゃんの話し


50代後半のおばちゃん


このおばちゃんは
いつも飴をくれる

飴おばちゃん

です

もちろん
全員に配るのだが

私が不在の時でも
机の上に
勝手に
飴を置いていく

私がいる時は
ニコニコしながら
飴を差し出す

まさに
社内営業だな
と感心する



本当は
いらん
と言いたいが
波風立てぬよう
笑顔で貰っておく




飴おばちゃんは
残念な事に

仕事ができない

やる気もないし

覚える気もない


何年経っても新人みたいな
仕事しか出来ない

周りの人に仕事を押し付けるし

「自信がないからチェックして」
などと言って自分のした仕事を
若い子にチェックさせる


他にも色々ありすぎて
書ききれないが

もう私の中ではすでに

いなくてもいい人

に分類されている



後から入社した人たちに

「私がこの会社を回してる」

などと言っていた事もあるらしい


そんな事
恥ずかしくて
私にはとても言えない

飴を皆んなに配ってるって意味かな?
「私がこの会社(で皆んなに飴を)を回してる」



何かあるたびに
社長には常に報告してるが

「うん、わかった。その時が来たら辞めてもらおう」



その時っていつ?


人手不足だから
その時はしばらくやってこないだろう







こんな時は
会社の猫に相談してみよう






お猫様〜なんとかして下さい〜

何〜?



かくかくしかじか〜なんですよ


お前、文句ばっかり言うんじゃニャイ

すみません

飴おばちゃんは
お腹ナデナデしてくれる
いい人間ニャ

それ仕事中ですよね?

知らん

みんな真面目に働いているんですよ(みんな?)

お前の話しは眠いぞ!
眠くてたまらん!



すみません


お前厳しすぎるニャ

もっと優しい目で見てやるニャ


でも〜

働いてもらわないと

お猫様のご飯減りますよ

いいんですか?


ニャ!ニャニー⁈


カリカリとか

魚のヤツとか

減ってもいいんですか?


ダメだダメだ!

じゃあ〜

お前がその〜

あれだ

飴おばちゃんの分まで働け!


私がですか?

私はすでに他の人より働いていますよ


寝るな!寝ないで働け!

な?それでいいだろ?


そんなー

今は働きすぎると

国に怒られるんですよ

知らないんですか?


知らん

もう面倒くさいから寝るニャ

お前は寝ずに働け!



寝てしまった





猫に相談した私が愚かでした






以上

今後もたぶん変わらない

飴おばちゃんの話しでした




ふう、やれやれだぜ