1はこちらから専業主婦の価値とは
就職してみて、正直ここが私の居場所なのかはまだよくわからない。
今は、一生懸命目の前の仕事をこなすことを考えている。
しかし、ここでも思うのだ。
主婦には全く価値はない と。
どうしても低く見られるのだ。
経験がないから
おばさんだから
私だから
きっと全部なのだろう。
では問いたい。
手伝って欲しいと言われればやるが、何をさせても中途半端な上に結局その後始末をしなければならないような家事しかできず、外注できるほどの稼ぎがあるわけもない夫。
頼れるじぃじばぁばもいなければ、兄弟もいない。
おまけに子どもは重度のアレルギーで、外食はおろか加工品だって食べられない日々。
そして、食物アレルギーとは必ずと言っていいほどセットになっているアトピーのケア。
それをさも当然のようにこなし、若く美しくしていることを世間的に要求され、家を整え日々の家事をこなし、ママ友との調和を保ち毎日子供と公園に行き遊ばせる。
こんな生活の中で、これ以上どうすればよかったというのだ。
合間を見て勉強すればよかった
何か資格を取ればよかった
もちろんできる人もいるだろう。
でも私は、将来の自分のことより、今目の前の子供のことを考えた。
アレルギーがあったので、加工品や添加物のこと、類似品をどうにか作れないか。
アトピーだからとたくさん薬が処方されるが、これは果たして安全なのか。
そういった諸々のことを、片っ端から調べ上げた。
それこそ寝る間を惜しんで。
それは今の私にとても役に立っている。
全く後悔もない。
専業主婦しかやって来なかったと、馬鹿にするのならこれができるのかと、問いたい。
なぜ懸命にやってきた子育ては評価されないのか。
こんな社会だから、賢い若い女性たちは子供を産むことを諦めたのだ。
私は孫の顔を見てみたいし、柔らかな赤ちゃんの匂いを嗅ぎたいが、娘には必ずしも産んで欲しいとは思わない。
いつか、優しい世界になるまでは。