11月14日に、イケメンヴィランからアルフォンスの本編が配信開始になりましたねドキドキ

待ちに待った本編。

早速盲愛ルートを読み終わりましたの。



ざっとした感想を一言でまとめると、「彼を推しててよかった」


アルを推しててよかったなぁ・・と心から思えるぐらいには、本編の内容は素晴らしかったと思っておりますよ音譜



ここからネタバレ含みますので、ご覧になる方は自己責任でお願い致しますね。

見てしまって後悔しても責任は取りませんよ(←アル風に言ってみたかっただけ)
















アルの呪いは鏡の呪いつき🪞

呪いつきは悲劇的な最期を迎える定めにある宿命。

鏡の呪いつきのアルの宿命がついに本編で明らかになりましたが、とても悲しいものでしたね。

彼がこの世からいなくなってしまうと、彼の存在自体がいなかったことになってしまうというもの。

人々の記憶から彼の記憶だけがポッカリと抜けてなくなってしまうらしい・・・。


クラウン城のアルの部屋は、まるでそこには誰も使っていない、元々空き部屋でした。とでも言うかのように物が少ない。

自分がこの世からいなくなってしまえば、誰の記憶にも残らない。

生活感がまるでない部屋は、自分がいなくなった後に彼を知る人たちが困惑しないための彼なりの優しくて寂しい配慮だった。


・・・これだけで泣けてきたわよ😢



アルは不埒で、不謹慎で、無責任で夜遊びがライフワークの、一見ただのヤバい奴。

愉しい事が好き、辛い事・・辛い現実が嫌い。

現実が嫌なら逃げればいい。逃げられないのなら、狂ってしまえばいい。

自分がいつか死んでしまったら、誰の記憶にも残らない。存在すらなかったことになる。

誰か特定の人に踏み込みすぎてしまうと、その人の記憶の中にアルフォンスの存在が大きくなればなるほど、自分がいなくなってしまった時の苦しみが大きくなってしまう。

人を愛さないのは・・・そんな絶望を感じさせたくないから。

その自らの宿命を幼き頃に知ってしまったアルフォンス。

そんな自分の悲しい現実に逃れたいけど逃れられない。

逃れられないのなら・・・狂ってしまえばいい。


それが本編を読む前までのアルフォンス・シルベチカ。



本編でアルフォンスに振り回されながらも、真っ直ぐにアルフォンスと向き合い続けた駒鳥ちゃんと恋人同士になってからのアルフォンスの心境の変化が、とてもよかったです。


自分の命など羽よりも軽い・・いつ死んだっていい・・時間の流れの一つに過ぎないと、命をとても軽く捉えていたアルフォンス。

この点は・・・なんとなくリアムと似ているのかな?と思ったけど、リアムの場合は自分で自分を消し去りたいと思っていた方だから、少しニュアンスが違いますね。。


ともあれそんな彼が、駒鳥ちゃんの記憶に、心にズタズタに自分の傷跡をつけてやりたいと思うようになったこと。愛することを避けてきた彼が、駒鳥ちゃんだけを愛そうと思ってくれたこと。


盲愛ルート24話あたりで、アルがもし自分がいなくなって駒鳥ちゃんの記憶から自分が消え去れば、まっすぐで心の綺麗な駒鳥ちゃんはきっと他の真っ当に愛してくれる人と結婚して子供を産んで・・そんな幸せな未来が訪れるのだろう・・・・と想像をするシーン。

自分のことを忘れて、駒鳥ちゃんがそんな最期を迎えるなんて・・・・


「この上ないほどーークソ喰らえな展開ですね」


このセリフめっちゃグッときたよシルベチカ。



恋人同士になって、もう後にも戻れないぐらい、すでにズタズタに駒鳥ちゃんの記憶と心に自分の傷をしっかりつけてしまっているのに、、、、もし今ここで自分がいなくなってしまったら、きっと彼女はポッカリと空いた記憶に辛い思いをし続ける。そんな悲しい姿の彼女を想像すると


「・・・彼女に、悲劇のヒロインなんて似合わない」


盲愛ルート突入後の彼の一言一句は、しっかりと駒鳥ちゃんとの生にしがみつこうとしている様子が伺えて素敵だったな・・・



そして私が1番心打たれたのは、エピローグでの一コマ。

ロジャーさんとの会話の中でアルフォンスが言ったセリフ。


「(彼女より)先に死ぬなんてまっぴらごめんです」

「1分、1秒でも、彼女より後に死んでやります」

「私、彼女に忘れられたくないので」


もうこのセリフに、アルフォンスの全ての愛を感じたわ・・・・

なんとしてでも彼女に辛い思いをさせない

彼女よりも後に死ぬ事ができたなら、彼女が自分を忘れることはない

彼女が自分の記憶を無くして辛い最期を迎えることもない

愛すると決めた人だけには、自分の記憶を覚えていてほしいから



・・・・・・





すごく・・・すごく良い本編だったと思います。

まだ盲愛ルートだけですけど、全体的にしっかりまとめられていて、モヤモヤするところがないと私は感じました。

シナリオもすごく作り込まれていたと思う。


私自身イケシリ歴は8年が経っているので、いろんなタイトルのイケメンの本編を読んできましたけど、あまり泣くということはなかったんですね。もちろん感動とかキュンキュン、ドキドキはたくさん感じて推してるキャラもいますが。

でも本編を読んでうるっとしたり、泣いたり、グッときたのは、

イケメン戦国の光秀さん、兼続さん、イケメン王子のリヒトの三名だけでした。

・・・いや、他にもいたと思うけど、記憶にしっかり残ってるのはこの3人ということでw

そしてそこに新たにアルフォンスが加わりました(笑)



本編配信直前のヴィラン公式Xでは、ジュードに散々な言われようだったアルフォンスw

彼の本編を読んで、彼の心や信条を覗かなければ、夜な夜な出歩くただの18禁男ですけど、本当の彼は、誰かに辛い思いをさせたくない、ただただ優しい男でした。


駒鳥ちゃんと幸せになっておくれよ


イケヴィラ様、素敵なキャラとストーリーを世に出してくれてありがとうございました。

シナリオライター様のシナリオのセンスに感謝いたします。

公式絵師様、盲愛ルートのスチル最高でございました。


次はゆっくりと2周目を堪能しながら狂愛ルートに向かっていきたいと思います。


狂愛に行くまでに間があるから、イケメン戦国の兼続さんの本編の感想でもどこかで綴ろうかなと思います。

兼続さんの本編もめちゃくちゃ良きなので、全人類に読んでほしい。

ほんまに良きです。


ふふふ🤭


では。