ノルバデックスにも体が慣れてきたせいか抵抗を感じることもなくなり、ハーセプチン投与も残りわずかとなったある日、ハーセプチンの点滴中に友人Mちゃんが化学療法室に会いに来てくれた。
今日は乳癌手術入院中に知り合った同病のMちゃんのお話です。
私が元気を取り戻していくのと相反するかのように、Mちゃんの癌の進行は止まらず…
この時には術側及び反対乳房への局所再発、皮膚、肺、肝臓に転移
余命の話や緩和ケアの話も主治医としていたとか。
抗がん剤に拒絶反応を示し、化学療法室に入室しただけでも気分が悪くなるって言ってたのに…。
Mちゃんとは3週間毎の通院日にはほぼ毎回一緒にランチしていて、その日もさっきまで一緒だったのに…。
「まーぼーさんともっとお話ししたくて」って。
点滴が終わるまでいろんな話をしたよ。
はじめのうちはお互いヅラ外して見せ合いっこしてゲラゲラ笑って
でも、
「胸もなく、放射線で黒焼けで、抗がん剤で髪も生理もなくなって死んでいくのは女として辛いな…」
… とポツリ。
この時のMちゃんとの会話、胸に突き刺さって忘れられない…
この先もずっと絶対に忘れない。
駅までの帰り道、
「転移したこと、親になかなか言えなくて…」
えっ?
言ってないの⁉️
わかる、親に心配かけたくない気持ちわかるよ。
でも、でも… 心配だよぅ
自分1人で抱え込んでたんだね。
そして、
「まーぼーさん、良かったら一緒に旅行しませんか?
」
とのお誘い。
Mちゃんの体調が心配だったけど、うん!うん!とことん付き合うよ
いろいろ調べてみるね!
と、そのひとつ日は別れたのだけど…
その後、1ヶ月も経たないうちに脳への転移が発覚し入院。
何度も会いに行ったけど、日に日に症状は悪化。会話もできなくなり、Mちゃんから表情が消えた…
そして、私の最後のハーセプチン投与を見届けるかのように、旅立ちました…。
術後1年も経っていないのに…。
偶然知り合ったMちゃん
同じ病気で似たような境遇で、急速に仲良くなって、親や昔からの友達にも言えないことも話し合えた。
一緒に旅行は果たせなかったけど、今でもMちゃんのことを想うと胸が苦しくなっちゃうけど…、同じ時に闘病し、励まし合い、最後まで病に立ち向かっていたMちゃんには「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。
Mちゃんにちゃんと感謝の気持ち伝えていただろうか…?
ふとそんなことを思った今日この頃。
長文になってしまいました
m(_ _)m