冷房が、、、


気持ちいいみたい、、、





ケンタたちのグループ、、、
気持ち良さそうに寝てる。


↓カンタ




↓こっちは、エールたち、、、




↓今の、ガクと、ゼロ、、、
ガク、、、相変わらず寝顔が かわいい



ガクは、、、今日、朝、、、


初めて、「フィラリア予防薬」を

飲ませる。


事前準備で、、、


前日から、【ステロイド】を飲ませてる。


初めての、

「フィラリア予防薬」は、、、


「凄く危険」


 
犬が「死ぬ」可能性がある。


昔、若い頃、

引き取った「フィラリア陽性」の犬に、

夜、

「フィラリア予防薬」を飲ませたら、


次の朝、死んでた。


病院の指示通りに、


【アナフィラキシーショック】を防ぐために、

「ステロイド」も併用して飲ませてたが、

死んだ。



もともと、、、

「フィラリア予防薬」は、

【フィラリア陽性】の犬には、

「与えてはいけない」。

全ての「フィラリア予防薬」の説明書に、

「【フィラリア陽性】の犬には与えてはいけない」

と、書いてある。


「フィラリア」の

「成虫」や、あるいは

「 ミクロフィラリア(フィラリアの赤ちゃん)」が、

死ぬとき、


どちらも、

犬の身体の中では、「凄く危険」なことが起きる。


例えば、、、

【ミクロフィラリア(フィラリアの赤ちゃん)】は、

毎日、「何千匹」も生まれる。

仮に、、、1日に「3000匹以上」生まれるとして、

10日で【3万匹以上】、、、

【1ヶ月(30日)】で、、、【約10万匹】、生まれることになる。


「ミクロフィラリア」の【寿命】、知ってる?

知らない医者が多いんだよ。

「ミクロフィラリア」は、

【約2年半(約30ヶ月)】生きる。

犬の血管の中を、

【約30ヶ月】ただよって、寿命を迎えて死ぬ。


【1ヶ月】で【10万匹】生まれるんだから、、、

【30ヶ月】だと、その【30倍】の、

【約300万匹】の【ミクロフィラリア】が、

犬の血管の中で、ひしめき合ってる。


凄い量や。


ちなみに、

【ミクロフィラリア】は、、、

「蚊の体内」でしか「【幼虫】になれない」。


なのに、、、

【ミクロフィラリア】が、

「犬の血管内で【成長】して、【成虫】になる」と

言ったバカ医者が、、、

少なくとも二人いた。

(俺は、黙って聞いてた。)


そのうちの1人が、

【アン】に、「デタラメな薬」を出して、

「【アン】の肺をダメに」しやがった。

あいつは、許さん。

俺が、「やったらいけない」と指示した薬を

勝手にやりやがった。

あいつは、これで済んだと思ってるやろうが、

大間違いや。


あいつが、想像もつかないような

 「制裁」

を、準備中や。

あいつは、患者(犬)を

本当の意味で大事に思ってない。


あいつは、この動物医療の業界から閉め出す。


時期がきたら、何をするのか発表する。





話がそれたわ、、、


要するに、、、何年も山にいた

【ガクたち】の身体の中には、

【約300万匹】もの【ミクロフィラリア】がいる。

1匹が、【約0.3㎜】の大きさ。

【1㎜】の、およそ【3分の1】だから、

まあまあ大きい。

「【肉眼】でも見える大きさ」や、、、


【0.3㎜】が【300万匹】もいる。

全部を、一列にまっすぐ並べたとしたら、

【900メートル】の長さになる。


こんな状態に、

「フィラリアの予防薬」をやると、


この【300万匹】もの【ミクロフィラリア】が、

「一斉に死ぬ」。

死んだ大量の【死骸】が、【毛細血管】につまっていったり、

【死骸】から出る【体液】、、、

これも凄く危険で、この【体液】は、

犬の身体にとっては【毒】で、

【炎症】を起こしたり、


【アナフィラキシーショック】を起こして、


「犬が死ぬ」場合がある。

そういう【論文】があるが、

実際に うちの犬は死んだ。


今のは、【ミクロフィラリア】の話だが、



「【フィラリア】の【成虫】」を殺す行為は、

「もっと危険」、、、


↓これは俺が作った【心臓】周辺の図。
 (【フィラリア】に関係あるところだけを抜粋して作った。)

【赤い矢印】のように【血液】が流れてる。
【①全身】で使われた【血】は、
【③大静脈】を通って【④右心房】に入る。

【④右心房】と【⑥右心室】の間には、

「【血液】の【逆流】を防ぐ」ための

 とても「重要」な、

 【⑤三尖弁(さんせんべん)】がある。


【⑥右心室】を出た血液は、

 【⑦肺動脈】を通って【⑧肺】に送られる。


↓【フィラリアの成虫】は、通常
 【⑦肺動脈】の中にいる。




凄く重要な話で、【心臓(右心や左心)】とかは
【エコー】で見えるんだけど、

【⑦肺動脈】の中は【エコー】に映らない。

だから、通常、【抗原検査】とかで、

【フィラリア陽性】だと分かったとしても、

じゃあ、実際に【フィラリア】の【成虫】が

「 【何匹】いるのか? 」と言ったら

確かめる方法が無い。

 だから、【⑦肺動脈】の中に、

【フィラリア成虫】が、どのくらい ぎっしりいるのか「どのくらい【重症】なのか?」を、
事前に確認できない。

 そして、、、

 通常【⑦肺動脈】にいるはずの【成虫】が、

「【④右心房】や【⑥右心室】に出てきてて」

「【エコー】に映る」状態は、

 すぐにでも「犬が死ぬ」可能性がある【危険】な状態。

 ↓【⑤三尖弁】は、血液が【逆流】しないように、【開いたり】【閉じたり】している。

↑【⑤三尖弁】が【閉じる】ことで、
【血液】の【逆流】を防いでいる。

しかし、【フィラリア成虫】が、【右心】にいることで、【⑤三尖弁】の【開閉】を邪魔してしまい、【血液】の【流れ】が「止まって」しまう。

これを、【急性フィラリア症】とか、
    【大静脈症候群】という。

最新の「2018年フィラリア治療のガイドライン」には、

【急性フィラリア症(大静脈症候群)】を発症したら、

「【2日以内】に外科的手術によってフィラリア成虫を取り出さなければならない」


と、書いてあるが、


現場の先生の話を聞くと、


「とても【2日】なんて もたない」


「【半日以内】くらいに手術して

  助かるかどうか 」と。


ちなみに、【フィラリア陽性】の犬が、


【腹水】が たまって、


「お腹がパンパンにふくれている」状態を、



「【水】を抜いてやればいい 」

「【水】を抜くことが【解決】」だと思っているアホな人が いっぱいいる。


あれは、例えば

【急性フィラリア症(大静脈症候群)】を起こしていたり、


あるいは、【フィラリア成虫】の数が【多すぎて】、


【血液】を送り出せなくなって、


【血管内】の【圧力】が高まって、


【血管】から【体液】がしみだして、


「お腹にたまった」状況。



原因は、【心臓(周辺)】にあって、



その【心臓(周辺)】の【問題】を解消しない限り、


【腹水】を抜いてもなんの解決にもならない。



↓ちなみに、【右心④や⑥】に出てきている
 【フィラリア成虫】は、
 【②首】から、【アリゲーター鉗子(かんし)】
 という器具を入れて、
 【フィラリア成虫】を【取り出す】ことが
 できる。(【釣り出し手術】)

じゃあ、【⑦肺動脈】の中にいる【フィラリア成虫】も、【釣り出し手術】すればいいじゃないか、

という話があるが、

できない。

↓【②首】から【右心④⑥】は、【一直線】だが、【⑦肺動脈】までは、「ぐにゃ」と【曲がって】いる。



 だから、普通の【アリゲーター鉗子】ではなく、

「ぐにゃぐにゃ」に曲がる
【フレキシブルアリゲーター鉗子】というのを使わなければいけないが、

この【フレキシブルアリゲーター鉗子】は、

もう「【製造】されてない」。

そうなると、

「【心臓】や【肺動脈】を切って開いて」

【フィラリア成虫】を取り出さないといけないが、

少なくとも、

俺たちがいる九州では、

「それができる(それをやってくれる)」医者がいない。

だから、

【フィラリア】の【成虫】を、何匹も一斉に【殺して】しまうと、

↓【フィラリア成虫】の【死骸】が
  【⑦肺動脈】の奥につまって、
  【塞栓(血管をふさぐ)】を起こしてしまっても、
  【死骸】を取り除く方法が無い。

 だから、【フィラリア】の【成虫】を殺すのは
凄く【危険】。


 例えば、【ミルベマイシン】とか、
ほとんどの【フィラリア予防薬】は、

【ミクロフィラリア】や【幼虫】を殺すだけでなく、

「 継続利用 」してたら【成虫】も殺す。

 だから、本来、【フィラリア成虫】の【寿命】は、【5年~7年】とか(いろいろ)言われているが、

 【予防薬】を飲ませている犬は、【2~3年】で
【陰転(フィラリア陰性になる)】することがある。
 
 これは、【フィラリア成虫】が元々【少ない】犬にとっては、いいことではある。

 【フィラリア成虫】も生き物なので、

新陳代謝をしていて、【皮膚へン】などが はがれていくが、【皮膚ヘン】の「かけら」が、【肺】に流れ込んで、少しずつ【炎症】を起こしたり、

【各臓器】で【炎症】を起こしたり、

【フィラリア成虫】が生きている間、

「身体に悪い」ことが続く。

だから、「短い期間」で、「陰転」することにメリットはある。

しかし、それは たまたま【成虫の数】が少なくて、犬が無事だっただけで、

実際には、【物凄い数】の【成虫】がいるかもしれないが、

【⑦肺動脈】の中は、【見れない】ので、

【成虫の数】を事前に知ることはできず、

うかつに、【成虫】を【殺してしまう】と、

「大量の【死骸】」が、【塞栓(血管をつまらせ)】を起こし、

「犬を死なせて」しまう可能性がある。


「交差点」に「目をつぶって」突っ込むようなもので、

 たまたま【交通量】が【少なければ】助かることもあるだろうが、

 【車の数】が多ければ、跳ねられて【即死】だよね。

 心臓周辺の【大事な血管】が【つまる】というのは、そういうことよ。

 しかも、【死骸】から【大量の毒】が出る。

この【毒】で【肺】が【炎症】(【肺炎】)を起こす。

この場合の【肺炎】は、【やけど】のような状態で、細胞は【壊死】して、「二度と治らない」。

だから、「フィラリアの成虫」が

「死ぬとき」あるいは「死んだかもしれない」ときは、【ステロイド】や【抗ヒスタミン剤】で
【炎症】を食い止めないといけない。



「2018年」の最新の「フィラリア治療のガイドライン」は、

アメリカの学会で作成されたものを、

日本の大学の先生が監修していて、

アメリカからきてるから、

日本で使えない薬(メラルソミン)と、
 
【ボルバキア治療】の組み合わせが

治療のプロトコルとして載っているが、

日本の獣医たちは、

日本で使える薬の部分【ボルバキア治療】をやってる。

ただし、

ガイドラインには、

「これらの治療方法は【安全性】は
  【確立されていない】 」と、

はっきり書いてある。

更に、「必ず【有害作用(血管がつまること)】が起きる」とも

書いてある。

ガイドラインは、【安全】だと言ってない。


理屈で考えたら、そうよ。

【ボルバキア治療】は、

【フィラリア】が【ボルバキア菌】と【共生】してて、

【ボルバキア菌】を殺すと、

【フィラリア】は「生きられなくなる」ため、

【抗生物質】で【ボルバキア菌】を殺すことで、

間接的に、「【フィラリア】を殺す」治療。

これ、【成虫】も死ぬんで、

凄く【危ない】。

(【安全】じゃないのは、ガイドラインも認めてる。)


数年前、保護した老犬の【トモ】、

当時、俺は【ボルバキア治療】というのがあるのを知らなかったし、

嫁さんが【下痢】の治療で【トモ】を病院に連れて行って、俺の知らぬ間に、【ボルバキア治療】が始まってて、

【2日】くらいで、【トモ】のお腹がパンパンに腫れて、異変に気付いて、

【トモ】は助からなかった。

フィラリアの死骸が、血管につまって、

お腹が、腫れた。


全く【安全】ではない。

絶対にやってはいけない治療方法。


だとして、

蚊にさされて【フィラリア成虫】が

増えて、

【肺動脈】や【心臓】の中が 
【成虫】で いっぱいになっても、

【血液】が送れなくなって、

犬は死んでしまう。


だから、【フィラリア予防薬】は、

本来、【フィラリア陽性の犬】には

使用が【禁止】されてるが、

【フィラリア予防薬】を飲ませて、

これ以上、「【フィラリア成虫】が増えない」ように

食い止めないといけない。

そもそも【禁止】されてることをやるんで、

【危険】なんよ。




【ガクたち】のように【何年も】山で

過ごしてた子たちは、

【フィラリア成虫】が、ぎっしりいるかもしれない。

【ミルベマイシン】とか、普通の予防薬は、【成虫】にも効いてしまう。

下手して【成虫】が一斉に死んだら、危ない。

なので、俺たちは、

「【成虫】に効かない予防薬」【モキシデクチン】で、

【ガクたち】に対応する。

ただし、

【初めて】の【予防薬】は、【危険】。

上に書いたが、
何年分も、【ガク】の身体の中に たまった
【数百万匹】もの【ミクロフィラリア】が、

一斉に死ぬんで、

危ない。


だから、【アナフィラキシーショック】を抑えるために、

前日から【ステロイド】を飲ませて、

そして、

【夫婦】そろって、

【病院】が開いてる時間に、

【予防薬】を飲ませ、


【ガク】の容態を見守る。


それでも【ガク】が【ショック】を起こすかもしれない。
 
【ステロイド】の追加や、

心臓マッサージなど、

死ぬのを食い止めながら、

病院に移動する。


何が起きるか分からないんで、

【ゼロ】は、「別の日」にする。

2匹、「同じ日」に【予防薬】をやって、

1匹を病院に連れて行ってる間に、

もう1匹が、時間差で【ショック】を起こしたら

助けられないんで、

別々の日に、【1匹ずつ】【予防薬】を飲ませる。

仕事も何もせずに、【ガク】を見張る。


【1回目】を乗り切れば、

【1回目】は、【30ヶ月分(300万匹)】の【ミクロフィラリア】を殺して危険だったが、

翌日から新たに【ミクロフィラリア】が生まれても、

翌月の【2回目】は、

【ミクロフィラリア】は、【1ヶ月分】だけで、

【1回目】の【30分の1】の量なので、

【1回目】よりは、【危険度】が減る。



今まで【ミルベマイシン】が入っている

【ネクスガードスペクトラ】でやってたが、


【アン】が、死にかけて、今も先生から

「【アンちゃん】は長くないと思います」と

言われてて、

(追記、【アン】は【ネクスガードスペクトラ】で悪化したのではなく、【ケガの治療中】で、
【ボルバキア治療】をしたくないので、【ボルバキア菌】に影響しない【抗生物質】で
【ケガの治療】を進めて欲しい、と頼んでいたが、以前の病院の院長は いい加減で、
【薬の効能】を確認せず、
【ボルバキア菌】までを殺してしまう薬が、
いくつも使われ、
その結果、かなりの【フィラリア成虫】が死んだと思われ、【成虫】の【死骸】の毒で、
重度の治らない【肺炎】になって、
生きるか死ぬかの状態が続いている。)


【アン】の状況が分かった今年初め頃から、

【フィラリア予防薬】の【見直し】をして、

【成虫】に影響しないで済む【モキシデクチン】を使う方針に変えた。

ただ、【マダニ】からくる【バベシア】でも、

ドッグラン仲間の人たちの犬が、

以前【バベシア】にかかって【6匹】も死んだんで、

【マダニ対策】も甘く見たらいけなくて、


【モキシデクチン】に、

【マダニ対策】の成分が入っている薬として、

【シンパリカトリオ】という薬を

大量に買って準備したが、、、


その薬が、、、



【ニコ】の【命】を奪った可能性がある。



この数週間、、、


地獄の日々、、、




俺たち夫婦は、、、


【ニコ】を助けようと、


必死に もがいたが、



助けれなかった。





はっきり言って、


立ち直れないが、



泣いて終わりじゃない。



同じことが、他の子にも起きないように、


持ってる薬は全部捨て、



徹底的に、薬も方針も見直した。



【ニコ】や、、、他の子たちに起きたこと、


そして俺たちが、どう動いたか、、、


少しでも、傷がいえたら、、、


書こうと思う。


俺たちの大事な記録だし、
 


読んだ誰かの犬は、


「死なずに済む」かもしれない。



この数週間、、、


助かった子、、、助からなかった子、、、


数十年後には、

それぞれの薬が、

「これは安全で、これは危険」とか、

「薬と病気の因果関係」とか、

はっきりする日がくるかもしれないけど


俺は、それを待ってられん。


病気の原因になった【可能性】のあるものは

どんどん排除し、見直しをして、


どうにか

この子たちを


死なさないようにする。


今日は、

とにかく

【ガク】を

死なさない。