☆重複子宮
独立した子宮が2つあり、子宮口も腟も2つ存在するもので
一般的には手術しないことが多く、状態のいい方の子宮で体外受精をすることがあります。
☆双角双頚子宮
1つの子宮の中に2つの内腔が存在し、子宮口も2つあるもので
子宮が2つにわかれていて、子宮奇形の中でも最も多い種類の奇形です。
不妊の流産の原因になります。
手術をすることが多い(開腹して子宮形成)ですが、双角子宮のままでも妊娠することもあります。
☆双角単頚子宮
子宮自体がハート形をしていて子宮内腔がくびれているもので
子宮が2つにわかれていて、子宮奇形の中でも最も多い種類の奇形です。
不妊の流産の原因になります。
手術をすることが多い(開腹して子宮形成)ですが、双角子宮のままでも妊娠することもあります。
☆中隔子宮
子宮の形は正常でも内腔に壁があるもので
不育症に多いタイプの奇形で、子宮の中がふたつに仕切られている状態です。
中隔子宮だと、妊娠しても早期流産や早産を引き起こしやすくなります。
中隔をとりのぞく手術は、子宮鏡を使っての手術(子宮鏡下手術)になります。
☆弓状子宮
子宮の上のほうの“子宮底部”がややくぼんでいるもので
子宮の上部が弓のような形にくぼんでいる奇形です。
検査で発見されることは少ないですが、不妊や流産の原因になることもあまりありません。
そのため、手術で治すことは多くありません。
☆単角子宮
左右のミュラー管が癒合して子宮が形成される過程で、片側が欠損したり、 副角として痕跡だけを残すもの(副角子宮)。
子宮の大きさが、通常の半分の大きさしかないこともある。
子宮が片側だけしかないような状態の奇形です。
手術で治すことは難しいといわれています。