カビの生えた話
夕方、警察から連絡があった。
相手に名乗られてから色々と過去の不備を思い出し
ドキドキしながら話を聞くと前妻のことだった。
二年前、突然家出した前妻。
親にすら言わずに出て行ったので僕は警察に捜索願いを即座に出した。
警察の要件はその捜索願いの定期連絡だった。
何も有力な情報はないとのことで申し訳なさそうな声。
しかし申し訳なかったのは僕のほうで。
家出されて1ヶ月後、自力で発見していたのを伝えてなかったのだから。
謝りながらそのことを告げると警察の人は
それなら良かったと安堵していた。
声の主は当時から担当してくれた人だとその時わかって、余計に申し訳なく思った。
寒い寒い夜だった。
誰も居ない真っ暗な家だった。
机に置かれた手紙をただただ驚愕しながら読んだ。
義父母や友人も励ましてくれたが
どいつもこいつも信じられなかった。
捜索依頼をする際、その警察官は暖かく感じた。
「奥さん、無事だといいですね。きっとすぐに見つかりますよ。」
見つけた時はそんな言葉を忘れるくらい衝撃的でそのまま忘れてしまった。
本当に申し訳ない。
今はどこで何してるかも知ら
相手に名乗られてから色々と過去の不備を思い出し
ドキドキしながら話を聞くと前妻のことだった。
二年前、突然家出した前妻。
親にすら言わずに出て行ったので僕は警察に捜索願いを即座に出した。
警察の要件はその捜索願いの定期連絡だった。
何も有力な情報はないとのことで申し訳なさそうな声。
しかし申し訳なかったのは僕のほうで。
家出されて1ヶ月後、自力で発見していたのを伝えてなかったのだから。
謝りながらそのことを告げると警察の人は
それなら良かったと安堵していた。
声の主は当時から担当してくれた人だとその時わかって、余計に申し訳なく思った。
寒い寒い夜だった。
誰も居ない真っ暗な家だった。
机に置かれた手紙をただただ驚愕しながら読んだ。
義父母や友人も励ましてくれたが
どいつもこいつも信じられなかった。
捜索依頼をする際、その警察官は暖かく感じた。
「奥さん、無事だといいですね。きっとすぐに見つかりますよ。」
見つけた時はそんな言葉を忘れるくらい衝撃的でそのまま忘れてしまった。
本当に申し訳ない。
今はどこで何してるかも知ら