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https://ameblo.jp/anjyaikun/entry-12371454031.html
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悦子の家だったクリーニング店をあとにして、次にどこに向かおうかと思案しましたが、あまあしも大きくなってきたので、一旦ホテルに向かおう、と決めました。今日のホテルは道後温泉本館の近くだと聞いていたので、とりあえず…
道後温泉は、松山市の中心地から少し東側にあります。小高いこんもりとした山に温泉宿が林立しているようなところでした。
悦子が、新任のコーチと道後温泉本館でばったり会ったシーンです。
悦 子「(顔を見て驚き)コーチ!」
コーチ「(驚いて)悦ネェ! なんでこんなとこ…」
悦 子「(恥ずかしく)バァちゃんが腰には温泉がええって……」
コーチ「ほやねぇ……」
腰を痛めてしまった悦ネェが、ボート部を辞めてしまおうかと悩んでいる時、たまたまなじめにうすいコーチに出会い、それをきっかけにお互いの心を開いていった重要なシーンでした。
やはり、松山といえば道後温泉が連想されるほど、この道後温泉本館は有名なので、この映画の中でも、こうしたカットを使ってみるのも一考あったのだと思います。けれど、カットはこのひとつだけ。おそろいの浴衣で涼んでおられる姿は、温泉ならではの風物詩なんでしょうか?
道後温泉本館。裏から見たところです。
木造三階建、変則的な造りは、湯の街の色っぽさを醸し出しているような気がしました。
雨は本降り、正面にまわりましたが……
悦ネエとコーチの撮影はどこだったのでしょうね~ 女湯をのぞくわけにはいかないし……
せめて番台だけでも…(撮影は次の日)
色々なコースがあって、お風呂だけだったら410円でした。入ればよかったかな~ ちょっと後悔してます。
ホテルにチャックインするには、ちょっと早かったので、この雨の中、次の目的地を決めて出発することにしました。
次の目的地は……ここ。電車の駅です。
伊予鉄道「港山駅」です。
ボート部の艇庫がある、近くの駅。という設定でした。
なにやら、楽しそうでもあり、ここまで来たら、引き返せないというような……
駅員「ど、どこいくん?」 悦子達「……」といったシーンでしたね。
ようやくボート競技に必要な5人が、悦子の勧誘で集まりました。悦子はその仲間を連れて、初めてボート部の艇庫に向かうシーンでした。
この「港山駅」は松山市の西側というか、海岸線にもう少しで出られるようなところでした。
今は……
こんな感じになっていて、階段の一部はバリアフリーのために、スロープになっていました。
看板も、今風というか、改札も無人化されていて、駅員さんもいなくなっているし、これも時代の流れなのかな~
先のシーンでは、物珍しがった駅員さんに「ど、どこいくん?」って聞かれてましたが、今はそれもなくなり、風情がまた一つ消えていってしまったようですね。
この港山駅では、腰痛で試合はもちろん、練習にも出られない悦子が、コーチの励ましを受けてようやく艇庫には来たものの、悦子の代わりの一年生が練習に入り、帰るところを無くして、むなしく練習を見るのもやめて家に帰ろうとするシーンがありました。
ここで、なぜかこの日は、電車で遅れて練習に来た、関野ブーに見つかるんです。こんなことってありますか?
悲しくって、悲しくって、今にも泣きそうなのに、よりにもよって関野くんに声をかけられるなんて……
気まずくて知らんぷりを決め込むシーンでした。
国道側のフェンスが不透明になっていたりしますね。もう少しホームの先端まで行けば良かったかな?これも次回の宿題として、残しておきます。
この日は、もう一か所、この「がんばっていきまっしょい」の重要なロケ地巡りをしたのですが、今日はここまで。
↓その④に続きます
ではでは またまた