10月になるのに、台風27号が発生している。しかも超大型。中心付近の気圧が920ヘクトパスカル、最大風速55メートル、って今まで聞いたことがない大きさです。
これって、地球温暖化の影響なのかも知れませんが、それを引き起こしている現代人の生活様式を変えないことには、いくらでも、超大型の台風がやって来そうな気がします。
エアコンも、ファンヒーターも、石油ストーブがなかった頃、戦争に負けて、大陸に残された人たちの苦労。早い人でも、一冬を過ごさなければ日本に引き上げ出来なかった、その理由は何か。
幾百十万の人たちを移送させる鉄道もなければ、船もない。これは戦争で破壊しつくされたことによるところが大きい。仕方なく、幼子を抱えて歩く。昼も夜も。着替えも食料もない。さらに戦勝国の横暴、婦女子への暴行、略奪。それらをじっと耐えることでしか出来なかった引揚者の苦悩を、本から吸収してみてはいかがでしょうか。
藤原てい「流れる星は生きている」。新田次郎「望郷」おすすめします。
