こんにちは。今年も残すところあと3ヶ月らしいですね。うえです。

さて、ついに10月6日にスターリットシーズン(スタマス)の最新情報公開配信が行われます。

スタマスは765AS、ミリオン、シンデレラ、シャニのアイドル合同のお祭りゲームで、今から楽しみでなりません。(DLCは?課金させろ!課金!)

既にリリース情報でお気づきの通り、スタマスにはSideMの出演はありません。(2020年9月現在)
※10/6追記:引き続きМマスはなかったですね

©バンダイナムコエンターテインメント


勿論DLC等では参戦するのかもしれませんが、この点については少しニコ生のコメントやTwitter等でも話題になりました。

色々な観点での総合的判断だと思いますが、バンナムは会社である以上、1つの疑問が。

Mマスがバリバリ儲かってたら無理矢理でも出演させるはずでは?

ところが、(少なくとも先行情報リリースからは)外しても問題ない、という判断があった。

今回は、数字から見る、ミリオン・シンデレラ・シャニ・Мマスの違いです。

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〇おさらい、4ブランドの歴史
・デレマス:2011年11月28日~、9周年
・ミリマス:2013年2月27日~、7周年
・Мマス:2014年2月28日~、6周年
・シャニマス:2018年4月24日~2周年

コンテンツの開始はシンデレラがやや先、ミリオンとMマスは1年の違い、そしてシャニマスが開始ほやほやといったところです。

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【なぜスタマスにMマスだけ呼ばれなかったか】

それぞれのゲームの昨年の売上は下の通り。

シンデレラ131億
ミリオン54億
シャニマス22億(10ヶ月・enza除く)
Mマス31億



実はデレとMには100億円以上の差があるんですね。

Mはコンテンツ開始に1年しか差がないミリオンとも20億円以上違う。

一見シャニマスには勝ってるように見えますが、実質的には完全に負けてると思われます

シャニマスが10ヶ月の売上とかそういうレベルの問題ではなく、これには「enza」の売上が入っていないのです。

「enza」とはバンナムが運営するブラウザゲームプラットフォームで、シャニマスはアプリ版より先にリリースされていました。

「enza」上の売上は不明ですが、「enza」の方がジュエルが若干安いという点から、プレイヤーの多くは「enza」上で課金する可能性が高いことが予想されます。アプリと同程度と低く見積っても、Мマスの売上を完全に超えてしまっています

※ちなみに、今年でいうとenzaを除いてもシャニマス>SideMです。

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スタマスにМマスだけが呼ばれない、というのは一見凄く理不尽に感じます。

ただもし、『限られたリソースなので1番儲からないゲームを外しました』という話であれば、『極めて合理的』と言えます。

バンナムはボランティアでアイマスをやってるわけではないのです。

※もちろん、参戦の可能性はゼロでないと思います。
ただし、スタマスに呼ばれたとしても、今後の合同ゲーム等で同様に呼ばれない可能性はあります。


ちなみに、アクティブユーザー数(イベントにおいて1ポイント以上計上している人、課金関係なし)も、Мマスがずば抜けて低いです
デレステ29万人、ミリシタ11万人、シャニマス10万人、Мステ2万4千人


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【Mマスとはどんなコンテンツなのか】

では、Mマスは不人気なのか?

そんなことはないはずです。

なぜなら、Mマスは、ブランド開始から最も早く「単独ドーム」を成し遂げた(はずだった)コンテンツです。567プロめ…

過去のライブの歴史を見てみましょう。


シンデレラで7年、ミリオンは未達成の「ドーム」に、Мマスは6年5ヶ月シリーズ最速で到達しています。


ほら、やっぱりМマスはすご………ん、いや、ちょっと待ってください。

コロナウイルス等で中止になりましたが、仮にメラド(約34000)が埋まった場合、直近のMステのアクティブユーザー数(約23000)を超えます。

多少変動があるにせよ、ライブがリズムゲームのアクティブユーザーを超える、もしくはほぼイコールというのは、アイマスとしては異常な現象です。

アイマスは、元々ゲームです。
「ゲームのプレイヤーが行くエンタメ→ライブ」という構図が完全に逆転しています。


では、Mのライブに行っているのは果たして誰なんでしょう?

ここからは仮定ですが、以下の2パターンかなと。

①「アイマス」の名前目当ての他ブランドプレイヤー
「アイマス」だし行っとくか!的な。

②「アイマス声優」目当ての声優ファン
「SideM」出演声優や声優ライブそのもののファン。


いずれのパターンにせよ、声優ライブ>ゲームであるMマスは、声優ライブメインのコンテンツと考えられます。

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【それぞれの楽曲展開】

さてここで、曲の売上について見てみようと思います。
2019年1年間の曲の販売タイトル、売上についてです。(会場限定CDやiTunes等のDL含む)

シンデレラ:22件/6億300万円
ミリオン:15件/5億9500万円
SideM:10件/1億7700万円
シャニ:9件/2億9400万円

ここでもシャニの大躍進が伺えます。

楽曲リリース数では劣りますが、売上ではMマスを大きく超えてしまっています

シャニマスはリズムゲームではないので、曲のリリースペースは遅いものの、曲そのものの人気は極めて高いと考えられるでしょう。

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【ミリオンとシンデレラの差】

昔、同じように765ASの下で修行を詰んだシンデレラとミリオン。
いつの間にかその2年の差は大きく広がったように見えます。

ゲームの売上差約75億、アクティブユーザー数差18万人
2年で75億売上を伸ばすというのは、かなりハードルが高いようにも見えます。今の倍以上にするということです。

また、シンデレラは今のミリオンの時期(7周年)では単独ドームを成し遂げていました。

しかし待ってください。
ミリオンは、昨年のCD1タイトルあたりの売上が、全ブランドで最も高いのです。

ミリオン:3969万/件
シャニ:3265万/件
シンデレラ:2742万/件
SideM:1778万/件

また、昨年最も売れたアイマスのCDナンバー1は、ブッチギリの『ハーモニクス』です。
(84600枚、2位は『Flyers』65300枚)

確かにライブ応募券はありましたが、PrettyLiar等も条件的には同じです。

そう、我々はミリオンの展開・楽曲を待っているのです。

ミリオンPは飢えた獣、餌さえくれれば飛びつくはずです。

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【ミリオンの展開スピードは遅い?】

シンデレラが去年のミリオンと同じ6周年頃、つまり2018年どうだったか振り返り比較します。

2018年、1年間の新曲は41曲、「LOVE&PEACH」のようなコラボから、「HOT LIMIT」のようなカバー、「美に入り彩を穿つ」「ガールズ・イン・ザ・フロンティア」等のデレステ発信のキラー曲をガンガンに展開していました。
2018年リリースしたアイマス曲の半分はシンデレラです。

2019年、同じように6周年を迎えたミリオンの新曲は25曲です
同じタイミングのシンデレラと15曲以上差があります

2017年12月からの全曲数推移を見ると、

2017年12月 ミリオン197 シンデレラ170(27曲差)
2018年12月 ミリオン235 シンデレラ211(24曲差)
2019年12月 ミリオン260 シンデレラ245(15曲差)

と、シンデレラが猛烈に追い上げているのが分かります。

2019年、実はミリシタには50曲近く追加されているのですが、ミリシタのリリースがデレステより遅かったことで、積み重ねた過去曲の消化に時間がかかっており、ミリシタ追加曲の割にはミリシタ発の新曲が増えていないのが実情です。

「ミリシタスタート前から曲が多い」
「殆ど全ての曲をミリシタに取り込もうとしている」
という点に加え、

「765ASからも曲を引っ張ってくる」
という方針が、ますます過去曲がフィーチャーされる理由になっています。

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ただ、前述の通り既に楽曲ストックが多いためであり、決してブランドの展開スピードが遅いわけではないです。

さらに、ミリオンはアニメ化を控えており、今後楽曲数も爆発的に増えることでしょう。

アニメ化の爆発によりミリオンブランドの裾野が広がれば、ドーム公演もそう遠くない気もします。

逆に言えば、アニメの爆発力に全てが掛かっています。

アニメとアニメを受けたライブ、これに失敗すると、シンデレラとの差が広がるどころかシャニに抜かれ、突き放されかねません。

シンデレラとシャニの爆発力は前述の通りです。

ますますアニメに期待が掛かります。

また、DJKOOやシンデレラバンドといったチャレンジで、アニメに頼らずともライブのクオリティを上げていくシンデレラライブに対し、ミリオンはどこまでどうやってライブコンテンツとしてのレベルを上げていくのか、という『アニメ後の動き』にも注目です。

個人的には、AS含む765プロ全体に新しい風を起こして欲しい、と思います。
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【終わりに】

プロジェクトアイマス。

クロスメディアで5ブランドを抱える、非常に大きなエンターテイメントです。
全ブランド通じて『アイマス』ブランドの名声を高めることで、『アイマス』の名の付くものの市場価値を高めよう(多分)、というバンナムの戦略。

無事成功したように思います。

ファンの間でも、いつの頃からか、団結の歌詞『みんなまとめてアイドルマスター』と引っかけて、『アイマス』と付いてるコンテンツは、全部よろしくね!的な風潮が生まれました。

しかし、15年を迎える今、シンデレラは9年、ミリオンは7年、SideMは6年経ちました。

10周年の時には、765ASの育ててきた『アイマス』に力を借りるばかりの「種」だった3ブランドには、明確に違いが出てきたように思います。

生まれたてホヤホヤのシャニマスが、猛烈な勢いで羽ばたいています。先輩たちを抜く勢いです。

さらに、ゲーム・ライブそれぞれに強力なライバルコンテンツも増え、コロナウイルスによる環境の変化など、油断出来ない状況です。

今一度、シンデレラ・ミリオン・SideMが、ブランド単体でも永遠に続くほどのコンテンツ力(言い換えれば、実績)を出して欲しいと思います。

声優ライブコンテンツとしての道を歩むにしろ、あくまで旧曲を切り離さないにしろ、会社の事業である以上、そこに実績は必須です

僕はアイマスに永遠に続いて欲しい。
だから、それぞれのやり方で、より多くの人に愛される(お金を落としてもらえる)コンテンツになるよう、心から祈るばかりです。

DSのように、「いつの間にかなかったことになる」のは、寂しいですからね。


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※ゲームの売上引用させて頂きました。
Game-i
※楽曲数やCD売上等で参考にさせて頂きました。
HISTORY OF IM@S WORLD
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明日は、10月22日から全身LISAアパレルブランドコーデになるであろうMizukiです!