6/21(日) 映画「マージナル=ジャカルタ・パンク2015年 春版」の名古屋・大須での上映会告知です。私たちタートルアイランドの友人であるマージナルと監督の中西あゆみちゃん、加えて映画と上映会の紹介文を少し書きましたので、よろしければシェア、拡散をお願い致します。そしてお近くの方はぜひお越しください。入場無料、投げ銭式です。
橋の下世界音楽祭(5/22-24)に2年連続で登場したマージナルは、インドネシアの首都ジャカルタのパンクバンド。今年はマジックという2人編成のアコースティックユニットで来日しました。橋の下世界音楽祭では映画祭でのミニライブに始まり、版画作品、ワークショップ、下町ステージでのライブ、またバックヤードでの焚き火を囲んでの交流と、素晴らしいものをたくさん残してくれました。人懐こく魅力的なマイクとボブは、橋の下世界音楽祭の前後、約一カ月もの日本ツアーを行い、盛況裏に終えジャカルタに帰って行きました。
インドネシアでの彼らの暮らしぶりや生き様を伝える映画「マージナル=ジャカルタ・パンク」は中西あゆみ監督自らが8年間彼らに密着、ライブ撮影、また主にタリンバビという生活共同場でのインタビューを行なっている、ドキュメンタリー映画です。
彼らがなぜ音楽をやり、アート作品を生み出すのか、そして中西あゆみさんはなぜそれを記録し伝えようとしているか、と考えながらこの映画を観ると面白いと思います。
そもそもインドネシアでパンクってどういうこと?という疑問には映画の副題のように使われている監督の言葉が。「インドネシアにパンクが根付いたのは自然な成り行きだった。ここには反逆する理由があり過ぎる。」映画を観ると分かりますが日本とは歴史、政情、環境が全く違う国であるようなのです。しかしそこで生き抜く彼らにシンパシーを感じるのはこれまたなぜでしょうか。
私は、厳しい状況の中で彼らがどのようにサバイブし、使命感を持って行きているかに触れることの出来るこの映画を観るたび、心に、自らの命を燃やすパワーが宿るのを感じます。
ジャカルタのパンクス達のファッション(服装、髪型、タトゥー、アクセサリー)も目を引きますし、眼の輝きやインドネシア各地でのパンクライブ映像はパワーに溢れ、驚きます。なによりもマージナルの曲は耳に残るし演奏はかっこいい。
映像の中には写真も織り交ぜられ、中には昨年の橋の下世界音楽祭や日本ツアーの様子も入っています。と言うのもこの映画は現在進行中の記録映画でありますから、今作「2015年春版」は前作2014年版に新たな内容を加えて編集、更新されているのです。そのことも大きな魅力の一つだと思います。
6月21日の日曜日、名古屋は大須の七ツ寺共同スタジオで上映されますが、上映後に中西あゆみ監督とハラプロジェクトの原 智彦氏とのトークがあるのでこちらも楽しみです。原さんはタリンバビを訪ねたこともあるほどマージナルと親交があり、芝居「姥捨」ではマージナルの曲を使っています。
また当日、会場内には監督の中西あゆみさんの写真作品が展示されます。マイクとボブの様々な表情もさることながら、ジャカルタの少年パンクスの眼差しとポージングには見るたびに引き寄せられます。そのような映画中のワンカットが写真絵ハガキになっているものもあるので、当日来られた方はぜひともお手に取ってご覧になることをおすすめします。
他にもタリンバビで作られた缶バッチ、Tシャツ、バンダナ、パッチ、ステッカー、布バッグ、アルバム二種類(Majik&Marjinal)が販売されます。Tシャツは、シルクスクリーン手刷りと、版画手刷りの両方あるそうです。いずれもマイクとボブによるデザインで、本人と仲間たちによる手作りのアート作品です。今年の橋の下世界音楽祭の期間中に、まさに橋の下で作られた新作「HASHINOSHITANOSHII」Tシャツもあります。
この映画を通じ彼らの生き様や音楽、アート作品に触れパワーをもらい、同じアジアの島国に生きる彼らを応援し共に生きるという日本のパンクな精神を持つ人々とジャカルタ・パンクの中には終わりなき循環ムーブメントが始まっているように感じます。彼らも日本のパンクバンドが大好きで(パンクに限らず)、深い交流を持っています。また日本語で歌っている曲もあります。
まだご覧になったことがない方も、前作を観た方も「マージナル=ジャカルタ・パンク2015春版」をこの機会に鑑賞されますことを心よりおすすめ致します。
最新情報によりますと、今年の橋の下の写真も映画に新しく入るそうです。
以上、拙稿ですが最後まで読んでくださりありがとうございました。当日、私も参りますので、会場でお会いできることを楽しみにしています。尚、チケット予約はハラプロジェクトで行っていますので、そちらに(下記に記します)ご連絡をくださりますようお願い申し上げます。では、レンチョンマレンチョン!忍忍。
奥崎了史郎
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