発車メロディや防災無線は駅や鉄道会社、自治体に依頼されて音楽制作会社が制作するものです。


それが駅のスピーカーで流れ始めると、発車メロディを撮るために音鉄がその駅に出向きガンマイクやスマートフォン、コイル等を使用した現地収録を行います。


早い人だと変更当日にその音声をYouTubeやTikTok、昔だとニコニコなど各種動画投稿サイトに公開します。


音鉄界には謎の風習があります。


例えば、JR東日本の京浜東北線の発車メロディ、JRE-IKST-007-01の音声および投稿を使用したい場合、本来であればこの楽曲を管理している東日本旅客鉄道株式会社に音声の使用の許可を申請します。


メディア等露出の際は必ず関係各所から許可を得ることが求められ、場合によっては注釈を書かされます。



しかし音鉄さんたちは異なります。


例えば、JR東日本の京浜東北線の発車メロディ、JRE-IKST-007-01の音声および投稿を使用したい場合、投稿されている動画のコメント欄かXなどのDMに

「音声の使用をしたいのですがよろしいでしょうか?」と書き込み、投稿主から承認を得るのです。

大多数の投稿者は自分のチャンネルのリンクを貼ってくれと言います。


しかしその音声を提供してくれた投稿主は東日本旅客鉄道株式会社に許可を得ているのかが不明です。(90%以上の確率で許可を得ていない)



そう、音鉄は権利関係を理解しておらず、このような歪んだ独自の権利関係を作っています。


中にはこんなのもいます。


※当チャンネルの発車メロディの音源の二次使用は禁止いたします。


というような文言を書いているのをまあ、5人のうち2人位は見かけるのですが、その方は当然音楽制作会社または管理会社から音声の使用を許可されているのでしょうか?いやぁ、許可されてるんでしょうね。だって権利持ってるみたいな言い回しをするんですから(嫌味)



何度も言いますが音声の使用の許可は本来音楽制作会社および管理している鉄道会社などに権利があります。


そもそも音鉄というのは駅で流れているメロディを(一部イベントなどを除き)無断で撮影し投稿している、いわば著作権的にグレーなことやってる自覚をしていない人が多いのが現状。その自覚をしていない人達が自ら権利を主張し挙句の果てに二次使用(本来は三次使用という表現が正しい)を禁止しているというまさに治外法権かつ荒廃した世界なのです。また許可を得た方も許可を撮ったのは投稿者であり制作会社ではないので本質的には許可を得たことになりません。



音声の使用を禁止または許可制にしてるのはなぜかというのを考えてみました。あくまでも考察です。



1 悪用を防ぐため

変更のデマ、もしくは悪意のある改変をし、万が一炎上した時になぜか火花が飛び火して、私(投稿主)の名誉を棄損されると勘違いしてる人が多いから


2 自分で撮ったものであると主張されたくないから

わざわざ頑張って粘って撮ったものを俺が撮ったものだぜ!と言って盗作される恐れがあるから



1,2は初期の音鉄が危惧してこのようなルールを制定したと予測されますが、これが時が経つにつれ、歪んだルールに変化していったと考察できます。



なんで音声の使用を禁止してるか、上2つは建前で本当はこれです。



え?俺がさ金出してわざわざ行って時間かけて撮ったものを使用できるようにしちゃったらさ、俺の努力無駄になるやん?



これ以上でも以下でもない。


この理由から大手音鉄~中堅音鉄チャンネルが軒並みこのルールに便乗します。しかし大手音鉄チャンネルはYouTubeなどでの収益があるため、音声の使用を再解禁したものもあります


結局は金と時間をかけたロマンをタダで渡したくないのが本音です。


それを公開することで界隈から認められたい。という承認欲求の塊がこのルールがこんにちまで続いてる証拠と言えます。


しかし問題はそれだけではなく、一般利用者にもその並が波及します。


南武線や横浜線のワンマン化でご当地メロディの収録をするため、小学生から青年まで駅に出向きずっと収録してる人がいます。


中には自分で保存しておきたいからという人や文化祭や同好会などで使いたいなど様々な理由があります。


しかし大手~中堅音鉄チャンネルは機材がいいため投稿されてる音質はそれなりにいいものなのですが、上記のように理不尽ルールを制定しているため、自分で撮るしかないというシチュエーションを産んだのです。(中には自分で撮りたいという能動的な人もいるため一概に言えない)



これにより駅の利用者や車掌、駅員に迷惑がかかることになります。


しかし、音声使用ルールを緩和してしまうと悪意のある人が出てきてしまいます。


なので私が以下の提案を音鉄および鉄道会社に提案します。




1 鉄道会社や制作会社が音声の使用ガイドラインを制定する。


2 無断転載されていることが発覚してもトラブル防止で投稿主は通報したり警告せず速やかに音楽制作会社に報告する。


3 二次使用を禁止したり許可制にするくらいなら投稿を控える。


4 自由に使える雰囲気を音鉄全員で担保し悪意や歪んだ正義感を持った人を産ませない界隈を目指す。


5 音声使用を禁止するなら率先してその者が制作会社に許可を得てその旨を記載する。