3月ねぇ。
昨晩は、こけものズとGame of Life(人生ゲーム)をやってて、ちょうど私が誤って家を買いすぎてしまい、一文無し寸前にまで陥った瞬間にケータイの電源がいきなり落ち、そっからにっちもさっちもいかなくなって、ケーブルつないでも充電する様子がなく、強制リブートしようとしても真っ黒なままで、もうこれは死んだな、という状態になったため…もう諸々ツイてなさすぎて、
アタシの人生、Game Overの予兆かもしれない
などと不吉なことすら考えた晩だったわけですけれども。
一晩充電しつづけて、朝また電源入れてみたら無事オンになった!でも一晩じゅう充電したのにバッテリー50%とかなので、おそらくバッテリーパックがもう死にかけているんじゃないかと思います。そろそろ買い替え時かも。
さて、とりあえず私もケータイも息を吹き返したんで気を取り直すわよ。
私がシルバージュエリー好きなのは前から再三言ってるのだけれど、最近…
宝石
にもけっこう興味があるんです。
別に高級なのとかキラッキラのとかには全然興味なくて、スピリチュアル効果とかにもまったく興味なくて、ただただ石の個性というものにとても興味がある。
たとえば、中に藻が入ってる石とかさ、虫が入ってる琥珀とかさ、色が面白い石とかさ、そういうの。
で、だいぶ前にUnicef Marketで買ったお気に入りで、インドのアーティストが作ったという指輪があるんだけど、それを眺めまわしたり、石のことを調べてたら(暇人か)、新発見をしました。
このジュエリーについている石は
という天然石。
「菫青石(きんせいせき)」という美しい和名がついています。
その名の通り、菫(すみれ)のような紫がかった青色をした石。
3月の誕生石でもあるし(Zさん!)、9月の誕生石でもある(野獣さん!)もよう。
この石の面白いところは、見る方向によって全然違う色になる多色性の石だということ。
大昔にヴァイキングは、この石を太陽に当て青色に見えた方角に航海を進めたそう。
そのため、「人生の羅針盤」といった石言葉なんかもあるらしい。
なんとも浪漫があるじゃないの!
そして、菫ってなんとなく、とても可憐だけれども強く美しいイメージ。
そんなことを知った私は、改めてよくこの石を観察してみたんです。
上から見た図。まさに菫のような、紫色。
それを、角度をつけて見てみたら…
あ、色が全然違う!灰色っぽい色に。これが多色性というやつか。
そして更に、この角度から180度回転させてみたところ…
おおお、鮮やかな青になりました!
なにこれめちゃ面白いんだけど。
って、何回もあっち向けたりこっち向けたりして見ちゃったわよ(何度も言うが暇人か)。
なるほど、こんなにも見え方が違うのなら、確かにヴァイキングさんたちも、一番鮮やかに光る方向に何かいいものがあると信じて進みたくなるわけです。
そんなわけで、このアイオライトが一気に私の中でランクアップした昨日だったのでした。
最後に、これは私の亡き母(服飾作家・画家)が生前に(2012年!)書いていたブログ(私が管理してました)の記事に使用した、彼女の私物の写真。↓
ちょっと画質の悪い写真ですが、これは何かというと、オーストリアの皇妃エリザベートの肖像画が描かれた小さな缶に入っている、菫の花の砂糖漬けのお菓子なの。
お花がそのままの形でお砂糖で固められている、なんとも可憐な、浪漫溢れるお菓子。
そして母は、友人の漫画家・鳩山郁子さんがご自身のブログで、この砂糖漬けにペリエを注ぐと紫色の菫がとても綺麗なブルーのソーダになる、と書かれていたのを読み、当時そんなものを作って(写真右のグラスに入ってるやつ)飲んでいたようです。
白ワインやシャンパンで作るともっと美味しいらしいよ…やってみたーい!
どこかでこの菫の砂糖菓子を買えないか探してみようと思います。
そんなふうに、ちょっと菫づいてる弥生のはじまりでした。
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