さてさてさて。

 

 

東アジアは焼肉の国に出張中の夫・野獣氏。

 

 

無事出張業務も終わり、現地時間の土曜朝にあちらを経って、欧州・ソーセージの国経由で、我らがフィッシュ&チップスの国に今夜帰宅する予定…

 

 

 

 

 

でした。

 

 

 

 

 

はい、過去形。過去形な。過去形(しつこい)

 

 

こっから、時系列で書きますんでちょい長いです。

 

 

 

 

 

大人になってこのかた、酒とは悪友同士の野獣氏。生ビール日本酒赤ワイン

 

 

結婚式4日前に酔っ払って逮捕されたっつうすごいレジェンドもありますし、毎回出張最終日には朝5時とかまで飲んで、2時間とか寝ただけで・あるいは寝ずに荷物のパッキングを行い、酔っ払ったまま空港に行くとかいうのは当たり前だったりする。

 

 

が。

 

 

今回、がっつりと寝てしまったらしいです…。

 

 

信頼関係の乏しい家族思いの野獣家は、ケータイの位置情報を教えてくれるストーカーアプリを使用しており、家族(ケータイを持ってる私と野獣氏とこけものZ)の誰がどこにいるかが一目でわかるようにしています。

 

 

昨晩、帰国前夜なのでこちら時間の夜8時くらい=焼肉国時間の午前5時くらいにこのストーカーアプリを念のため確認してみると…

 

 

夫、どうやらまだどっかで飲んでいるっぽい

 

 

ということが発覚。ホテルから徒歩10分くらいの場所にいて、ケータイの充電が30%とかなのよね。

 

 

でもまあこれは想定内。

 

 

朝、空港に行かねばならんくらいの時間に電話してみよう、と思って私はアニメ観たりこけものズの読書やら就寝の手伝いをしたりしていた。

 

 

で、こけものズも寝静まった深夜0時=焼肉国時間の朝9時。再びストーカーアプリをチェックすると、どうやら野獣氏はホテルに帰ってる様子。

 

 

フライトは午後1時半で、ホテルから空港までタクシーで1時間弱かかるらしいので、朝9時ってことはそろそろ起きて出発の準備をしているはずの時間である。

 

 

ので、「ちゃんと出発準備してるかーい」と確認すべく、電話。

 

 

 

 

 

出ない。凝視

 

 

 

 

ここまでも想定内。

 

 

先にも書いたように、だいたい飲みは朝5時~6時までが限界で、それくらいの時間にべろべろに酔っ払ってホテルに帰ってちょい寝するのが夫のパターン。

 

 

で、ちょい寝しつつも飛行機に乗り遅れないよう意識は半分保っているらしく、起きるべき時刻に5・6回、多い時には10回くらい電話すると、なんとか目を覚まして出発の準備を始めるんですわ。

 

 

毎回、「朝××時に電話して起こしてください。オネガイシマス」と頼まれるので、起きるまで電話するんですよ、私。

 

 

というわけで、今回も5回くらい電話したのよ。

 

 

 

でも、出ない。凝視むかっ

 

 

 

なんか疲れてたのもあって、もうええわ好きにしろ、と私、放置することに。こっちも午前様だし、寝ちまおう。

 

 

けれども。

 

 

やっぱり頭の片隅で気になってたんでしょうね、私、午前2時半にふと目が覚めた。で、野獣さんの帰国フライト出発の2時間前なんで、さすがにもう空港着いて酔い覚ましの朝ご飯とか食べてる頃よな、と思ってストーカーアプリを開いてみたら…

 

 

 

 

 

 

 

まだホテルにいらっさる…。叫び

 

 

 

 

 

 

 

ややややややややや。これ完全に寝てますよね。ヤバいパターンじゃないですか。

 

 

私今すぐ起きて包丁研いでおくことにしましょうか(何の為に、かは言わずもがな)

 

 

 

 

 

 

 

 

でもやっぱり深夜2時半にわざわざ包丁を研ぐのはしんどいので、代わりに夫に電話してみることにした。

 

 

5回かけてダメならもうあきらめて、「本日は帰ってこないのでございますねナイフとメッセージでも送って寝ようと思ったの。

 

 

そしたら、3回目で、出た。

 

 

 

 

 

「Animaサーン、You know, I'm very, very, late!酔っ払い

(起きるのめっちゃ遅くなっちゃって、ヤヴァイですぅ)

 

 

 

 

だとよ(しかもへべれけ)

 

 

 

 

知ってます。今の時点で、飛行機が飛ぶ1時間50分前だよ。そしてあなたが今いる場所から空港まで、1時間くらいかかるんですよね。ヒコーキ出発の50分前にチェックインとか、国際線の場合相当厳しいですよね。知ってますよ妻は知ってるんだよ。

 

 

 

 

「あれぇ、財布が見つからなーい」

 

 

 

 

見つからなーい、ではなくて見つけろ。そして今すぐホテルを出ろ。

 

 

 

「あ、あったー。Animaサン、財布あったよー」

 

 

 

もう一度言う。今すぐ出ろ。

 

 

 

「もうほんとヤバイので電話切るねー。ハイハーイ、バイバーイ」

 

 

 

妻も精神がほんとヤバイので電話切るねー。ハイハーイ。バイバーイ。

 

 

 

てなことで、違う意味でヤバイ夫は大慌てでホテルをチェックアウトしたっぽい。「ハイハーイ」ってあんた、ホントに危機感あるんでしょうか?

 

 

 

そして妻はこと切れるかのように入眠したのであって。

 

 

 

からの、約2時間後。

 

 

 

午前4時半=焼肉国時間の午後1時半=飛行機が出発するまさにその時刻に、夫から電話がかかってきた。

 

 

 

「Animaサン!信じられる⁉」

 

 

 

これは、「フライトを逃したので本日帰国できませぬ。首を洗っておきますんで包丁研いでおいてください」という報告であろう、と思いましたら。

 

 

 

「飛行機が1時間遅延したんだ!チェックインできたよ!奇跡~!キラキラ

 

 

 

ですってさ。

 

 

わぁ。なんていう奇跡なのかしら。素敵、やったわね!さすがアタクシの夫。愛してるわ。ラブラブキスマーク

 

 

などと私が言ったか言わなかったかは読者の皆様ならもうお分かりかと。

 

 

「でもね」

 

 

ん?凝視メラメラ

 

 

 

「焼肉国からのフライトが遅延したせいで、土曜夜のソーセージ国からフィッシュ&チップス国への飛行機の乗り継ぎが確実に間に合わないため、ソーセージ国で一泊しなければならなくなった。なので、日曜の朝に帰宅する。航空会社の人からは焼肉国で一泊することを提案されたんだけど、できるだけ早くうちの近くまで帰りたいから、とりあえずソーセージ国まで行って一泊することにした。So, ゴメンナサイ」

 

 

 

えーと、「So, ゴメンナサイ」と言うポイントが少しズレているような気がするのですが…。

 

 

……いやなんかもうどうでもよくなったわ。

 

 

とりあえず、そんなわけで、今夜帰宅する予定だったのが半日延び、日曜朝に帰ってくることになりました。

 

 

電話切ったあと、私は爆睡したのですが、あとで見たら5時半にもメッセージ入ってて、

 

 

「今飛行機乗ってる。絶対間に合わないと思ったのに乗れたって、ほんと信じられないよね、奇跡~音譜

 

 

ってまた言ってる。

 

 

Animaとしては、

 

 

 

奇跡が起きるというのなら、夫が帰国当日の朝6時まで飲み明かさないという奇跡が起きてくれたら本気で驚愕するのに。

 

 

 

と思いました。はい。

 

 

 

そんなわけで、まだ夫帰ってきてないけど、とりあえず一件落着。

 

 

 

ハイハーイ。バイバーイ。

 

 

 

こちらは相変わらず仲良しで

いっつもくっついてる2匹。

 

 

 

 

 

 

あしあと

 

 

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