昨日、Zさんが日本語レッスンの宿題をやっていました。
3年生の国語の教科書に出てくる、慣用句や故事成語について今学んでいます。
こういうのすごく難しいよね、なんて言いながらも、慣用句の意味を説明して理解してもらって、問題を解く、というワークシートをやってると…
瓜二つ
という表現が出てきました。「親子とか兄弟姉妹とか、他人でも別にいいんだけど、そっくりなことだよ。ダディーとZは瓜二つだねー、なんてよく言われるでしょ」と言ったらば、
「NO WAY!
ダディーは僕と
『瓜二つ』ジャナーイ!」
と断固否定。あらそうなの?会う人からよく「Zくんはダディーにそっくりねー。Aくんはマミーにそっくりねー」と言われるんだが。
でも実はマミーも、Zの顔のパーツパーツは私にそっくりだと思っている。ただAは東洋人が入ってることが明白な顔立ちだけど、Zはなに人なのかよくわからない感じなだけで。
なんてことを考えていたら、
「僕はAと『瓜二つ』」
って。
そーかなぁ。まぁ表情とかは似てるし赤の他人と比べればだいぶ似てるけど、『瓜二つ』ってことはなくないか?
赤ちゃんの時の写真で、髪の毛があるかないかだけの違いだ、と思った写真はある。
右のA氏にヅラつけたら左のZ氏になるよね。
(こんなホヤ毛のヅラは売ってないと思う)
これはもっと若かった時の。
若かったってw。
Zは生後1カ月、Aは2カ月。
同じ服着てるー。
うああ。赤ちゃん写真って心温まるなぁ。ほにゃほにゃだぁ。懐かしいなぁ赤ちゃん時代。いつまでも見てしまう。
で、ZさんとAさんは髪の質も全然違うし、額の広さも全然違うよね(Zさんの額は猫の額。はいこれも慣用句、覚えちゃおう!)。
と指摘すると、Z氏…
「でも、僕とAは耳が瓜二つ!」
耳ですと?
そっかぁ!耳が瓜二つなのかー!耳かー!耳かぁ…。
って、いや。
惜しい。『瓜二つ』、そういう使い方はしないんだよなぁ。全体が似てないと瓜二つとは言わないんだよなぁ。
瓜の種二つ
とかなら、耳だけ似てる場合に使えるかも!とかちょっと思ったが、そういう日本語はないので余計なこと言うのはやめようw。
日本語テ、ムズカシネ~。
だが、中学校の終わりにはGCSE(General Certificate of Secondary Education=義務教育修了時の全国統一学力試験)で日本語選択できるよう、ぜひぜひ『瓜二つ』覚えとこうな!!(『瓜二つ』がGCSEに出題される保証は全くございません)
って思ってから、ところでZとAの耳ってどんだけ似てるんだろう。まぁ耳が大きいのは2人とも大きいけど…って思って写真見たら…
全然瓜二つちゃうし!
形とか、あんま似てないよね??
……もう一回『瓜二つ』の説明をしなければならないのか、それとももう少し分析能力を養うよう鏡を見せたほうがいいのか、母はわからなくなりました。
さ、次の慣用句いこ、次。
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