ポピーが咲き乱れる季節になりました。通学路にも赤いポピーがたくさん咲いていて、黄色いお花と一緒に咲いていてカラフルで可愛らしい。
でもそういうお花の写真も私の手にかかるとなぜかカラフルさと可愛らしさが消えて暗~くなるんですけど
まぁいいではないか。美しいではないか。
さて、先日、学校の帰りに5年生の長男Zが、何やら学校のことを話していたんですね。
でも、途中で走り出した次男Aさんがド派手に転んでこの世の終わりのように号泣し始めたりしたもんで、マミー、ワタワタしてて話をあんまり聞いてなかったの。
そしたら、突然Zさんが
「僕はOrphanになりたい 」
と、毅然とした表情と声で宣言するではありませんか。
え? Orphanちゅうたらアレですよね。
孤児
ですよね。
え、えええ~!?
それは文字通り、「孤児になりたい」ということなんでしょうか。
それとも、まさかとは思いますがこの映画↓
作品の詳細はこちら
の女の子みたいなトンデモネー殺人鬼女子になりたいわけじゃないですよね?(それならそれで別にマミーは構わないけど…って、いやごめんすぐ思考がホラーに行くんだAnimaは)
と、冗談は抜きにして、マミーとダディーとAが一応いるにもかかわらず、孤児になりたいとは、何かこの子には重大な悩みとか、マミーやダディーなんて大嫌いだ、とかそういうことがあるのだろうか。
と泣きそうになる私。これは今夜の野獣さんとの話し合い案件か。
ううう、赤子の頃から骸骨の服とか着せて可愛がってきたのに。
本当に孤児になりたいのだろか。マミーもダディーもAも捨てて、プレイステーションも捨てて行ってしまうのだろうかこの子は。私の何が悪かったのだろうか。いいや、きっと悪かったのはきっと野獣さんに違いない(そこ行くか)。
うじうじし始める母。と、そこに畳みかけるようにZ氏の言葉。
「Orphan 1 がいいな 」
ん?
はい?
なんすかその「ワン」って。
「Orphan 2 はセリフがいまいちなんだ。だから1のほうがいい」
おおお、やっぱりあのマミーの大好きなホラー映画の話か。確かに前日談である続編より、一作目のほうがいいよね。キミもやっぱそう思ったか!(いやZさんあの映画観てないですけど)
ゴメンZさんよ、何の話だったっけ?
って恐る恐る聞いたら…
「学年末の劇の話だよ!さっき言ったでしょ!僕はOrphan 1 の役をやりたいの!」
……
…………
あっ。
そうそう、それね。
うんうん、なりなよ!
きっとキミにぴったりだよ!
OrphanなっちゃえYO!
ぴゅーぴゅー。
と、なんとか取り繕いましたけどね。
人の話はちゃんと聞けよ
ってことですね。暴走、妄想いけません。悪い癖です母ちゃん。
というわけで、彼には頑張ってOrphanの座を獲得してもらいたいと思います。はい。
ちなみに、低学年ではナティビティー(クリスマス劇)をやり、高学年ではもっと本格的な劇をやるのですが、セリフがひとりにつきそんなに多くない、なんならセリフがない子もいるナティビティーに比べ、高学年の劇では、主役のセリフは150行くらいあるらしい。脇役級でもかなりセリフ多し。
楽しみです。
レセプション学年の時は、暴虐を尽くす王様役をナティビティーで演じたZさん。
セリフ2言だけだったけどな。
王様役も孤児役もこなしちゃう、個性派俳優になっていただきたい。
ホアキン・フェニックスみたいになってくれたらマミーは嬉しいなぁ!!
なんてまたいろいろ妄想ばっかり膨らむものの、実のところ、別にZさんが好きなもんになればなんでもいいです。
そして日本語も頑張っております。
渡辺謙さんのようなバイリンガルな役者さんになってもよくてよ。
いつも応援ありがとうございます!
原題は『Orphan』。ラスト近くで明かされる謎が痛快。観るがいいわ。