先日、歯医者に行った際に受付のおばちゃん(いや私もおばちゃんですけど、もっと年上のお姉さまなのよ、受付嬢)と話をしていて、長期に渡って過酷だった仕事が今はひと段落してやっと休んでるとこですー、なんて言ったら

 

 

 

「じゃあ、夫と子どもを仕事や学校に送り出す際には『あー今日も忙しいわ』なんて言って忙しいふりをして、いざ送り出したら紅茶を淹れてケーキを出して、映画を観るのよ!それがあなたに今必要なこと。必要なのよ。そうして然るべきだわ!真顔上差し

 

 

 

と、これでもかと力説されてしまったので、言うこと聞くことにしましたww。いいこと言う、歯医者のおばちゃん!いいこと言うね!!

 

 

 

 

 

 

まず、先日は友達から借りてた日本の小説2冊を読みました。

 

 

湊かなえ著『母性』と凪良ゆう著『流浪の月』

 

 

 

 

 

 

ネタバレはあんまりしませんが、『母性』のほうは怖かったですねー。「母の愛」とは何なのか、っていうのがテーマのミステリー小説なんですけど、「母親」というものの怖さをすごくよく衝いている。自分が母親になってこのかた、

 

 

 

「人に対して優しい人間になりなさい」

 

 

 

と 息子たちに言い続けてきてるんですけど、それ以上に、「自分を大切にすること」だとか「自分の中の何かを犠牲にしないこと」のほうがもしかしてずっと大事なんじゃないか、ってはたと思いました。そういう話です。映画化もされてるようなので、今度観てみようと思います。

 

 

 

 

 

『流浪の月』も面白かった。文学専攻してた時の感覚からすると、これはいわゆる「娯楽小説」「ラノベ」というジャンルになるのかなぁと思いました。アニメとかテレビドラマ化するのに向いてるような。今どきはあんまり「純文学」「娯楽小説」みたいな括り方ってしないのかな?エンターテインメントとしてはすっと入りこめて、読んでてワクワクしました。

 

 

両親を失い、親戚の家でつらい日々を過ごしていた少女「更紗」と、ある日彼女を誘拐した大学生「文」との間に生まれた密やかな絆。更紗を連れ去った文のことを誰もがロリコン誘拐犯だと考えていたが、実際彼がしたことは、ただただ彼女を静かに見守り、どこよりも暖かい場所を彼女に与えたこと。誰にも言うことができなかった秘密を抱えているふたり。世間がどんな目で見ようと、彼らの絆は誰にも断ち切れないものとなっていった…。そういうお話です。

 

 

これは、小説読み終わったら一気に映画まで観ました。

 

 

あ、もちろん紅茶とケーキ付きで。コーヒーニヒヒショートケーキ

 

 

 

 

 

 

誘拐犯(いや「犯人」って感じじゃないんですけどね)役の松坂桃李さんがいいですね~(ちなみにこの人の奥さんが、先の『母性』の映画の主演女優さんなのね)。じとーっと暗くて、でも優しい感じで。個人的には好みではないけど、こういう植物系男子はたまに見ると目の保養になります。口数が少ない男子は大好きです。

 

 

 

 

肉食系で、口数が少なく、詩を書いたりものを創作したりするとぶっとんだ作品を生み出すような、アーティスティック男子が私、一番好みよ。←なんじゃそりゃ、って話ですがww

 

 

 

 

…あれ、野獣さんってやたら口数多くて芸術創作とか全くできないエンジニ屋ですけど…汗

 

 

 

 

 

映画は、横浜流星さんとか、どうやら人気者らしい(知らなくてすいません)俳優さんも複数出ているようですね。面白かったし映像も良かったけど、内容のディテールがちょっと足りないと思ったかな。小説のほうが、主人公の心理や、知らない男の人についていく背景だとか、彼女にとって何が幸せなのかとか、そういう描写がしっかりとされていて腑に落ちる感じがしました。どちらかといったら小説推しです。

 

 

 

 

 

 

さて、久しぶりに日本語を読んで日本語を聞いた翌週は、英語に戻りますww

 

 

ずーっと長い間読んでて、まだ読み終わらない『Never Let Me Go』(Kazuo Ishiguro 邦訳は『わたしを離さないで』)。洋書って、ミステリとかはすごい勢いで読めるけど、純文学系はなっかなか読み進まないんですよ私…。まぁこれも純文学といっても軽めのほうだと思うんですけど、これの前に読んだ『Klara and the Sun』(2年くらい前にけっこう詳しくレビューしてましたね)は3日ほどで読了したのに対し、これはものすごい時間かかってる…。

 

 

 

 

 

 

だんだんめんどくさくなってきて、90%くらい読んだところで、映画のほう先に観ることにしました。おいでニヤニヤ

 

 

 

昨日はファスティングの日だったんで、ケーキは無しの、コーヒーだけで!

 

 

 

 

 

 

いやー、当たり前だけど、これも映画のほうがだいぶ端折ってる感はありますね。ただ、キャストが原作で想像してたのと同じイメージのキャストだったので、違和感なく観れました。

 

 

臓器提供を目的として生まれてきた子供たちが辿る悲しい生の物語。自分がもうすぐ「終了」してしまうことがわかってるのに、それでも人を愛してしまうのって、どうしてなのでしょう。それが人間というものなのか。切ない切ない話ですね。

 

 

 

でもって、さっきの好みの男子の話に戻りますが、

 

 

 

アンドリュー・ガーフィールド演じるトミーはめちゃ好みラブラブ

 

 

 

です!眉毛の太さとか好きなんです。変な動物の絵とか描くとことかも好きなんです。眉毛ね、私の中で眉毛は大事なポイントです。

 

 

 

がっつり太い眉毛、ブラボー。

 

 

 

あー、今気づいたが、わたしが夫のこと好きな理由は眉毛かもしれない…。

 

 

 

 

でも繊細さもある、ってのがミソ。

 

 

 

このお方には、スパイダーマンなんぞやっとらんと、いい映画にたくさん出ていただきたい。スパイダーマンはどうしてもちょっと、

 

 

 

蜘蛛っぽい動きをする全身タイツ男汗

 

 

 

以上の存在には私の中でなれないので…。すいませんね。ほんとすいませんね、Aさんをはじめとするスパイダーマンファンの皆様。

 

 

 

 

 

とまぁ、小説だの映画だのを少し楽しんでいる今日この頃です。今夜あたりはほんと、『Never Let Me Go』読了しよ…。

 

 

 

 

さて、そろそろ日本行きの荷物をパッキングしたりしないと、いい加減ほんとヤバイので、手をつけていこうと思います。

 

 

 

ではでは。

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あしあと

 

 

お読みいただきありがとうございました♪

 

 

 

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