イギリス生活16年目。

小さな学園都市でニュージーランド人夫と、2013年・2016年生まれの息子ふたり、黒猫一匹と暮らしているAnimaです、こんにちは。

 

 

黒猫しっぽ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫あたま

 

 

昨晩の空は雲一つなくいろんな色がグラデーションになったなんともきれいな夕暮れでした。

 

 

 

 

さて、本日はやっと読むことができた本のご紹介を(洋書です)

 

 

『Human Readable』 by Blazej Mikula

 

 

 

 

新型コロナウィルスのパンデミック、そして英国がEU脱退した年から50年余りが過ぎた近未来。英国のかつての古き良き学園都市ケンブリッジは、人工頭脳や頭脳情報操作(サイバネティックス)によりコントロールされた若者たちがカレッジ闘争を繰り広げ、世紀末的な争いが続いていた。そんな中、若きコーディング技術の天才ラーが、ある女子学生を誘拐し、彼女の脳情報を抽出する仕事を依頼される。ところがその作業が思わぬ方向に転換し、ラーは武装した黒服の大学ポーターたちに銃撃される・・・。ラーの運命はいかに・・・?

 

 

という、つまりはSF小説です!

 

 

で、この小説の何が特別かと言いますと・・・

 

 

著者が私と野獣さんの昔からの友達だということです!!笑い泣き

 

 

著者のブラジェイくんはポーランド出身で、私の親友であり結婚式の時のブライズメイドもしてくれたアガちゃんの元婚約者(残念ながら別れましたが・・・)。もともとは写真家で、アート好き。私と同じ2005年くらいにアガちゃんと一緒にイギリスはケンブリッジに移住してきて、英語もままならないまま写真屋さんでアルバイトしたりしてました。

 

 

で、同じカレッジで英語を勉強していたアガちゃんと私が知り合い、意気投合したことでブラジェイくんも仲良くなったというわけなんですね。
 

 

共にウォッカやズブロッカをあおり、日本好きのアガちゃんに影響されていろいろ日本映画なんかも観てて、日本のヤ●ザが好きで日本刀かっこええ、なんて言ったり、日本のヘビーメタルバンド・Dir En Grey(ディルアングレイ)が来英した時には一緒にライブにも行きました。

 

 

アガちゃんと別れてしまってからはあまり交流もなかったのですが、街でたまに会うこともあり、パブでばったり会ったときにはやっぱりしこたまウォッカを一緒にあおったという。。。

 

 

これは2008年。左がブラジェイくん。右が野獣さん。

仲良く飲んでいるのはもちろんウォッカですよ。

 

 

そんなブラジェイくんが、先日インスタグラムに「初めての本が出版されましたー。アマゾンで読めるから読んでね」なんて投稿をしていたので(自費出版だと思われますが)、元作家志望者の私(そして今でも書きたいんだよ本当は)としてはこりゃあ放っておけない、とさっそくダウンロード。

 

 

同じくらいの英語レベル(日常会話がかろうじてできるかな?くらいよ・・・)で渡英して、長い間ひとりでがんばってきて、英語でSF小説まで書くようになっちゃうって、すごいことですよねぇ。見習うところが多すぎる。

 

 

で。真顔上差し

 

 

肝心の内容ですが。

 

 

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小難しいわっっ!!!パンチ!

 

 

 

 

 

とツッコミまくりたくなる感じでした(笑)。私英語で読むのはシンプルめの純文学かミステリー小説かニュースや雑誌の記事くらいなんで、SFの語彙ってあんまりないんですよ。それがもう、隅から隅までサイバースペース。んでもって誰が何したって?え?大学のシステムも良くわかってないから、ポーターって具体的に何する人だったっけ?って、いちいち止まるわ。

 

 

まー、ワタシが英語で読むタイプの文章とだいぶ違うので、ページ数は25ページという短編なんですけど、読むのに2日(4時間とか)かかったわよ。

 

 

古き良き大学町のケンブリッジに、アンドロイドだの脳情報をコーディングされた人だのがわんさか出てくるっちゅう、サイバーパンク小説と言ってもいいのかな。そういえば若い頃は私、ウィリアム・ギブスンフィリップ・K・ディックJ・G・バラードなんかけっこう読んでて、映画の『ブレードランナー』とか『マトリックス』なんかも好きで、近未来や遠い未来のサイバースペースものってワクワクしたりしてたんだった。

 

 

コーディング(プログラミング)された世界って、完璧なようであって、でもコードにほころびがあったりするとすべてが崩壊したりする。コードの一部にミスが生じたことで世界が破滅の危機に陥ったりする。それから、コンピューターウィルスが人間の頭脳に入り込んだりして脳を制御し始めるとかね。この辺、ブラジェイくんの小説にも出てきます。そういう話ってドキドキして面白いですよね。

 

 

でも、面白いと思えるのは日本語で読む場合ね(笑)。

 

 

英語は、普段使わない類の言語だと脳みそが最近停止します。慣れの問題かもしれないけどさー。

 

 

ブラジェイくんの短編小説も、そういうサイバネティックもの、サイバーパンク的な近未来アクションスリラーが好きな人にはすごく面白いのかもしれません。いや、面白かったよ。でも文章自体はすっごいハマりはしないタイプの文章かな・・・。ごめんよ。

 

 

UKのアマゾンではKindle Unlimitedやってる方は無料でダウンロードできるみたいです。普通に買う場合は1ポンド。

 

 

 

 

 

 

このレビュー書いてるAJってのは私ですww

 

 

とまぁ、そんな感じで、SF好きなそこのあなた!アマゾンUKにアクセスできる方は今すぐチェキラウーーー。

 

 

最後に、SFアクションスリラーからは程遠い我が家の和み男子たち。

 

 

 

 

 

 

兄弟っちゅうよりカップルにしか見えないわ(笑)。後ろのつら~っと無視してるテンちゃんがツボ。

 

 

黒猫しっぽ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫あたま

 

 

この辺のサイバネティックス系SF作品は名作ですよー。

 

 

 

 

 

 

 

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