イギリス生活15年。

小さな学園都市でニュージーランド人夫と、2013年・2016年生まれの息子ふたり、黒猫一匹と暮らしているAnimaです、こんにちは。

 

 

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エルフ日記。

 

 

◆12月20日(Day 20)

スノーエンジェルを作ってみたかったもよう。

 

下のドレスの部分がちゃんとスカート状になってなくて、いまいちだね。

 

 

◆12月21日(Day 21)

突如としてスーパーモデルに大変身した本日のエルフ。4歳児の靴を履いてポーズをとっているところを靴の持ち主によって発見される。

 

モデルにしちゃだいぶバランス悪いけどな。

 

 

 

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さて、今日は最近観たドラマのことを。

 

 

『The Queen's Gambit』という、2020年アメリカ製作のドラマが素晴らしかった。全7話。Netflixで視聴できます。ブロ友さんもこの作品、ご紹介されていたような記憶が。

 

 

 

 

舞台は、1950年代末のアメリカ、ケンタッキー州。9歳の少女ベスが、母親の自殺により孤児となります。孤児院に入れられるベス。そこで唯一彼女が親近感を覚えたのは、先輩孤児のジョーリーンだけ。孤児院で子供たちに与えられる精神安定剤(向精神薬)の通常とは違う使い方を教わったりして、ふたりの少女は親友になっていきます。

 

 

同時に、ベスが発見したのは、孤児院の地下室でいつもチェスをやっている雑用係のおじさん、シャイベルでした。一度気になったらとにかく気になる。ベスは、チェスの世界に惹かれていきます。そして、授業をサボっては地下室に潜り込み、シャイベルにチェスを教えてほしいと頼み込む彼女。シャイベルは、初めてプレイするベスに、特異な才能を見出します。

 

 

ベスは、就寝時に孤児院の白い天井を見上げて、精神安定剤を飲みトランス状態になって、頭の中で構築したチェスのすべての駒の動きを天井に映像(幻影)として映し出すことで駒の動きかたを学び、予測し、どの駒をどう動かしたら勝ちにつながるかを解明します。そしてそのイメージ・幻影を実際のプレイで再現する、という不思議な方法によって、チェスの腕を上げていくのです。

 

 

ベスは只者じゃない、と思ったシャイベル。地域のチェス競技会の人にベスを紹介し、地元の高校でプレイさせたりして、ベスをチェスの世界にいざないます。

 

 

ベスが14歳になった時、彼女を養子にしたいというカップルが現れ、孤児院から去ります。このカップル、すぐに離婚してお母さんだけになってしまいますが、ベスとお母さんは二人三脚で生活を始めます。

 

 

その後ついに地元のチェス大会に参戦するベス。あれよあれよといううちに次から次へと大人の男たちを打ち負かし、チャンピオンに。一気に注目されるベス。当時、チェスは男性のゲームだったんですね。

 

 

チェス大会で勝つと賞金が出る、ということを学んだベスとお母さん。こりゃあ稼げる、と、どんどん大会に参加していきます。アメリカ国内から、ラスベガスの大会、さらに海外の大会にもチャレンジし、賞金を稼ぎまくり、様々なプレイヤーと知り合って、世界を広げていくベス。それと共に、どんどん薬と酒に依存していき・・・。

 

 

ついに、彼女は最強の敵に出会います。

 

 

さて、どうするベス。彼女は敵に打ち勝つことができるのでしょうか。

 

 

っていうお話です。

 

 

いやー面白かった!

 

 

もうこのベスちゃんが魅力的で魅力的で。本当のお母さんが自殺して、孤児院に入って、笑うことなんか全然なくて、いつも睨んでる子。でもチェスが異様に上手で、という。大人になってもベスちゃん、めったに笑いません。同世代の女の子がハマっている音楽や異性にも興味なしです。年頃の女の子らしい感情がまったくないような彼女が、薬と酒にやられて行く姿。それでもひたすらチェスの世界を追求し、己の敵を倒し続けていく。いい!とてもいい話でした。

 

 

案の定、最後にはうちの夫、グッスグス泣いてましたからね。笑い泣き

(いつも通り、私はちょっと涙ぐむくらいだけど夫は号泣、というパターンww)

 

 

このドラマを観ようと思ったのは、野獣さんももちろんチェス好きなんですが、我が家にはもう一人チェス好き子供がいるので。

 

 

この人。

 

 

 

 

 

 

ドラマ自体は子どもには見せられない内容ですが、何個も先の動きを予想して駒を動かす、というスキルはぜひ教えたいものです。うちのZさんはぜーんぜん天才肌ではなくて、普通にプレイしてるだけですが、だいぶ上手になってきて私なんか時々数手で負かされますからね・・・いや、私がダメダメなだけですが・・・。

 

 

このドラマのベスちゃんは、常に孤独な戦いを繰り広げている人。本当のお母さんが言っていたことを常に覚えていて、とにかく戦いつづけなければいけなかった女の子。彼女の人生の象徴がチェスだったんですね。ちなみに、クイーンズ・ギャンビットとはチェスの駒の配置の形でそう呼ばれる形があるんだそうです。

 

 

別にチェスが好きでなくても楽しめるし、感動する話だと思います。60年代ファッションも楽しめちゃう。超おすすめですー。

 

 

さー、次は何のシリーズ観よう♪♪

 

 

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我が家のチェスセットはこちらのものです。

 

 

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