昨日はすこーしだけ暖かくなって、といっても18度くらいなんですけど、夏の終わりを楽しもうと張り切った我が家のダディがお昼にバーベキューを敢行しました。チキンの骨付きモモ肉と豚バラの塊、コーンをバーベキュー。ひよこ豆のサラダと一緒にいただきました。

 

 

 

 

 

 

さて、タイトルのとおりなんですが、先日、お友達から借りて読んだ絵本で、私、おかしなことになりました。その本とは・・・

 

 

 

『えんとつ町のプぺル』。ベストセラーになったバイリンガル絵本です。

 

 

 

 

 
 
 

 

 

 

 

これの原作者のにしのあきひろさんって芸人さんなんですか?浦島太郎な私は全然知らないんですが。世界の子どもにも読んでもらいたいと、彼の本には英訳がついてるんだそうです。この本は、もともとのお話があったところに、さらにたくさんの人が携わってカラー作品化して出来上がったのだそうです。そしてミュージカルにもなったとか、さらには映画化もされて、今年12月に公開だとか。すごいですな。西野さんって人はビジネス書なんかも書いたり、いろいろやってるかたなんですね。おらぁ、知らなんだ。このおかたはアメブロもやっておられるようですね。いやぁ、まったく知らなんだ。すいません。

 

 

 

 

お話は、えんとつだらけ、スモッグだらけの工場町で、ハロウィーンの夜に郵便配達屋さんがぽろりと、配達予定の心臓をゴミの山に落としてしまうところから始まります。たくさんのゴミが落ちた心臓にくっついて、なんと、ゴミ人間が生まれます。ハロウィーンなのでみんな仮装しているため、ゴミ人間も人波に紛れ込んでも違和感なし。

 

 

でも、ハロウィーンが終わったら、みんなに「こいつ人間じゃない」と気づかれてしまう。汚くて臭いゴミ人間はみんなに嫌われます。ところが、一人だけ、煙突掃除のアルバイトをしているルビッチという男の子だけが、ゴミ人間と友達になる。ルビッチは、漁師だったお父さんを早くに亡くしたのですが、お父さんから「えんとつの煙の上には星がたくさんある」という話を聞いて育ちました。そして一度星を見てみたいとずっと思っていた。お父さんのただ一枚の写真はペンダントに入れて持っていたんだけれど、ある日煙突掃除のさいちゅうに誤ってえんとつの上から街のどこかにペンダントを落としてしまい、見つからなくなっていました。

 

 

さて、友達になったはいいけれど、日に日に汚く臭くなっていくゴミ人間。そんな友達とつるんでいるルビッチはだんだんみんなにいじめられるようになり、ついにもうゴミ人間とはつきあいたくないと思い始めるのですが、そこで突然、ゴミ人間がとった行動とは・・・?

 

 

 

 

という感じ。絵がちょっと漫画/アニメっぽいところは私好みではないんですが、よく描きこまれていて綺麗なファンタジー溢れる雰囲気で、引き込まれやすいと思います。で、最後には、予想はつくんだけれど感動が待っています。日本語と英語で書かれているので、英語のほうだったら7歳の長男Zさんには簡単に読めるんですが、あえて私が日本語で読み聞かせました。

 

 

 

ところがさ。

 

 

 

最後のほうで、だんだんゴミ人間の正体がわかってくるあたりでもうさ、母の涙腺崩壊しちまってさ。笑い泣き

 

 

 

読んでて声がフルフル震えるわけですよ。おいで 

 

 

 

そんでZさん、いったいどうしたんだろうと心配そうに私の顔を見るわけなんですけど、「いやーもうこれフツーに感動だろ?」とか言ってもたぶん普通にわからないと思うんで、一生懸命普通の声で読みましたけどね(笑)。7歳児にはわからんかなぁ、こういうとこで泣く心理。。。ま、つまりは

 

 

 

 

歳とって涙腺が緩みがち真顔

 

 

 

 

ってだけですけど。特にね、大好きすぎた母を亡くしたりしてるから、よけいそうなるんでしょうね。ってことで、クサイお話っちゃクサイお話です。でもいいお話だと思いますよ。Zさんもゴミ人間がどんどん臭くなったり手がもげたりしてるとこではすごく引き込まれてました。

 

 

 

日本語で読み聞かせた後、英語でも読ませてみましたが、するする読めてました。やっぱり最後に私のように揺さぶられることはなかったようですが・・・。最初に読み聞かせた時から普通に「あーやっぱりね、僕ゴミ人間は○○さんだと思ったんだよねー!」って自分の予想能力にを自画自賛してましたけどね。

 

 

 

で、読んだあとに夫・野獣さんも「どんな話なの?」って聞いてくるから、説明しようとするんですけど、そこでまた最後の場面を説明しようとするとウルウルフルフルしてくる私・・・。

 

 

 

救いようがないわほんと。なんなの私。これたぶん、お話のせいではなくて、私の涙腺の問題なだけな気がする。。。。そもそも夫よ、聞くな。英語で読めるんだから自分で読んでくれ。

 

 

 

英語/日本語のバイリンガルレベルとしては、どちらもネイティブなら小学校3~4年生レベルといったところでしょうか。うちは日本語ネイティブではないので、日本語だとたどたどしく読んで、単語の意味がわからなかったりするものが多かったです。英語のほうはZさんは来週から小学校3年生なのですが、楽に読める感じでした。読み聞かせるなら、おそらく対象年齢は小学校1年生以上くらいかなぁと思います。それ以下だと、あんまりお話をしっかり理解できないかも。

 

 

 

本もベストセラーですし、映画公開の前にでも原作を読んでみてもいいかもしれませんね。この絵からすると、映画はなかなかファンタジー色の強い魅力的な映画になるんじゃないでしょうか。予告編の動画とかいろんなとこでもう見れるのかな?YouTubeではいろいろ出てます。西野さんご本人の読み聞かせスライドなんかもあるようです。

 

 

 

さて。涙腺崩壊しただけで終わりにならない私。こういう「いいお話」を読むと私の中の何かが反発反応を起こして、ホラーな話とかほんっとに救いのないマーダーミステリーだの心理ミステリー系を読みたくなるドクロ っていう・・・ひねくれものです。すいません。スティーブン・キングが好きなんです。

 

 

 

 

最後に、「星を見たいならロケットに乗って宇宙に行くのが一番手っ取り早いよな」とかいいながらロケットで遊び始める現実的な男子ふたり。気温18度でも兄ちゃんやっぱり裸族です。さすがにパンツいっちょは寒いらしい。

 

 

 

 

ちなみに…最初の写真のバーベキューでうちがお肉につけて食べる定番ソースが、イギリスで人気なチキン料理チェーン店Nando'sのペリペリソース。うちはHotが好きですが辛さ控えめのも美味しいです。