Zさんの学年は今ハーフターム、ドラゴンにまつわるお話や工作がテーマだそうです。そこで、学校からリンクが来て読んだ本の中の一冊が、Helen Wardという著者による『The Dragon Machine』。
こんな本です。↓
私もう、この絵ですっかり虜です。こういう絵とても好き。
誰にもあまり相手にされない男の子がある夜、ドラゴンがたくさん周りにいることに気が付きます。でも、誰もドラゴンの存在に気づきません。電線の上とかゴミ箱の中にいるのにね。男の子はドラゴンと一緒に遊ぶのですが、徐々にドラゴンたちは調子に乗り始め、物を壊したりして手に負えなくなっていく。
そこで調べたところ、ドラゴンはもともと遠い遠い誰も知らない場所に住んでいるらしい。とてもじゃないけど歩いては行けないので、男の子はドラゴン・マシーンなる乗り物を作って、ドラゴンと一緒に飛んで行くことにします。
トントンカンカンやって、すごいドラゴン・マシーンができました。たくさんのドラゴンたちと一緒に空を飛び、遠い遠い誰も知らない場所へ行きます。そして地面に衝突!ドラゴンたちは、故郷にたどり着いて、みんなどこかへ行ってしまいます(自分の家に帰ったのかな?)。
そして一人残された男の子。マシーンが壊れてしまったので彼はおうちに帰れません。そのころ、男の子がいないことに気づいた大人がみんなで彼を捜索。さんざん探し、やっとのことで遠い遠い場所で壊れたドラゴン・マシーンと一緒にぽつんとしている男の子を発見します。
もう誰も、男の子を放っておいたりしません。彼は「お帰り」ケーキを作ってもらい、犬を買ってもらい、遊び相手ができて毎日が楽しくなったのでした・・・。ただひとつ、彼が気づいたことがあります・・・。それは、このプレゼントしてもらった犬ころ、よく見ると犬じゃなくて、何か他の生き物・・・背中にトゲがあってしっぽの先がとがっている・・・つまり・・・ドラゴン・・・だったんですけどね。
という変なオチ(笑)。そして私としてはツッコミどころの多い、ビミョーな作品ではありますが・・・たとえばさ、
おい大人。犬なんか与えただけで、また子ども放ったらかしにすんじゃねーぞ。
って思ったりとかね・・・。でもまぁ、Zさんはこのお話、けっこう気に入ったようです。イギリスのブックトラストのサイトでは、このお話を読み聞かせてもくれるので、字が読めないAさんも楽しんでお話を聞いてました。ぜひお試しを。
で、課題だ。
このお話を読んで、自分が創作したドラゴンキャラについて描写する文章を書けとか、読解の問題を解けとかいろいろ先週から課題はあったんですが、今週一番にやったのが、この「ドラゴン・マシーン」のモデルを自分でも作ってみよう、ってやつでした。
マシーンですから、どっかが動かないとね。ってことで、四苦八苦して、Zさん、ようやっとこういうの作りました。↓
あ、どことなく絵本のイラストに似ている可愛らしいドラゴンだ。首と翼の付け根が針金でできているので、首を動かせ、そして羽をパタパタすることもできます。うん、どことなくマシーンだ!
脚はつけようと思ったんだけれどうまくつけられなかったので、ぐるぐるにした針金に座らせて、「巣で休んでるドラゴン」ってことにしたそうです。目はビー玉。背中にちょこんと乗っている、段ボールの切れ端みたいのは、ラップトップ型のコントロールパネルで、背中に乗ってこのパネルで操作するとドラゴンが飛ぶんだそうですよ。
なんかこう、すごくきれいにまとまってなくて、半分壊れたマシーンみたいな、ラスティックな雰囲気の出来上がりが非常にマミー好みだよ。
そんなわけで、これ作るのにけっこう時間がかかってどうなることかと思いましたが、今日も無事ホームスクーリング終わりました。明日もがんばろー。
本日のお散歩。
あ、昨日も書きましたが、今まで非公開設定にしていたインスタの日常写真、公開にしましたので、興味があるという奇特な方はご訪問ください(リンクは下記)。アカウントのA面が日常写真、B面が非日常写真です。ちなみに、A面・B面というものの存在を知っている人は、40歳以上だと思われます。ふふふ(いや別に喧嘩売ってるわけではありません)。ではでは。