だいぶ前に野獣さんと二人で「子供が寝た後のお愉しみドラマ」として見始めたのが、Netflixで観れる『ペーパーハウス(原題は『La Casa de Papel』。英題は『Money Heist』)。
スペインのドラマで、天才策略家の「プロフェッサー」が数人の手下を従えて銀行強盗をし、大金を手に入れよう、という話。
うまいこと銀行に入り込んだメンバー。完全に銀行を封鎖し、金庫への潜入を試みつつ、人質を取って逃げるときのための穴を掘り掘りさせたりします。この人たち、人の心理にうまくつけこむような訓練もできていて、人質を怖がらせつつも飴と鞭みたいな感じで操るのが上手い。
それと同時に、まるで塾の夏合宿みたいにみんなで寝泊まりして綿密なる強盗計画を練ったり予行演習を行うシーンが交互に映し出されます。いかにこの計画が練られたか。予想外のことが起こったらどうすべきか・・・。そういうこともすべて訓練ずみで、実に完璧かと思われる強盗の展開。
ところがどっこい、そうは問屋が卸しません・・・。銀行から離れた僻地で指示を出しつつ、たまに街に降りてきて、強盗を捕獲すべく奮闘する女性刑事を翻弄するうちに、こやつら、恋に堕ち・・・。はたまた、メンバーの中のリーダー的存在の男が徐々になんかおかしくなりはじめ・・・。
もうね、このドラマは本気でヤバすぎます。
何がヤバいって、作りが上手すぎる。一話観たら次の話を見ずにはいられない。毎晩野獣さんと二人で
「今夜は2話だけにして早く寝ようね」
などと言うも、結局3話4話と続けて見てしまう。で、翌朝目の下に隈をつくって、「今日はほんとに2話だけにしよう・・・」って誓うも、やっぱり2話観終わったあとに「・・・・やっぱりもう1話」となるわけです。
目が離せないんですよ、ほんとに。
で、これ、今イギリスではシーズン3を観ることができます。最初の銀行強盗の話はシーズン2までで、3は、とある理由から新たな強盗を働くべく、一度散り散りになったメンバーが再度集まり・・・。
昨晩から見始めたのがこのシーズン3なのですが、やっぱり以前と同じように、1話見終わるごとに「えーと、もう1話、かな?」ってふたりで目くばせしつつ、結局昨晩は3話見たんだっけかな。
何を隠そうこの私、先日スペイン語を独学で勉強しはじめました。まだまだ超初級ですが、今回このドラマを見始めたら、ちょっとだけ言ってることがわかる!(スペイン語音声で英語字幕で観てます)
「Tokyo esta aqui」
「Tokyoがここにいるんだ」とかそういう超単純なセンテンスだけですけどね。
あ、ちなみにTokyoってのは強盗メンバーのなかのひとりの女の子のニックネームです。メンバーは皆、都市の名前をニックネームにしていて、本名を使うことは禁止、なのです。ヘルシンキとか、デンバーとか、オスロとか、リオとか、プロフェッサー以外は全員都市名です。
全然レビューになってないですけど、とにかくヤバい、ハマること間違いなしなので、興味ある方はぜひ見てみてください。
しっかし、スペイン語って超早口だから、英語字幕読むのについていけないことしばしばだわ・・・。これは私の英語力のせいか・・・?って思ったら、野獣さんも「今なんて言った???」ってよく巻き戻してるので、どうやらスペイン語のせいらしいです、はい(笑)。