動物福祉についてのつぶやき

動物福祉についてのつぶやき

動物福祉に関するニュースのご紹介や考えなどを綴っていきたいと思います。

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アメリカ・サンフランシスコ市が、毛皮の販売を禁止するという決議を行いました。

http://www.afpbb.com/articles/-/3168397

 

GUCCIやアルマーニといった高級ブランドを始めとし、H&MやZARAなどのファストファッションまでもが、製品に毛皮は利用しない、という声明を発表しています。

そして今回、サンフランシスコ市という大きな都市までもが、毛皮(リアルファー)流通規制を行うことを決定したのです。

 

主に欧米を中心として、着実に「毛皮の利用をやめよう」という大きな流れが押し寄せてきている、と言っていいでしょう。 

 

2019年1月1日より、この禁止条例が有効になるとのことです。

前回の記事で、change.orgという、署名活動のサイトをご紹介しました。

今回は、動物福祉とchange.orgとの関係について考えてみたいと思います。

 

署名というと、今までは街頭にたち、声を張り上げ、立ち行く人に署名を訴えかける手法しかありませんでした。

 

やはり時間的・精神的制約もありますし、なかなか賛同者が集まりにくく、成果があげにくい側面もあったのでは、と思います。

 

ですがこういった、インターネット上の署名サイトで署名を集められるようになったことで、こういった制約はほとんどなくなったと言っていいと思います。

今までよりも、自分の主義主張を公表し、そしてそれに対する賛同者をずっと集めやすくなりました。

 

change.org

(※2018年3月31日現在 https://www.change.org/ja

 

 

動物福祉の観点からの署名運動も、多く掲載されています。

 

例えば下記など。

色々と気になるキーワードを入れると、たくさんの署名運動を見つけることが出来るはずです。

 

(全て2018年3月31日現在)

 

犬や猫の過剰繁殖をなくしたい!そのためにはブリーダーの数値規制や倫理規定が必要です。

 

「動物の愛護及び管理に関する法律」の改正を求める署名

世界遺産を口実に、奄美や沖縄の猫を安易に殺処分しないでください!

 

このように、多くの主義主張の署名活動を、誰もが簡単に行えるようになりました。

 

もちろん、その効力や有効性など、まだ疑問視される声も多くあることは否めないでしょう。

 

ですが、前回ご紹介した、H&Mでの闘犬パーカー販売停止からもわかるように、何かしらの影響を及ぼすきっかけには成り得るのでは、という期待を、個人的にはしています。

 

だって、こういった声が、何もなければ、何もおきない。

ですがどういう形であっても、声としてそこに「有る」ことで、何かが起きる可能性が生まれるのですから。

 

 

署名は簡単にできます。

そういった声を上げたことを、Facebookなどにリンクすることもできます。

 

ご関心のある方は、ぜひご覧になってみてください。

 

こはる

 

 

 

皆さんは、ファストファッションの代表格の一つ、H&Mをご存知ですか?

アメリカのティーンネイジャーにもとても人気のブランドで、

日本でも各地に出店されており、とても安く、トレンドを意識したアイテムを購入できるお店です。

 

今回は、そこで販売されていた商品をめぐるニュースを、ご紹介したいと思います。

 

次の写真の一番左に映っている、オレンジ色のパーカー。

この商品は、H&M店内で販売されていました。

 

※出典:Independent Digital News & Media

 

そこにある「Dogfight in Random Alley」。

日本語に直すと「無作為の競技場での闘犬」とでも訳せるでしょうか。

 

問題なのは、この中の「Dogfight(=闘犬)」という文字です。

 

この一言で物議がかもしだされ、ついにH&Mは、この商品を撤去する事態にまで発展したのです。

 

 

闘犬。

2頭の犬が互いに噛み付き戦い、どちらかが酷い怪我を負ったり、ひどい場合には一方が死ぬまで戦わせ続ける、「スポーツ」とされています。

 

今回撤去の決定打を打った、PETA(動物愛護団体)によると、

 

The garment normalises violent acts against animals.

(=洋服は、動物に対する暴力的な行動を標準化する)

 

洋服に書いてある言葉が、いかに人の行動や心理に影響を及ぼすか、といったところでしょうか。

 

そのためPETAは、残虐なだけでなく、多くの国で違法とされている「闘犬」と書かれたパーカーを、即刻撤去するようH&M側に求めたのです。

 

 

そしてPETAが今回行動に移した裏側には、Change.org. という署名運動のサイトを通した、一般市民の声の存在がありました。

 

“H&M MUST stop selling 'Dogfight in the alley' hoodies!!” 

(H&Mは闘犬のことが書かれたパーカーの販売中止をすべきだ!)

 

この表題で集められた署名の数は、およそ45000件。

この数字や、H&Mの姿勢に対する嫌悪感や疑問の声を受け、PETAがH&Mに販売中止を求めて接触。

 

そしてH&M側もすぐに中止に踏み切ったのでした。

 

***

 

The garment normalises violent acts against animals.
(=洋服は、動物に対する暴力的な行動を標準化する)

 

H&Mブランドは、主に若年層からの人気を集めるブランドかもしれません。

そして若ければ若いほど、あらゆるものから柔軟に影響を受けるもの。

 

たかが洋服の言葉。

されど洋服の言葉、なのかもしれません。

 

ですが、今回の撤去騒動が起こった裏側には、一般の人の署名運動が大きな役割を担っていた、というのはすごいことだと感じます。

誰もが大河の一滴になることができ、そして大きな渦を作り出せる。

ネット社会には問題は多くあっても、本当に可能性に溢れたものだと感じます。

 

原典:

https://www.independent.co.uk/life-style/fashion/h-m-peta-complaint-dogfighting-hoodie-removed-shops-animal-welfare-rights-violence-a8080021.html