皆さんは、ファストファッションの代表格の一つ、H&Mをご存知ですか?
アメリカのティーンネイジャーにもとても人気のブランドで、
日本でも各地に出店されており、とても安く、トレンドを意識したアイテムを購入できるお店です。
今回は、そこで販売されていた商品をめぐるニュースを、ご紹介したいと思います。
次の写真の一番左に映っている、オレンジ色のパーカー。
この商品は、H&M店内で販売されていました。

※出典:Independent Digital News & Media
そこにある「Dogfight in Random Alley」。
日本語に直すと「無作為の競技場での闘犬」とでも訳せるでしょうか。
問題なのは、この中の「Dogfight(=闘犬)」という文字です。
この一言で物議がかもしだされ、ついにH&Mは、この商品を撤去する事態にまで発展したのです。
闘犬。
2頭の犬が互いに噛み付き戦い、どちらかが酷い怪我を負ったり、ひどい場合には一方が死ぬまで戦わせ続ける、「スポーツ」とされています。
今回撤去の決定打を打った、PETA(動物愛護団体)によると、
The garment normalises violent acts against animals.
(=洋服は、動物に対する暴力的な行動を標準化する)
洋服に書いてある言葉が、いかに人の行動や心理に影響を及ぼすか、といったところでしょうか。
そのためPETAは、残虐なだけでなく、多くの国で違法とされている「闘犬」と書かれたパーカーを、即刻撤去するようH&M側に求めたのです。
そしてPETAが今回行動に移した裏側には、Change.org. という署名運動のサイトを通した、一般市民の声の存在がありました。
“H&M MUST stop selling 'Dogfight in the alley' hoodies!!”
(H&Mは闘犬のことが書かれたパーカーの販売中止をすべきだ!)
この表題で集められた署名の数は、およそ45000件。
この数字や、H&Mの姿勢に対する嫌悪感や疑問の声を受け、PETAがH&Mに販売中止を求めて接触。
そしてH&M側もすぐに中止に踏み切ったのでした。
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The garment normalises violent acts against animals.
(=洋服は、動物に対する暴力的な行動を標準化する)
H&Mブランドは、主に若年層からの人気を集めるブランドかもしれません。
そして若ければ若いほど、あらゆるものから柔軟に影響を受けるもの。
たかが洋服の言葉。
されど洋服の言葉、なのかもしれません。
ですが、今回の撤去騒動が起こった裏側には、一般の人の署名運動が大きな役割を担っていた、というのはすごいことだと感じます。
誰もが大河の一滴になることができ、そして大きな渦を作り出せる。
ネット社会には問題は多くあっても、本当に可能性に溢れたものだと感じます。
原典:
https://www.independent.co.uk/life-style/fashion/h-m-peta-complaint-dogfighting-hoodie-removed-shops-animal-welfare-rights-violence-a8080021.html