失恋する度、この世にたった独りになったような気持ちになる。
もし今この部屋で息絶えても、しばらくは誰も気付かないだろう
俺は何の為に生きてるんだろう
そんな気持ち。
もしも…家族と暮らしていれば、ここまでの孤独は感じないで済むのかな
そういう時いつも見守ってくれる親の存在があれば、少しは違った気持ちでいられるのかな
でも、俺は見守ってくれる存在を感じたことがない。
幼い頃、両親は毎日のように俺を近所の老夫婦の家へ預けていた。
夜寝る時間だけ家に連れ戻すという繰り返し。
いつも決まって俺にプラモデルを与えて居なくなった。
預けられた家では薄暗い仏間が俺の部屋だった。
老夫婦のいる居間へ出て行くと叱られた。
俺は1人仏間でプラモを作った。
来る日も来る日もプラモを作った。
完成すると、寂しくて泣いていた。
俺は今だにプラモが嫌いだ。