こんにちはNobuです。

最近少し気になって、何故人間はペットを飼うのかについて考えてみました。

地球上の生物で愛玩動物を飼育するのは、私の知る限りでは人間しかいません。
何故人間だけがペットを飼育するのでしょうか?

私たちがペットを飼う理由は様々だと思います。
珍しい生き物への好奇心や自身のステータの象徴として、また番犬のように家の留守を任せる存在としてなんていうのもありますね。
中には理解出来ない理由でペットを飼っていらっしゃるかたも多々いますが、殆どの方はペットに対して"癒やし"を求めているのではないでしょうか。

ペットは私たちに常に癒やしを与えてくれます。それはセラピーに活用されるほどの効果を持っており、現代社会において既になくてはならない存在となってきました。
しかし、今までの社会に比べて現代の方がペットの"需要"が高まっているのは何故でしょうか?

その疑問に行き着いた私は、1つのネットの記事を見つけました。

それは廣田信子さんという方の記事で、「何故人はペットに癒やされ、そしてペットを飼うのでしょうか?」ということを題材にしたNHK番組についての内容でした。

この記事曰く、人は群れを形成して生きてきた生物であり、群れの存続の為には自分の持っている資源を仲間に分け与える必要があった。そしていつしか、人間は仲間に何かを与えた時に"幸福感"を覚える"本能"が芽生えたというのです。
私達がペットにご飯をあげたり、何かを与えることによって得られる幸福感は、おそらくこの本能から来ているのでしょう。

この記事を読んでなるほどと納得した反面、私達はなんて自分勝手な感情を生き物に対して向けているのかと、少し悲しくなりました。

以前ここでも書かせていただいたのですが、野生動物に対して餌や施しを与えることは、彼らやその他の生態系に対して大きな影響を与えます。

野生動物に対してこのような事を行うのは論外として、ペットに対しても自分の満足感を満たすだけの存在として扱う潜在意識があるかと思うと、なんだか切なくなりますね。

この本能は通常であれば"人間同士"で満たすべき感情のはずです。
発展が進み人と人との繋がりが希薄になってしまったことが、現代のペット社会を形成してしまってしまったのかと思うと、色々と考えさせられてしまいますね。

私達はまずペット問題に目を向ける前に、私達自身の生活環境を見直す必要がありそうです。