待遇見直しについて
そうすることが
当然のように語られているが…
公務員って必要以上に
厚遇されているんだろうか
公務員に対して
昨今の一般の評価は
「国民の公僕」というような
自分たちにとって
都合の良い一面ばかりを強調するが…
彼らは「国家権力執行のスタッフ」であり
大なり小なり「職務上の権力を有する存在」
であることを忘れていないだろうか
特権や権力を職務上有する者は
厚遇するべきではないだろうか
そもそも役人に対して
民間よりも高い給与と待遇を与えるのは
目先の利益に転んで
不正や不公平を働くことを防止するという目的がある
浅はかな思考とやっかみでもって
安易に公務員の待遇を一般企業レベルまで落としてしまえば
いつかこの国は
巷に損得で転ぶ公務員が溢れ返るようになり
いろんな申請や認可手続きに
賄賂を添えなければならない…
そんな時代が
やってくるかも知れない
もしそういう事態に
至らなかったとしても…
身分と厚遇が約束されていないにも関わらず
重責を務めたいと考える者はいる筈もなく
優秀な人材は民間に流れ
どこの企業にも採用して貰えないような
無能な人物しか
公務員になる者がいなくなってしまうかも知れない
そう考えると…
安易に公務員の待遇を引き下げるのは
いかがなものか
とも考えてしまう
民間人である私としては
公務員や認証官といった職責に就く人物は
あらゆる民間人にとって
尊敬すべき対象であって欲しいと願うし
憧れの職業であった方が
うまく機能するように思う
公務員試験の合格水準を
もっともっと高く設定し
簡単には就くことができない
職業と位置付ける一方で…
極めて高い給与と待遇を与え
その職を失くたくない動機付けをする
そうすれば
極めて優秀なスタッフで構成され
不正等を自浄・排除しようとする
倫理観の高い組織となるのではないだろうか
そんな風にも思える