【挑む!】について考える
動かぬものは、
ただそれだけで、信頼や尊敬に値する。
動かぬからこそ挑んでいけると思う。
その上に夢を託せる。
最近、田園風景の中に
巨大な杭打ちの機械が運び込まれ
盛んに唸り声を上げて作業をしている。
このあたりに第二東名が走る事になっている。
工事現場を見ていると、
人間が大地に挑んでいるようにも思える。
より速く、より遠くへ…という人間の夢を
動かぬ大地の上に描こうとしている。
大地はデンと構えて受ける。
動かぬからこそ安心しきって
杭を打ち橋脚を並べていく。
2020年の開通を目指しているというから
あと4年ほどで第二の大動脈が
通ることになる。
動かぬことの偉大さをまざまざと見る思いだ。
人も、あれこれ迷わぬのがいい。
ただ一途に目標に向かう姿は雄々しく思う。
人の意見に惑わされず、
あれこれ言い訳せず、
悠々とやさしい笑顔で生きる。
だからこそ
人は安心してついて行けると云うものだろう。
人を育てようとするものは
ウロウロ動いてはいかん…と
大地は教えている。