ドラゴンズ松木平優太投手 1軍公式戦初先発登板
ドラゴンズは2024年7月8日、2020年ドラフト育成3位指名で大阪の精華高校より入団し同校初のプロ野球選手となった松木平優太投手と支配下選手契約を結んだと発表。契約は旧年俸339万円から81万増の新年俸420万円に、新背番号は69番に決定し育成時代の206番から変更、松木平くん支配下登録おめでとうございます、立ち上がっての拍手。支配下登録された翌日、7月9日にドラゴンズは遠征先の横浜市内のホテルで松木平優太投手の支配下登録会見を行いました。会見場に登場の松木平くんは遠征中のためビジター仕様のユニホーム姿での新背番号69番をお披露目、将来はもっと小さくとなるだろうがこの番号もよく似合いますよ、いいですね、会見に同席の立浪和義監督とがっちり握手し記念撮影も行われています。会見で松木平くんは「凄く嬉しい気持ちです。1軍の舞台で活躍できるように頑張りたいと思います」と支配下登録に喜びの言葉、育成入団選手の最初の目標となる支配下登録を勝ち取るを達成し次の目標は1軍の舞台での活躍、チームの主戦力となれるように頑張りたいと続けた。支配下登録を知らされたのは公式の発表よりもだいぶ早くで6月28日だったそうです、最初に伝えたのは井上一樹2軍監督で「とうとうお前の出番が来たなと伝えていただきました」と振り返ってはいるが、嬉しすぎて詳細は覚えてないという。この言葉を聞き松木平くんは「ようやく僕の出番が来たかと、やってやるぞって気持ちになりました」と話しています。井上2軍監督から伝えられたこの嬉しい知らせ、一番に支配下登録決定の報告をしたのは育ての親でもある祖母、85歳になる栄子さんで「泣きながら、おめでとうと言ってくれました」と松木平くんはその時を振り返ります。入団からずっと早く投げる姿を見せてなとこの時を待ち望んでくれていた祖母、いい報告が出来て良かったですね、まずは一つ良い孝行ができましたな。松木平くんはインドネシア人の父と日本人の母の間に生まれ両親の離婚により2歳の時に母と姉と一緒にインドネシアから帰国、母の実家がある大阪で祖父母と共に暮らしますが小2のときに母が病気で他界、これ以後は姉と祖父母に育てられます。高2の時に祖父が事故で他界、少しして祖母も体調を崩し千葉県の親戚のところへとなった、この頃より親戚の女性の方が祖母から引き続き食事のサポートなどをしてくれた。松木平くんは活躍して恩を返したいと思う人達がいます、いっぱい稼いで祖母とはまた一緒に暮らしたいとの夢もある。最初に支配下登録を知らされてから少し間があって公式発表に。2軍戦で登板予定があり大阪に遠征していた松木平くんは登板予定前日、井上2軍監督から「もう明日は投げなくていいから名古屋に帰れ」と告げられる、井上2軍監督は悪戯っぽく言ってみたそうなので即意味を理解して松木平くんが大喜びしてくれると期待していたのだが意図した反応とは違う反応がとなりました。聞いて悲しそうな表情になり松木平くんがオロオロし始める、ここで井上2軍監督は全く違う方向にいってるぞと察し今後はド直球に「横浜で投げて来い。そういうこと」と告げ直した。ここで松木平くんを全てを理解し目をキラキラさせだしたそうだ、支配下登録日と初登板日がWで決定です。育成3位と2020年ドラフト組では一番最後の指名で入団の松木平くん、投手になったのも高2秋と遅くでコロナ禍もあり公式戦での登板がほぼ無くと無名の投手だったが、その右腕から放たれる球の魅力は超一級だった。強豪校との練習試合、ドラゴンズは対戦相手となる高校の選手をスカウトに行っていたが松木平くんの投球に一目惚れする、ドラフト候補とし継続しての情報収集が始まる。そしての育成3位指名、育成選手制度に大きく感謝の年でもありましたね、育成選手制度がないとこの時点での指名は難しかったと思います、たぶんドラゴンズが指名しなげれば指名漏れにもなったでしょう、これだけの才能を逃すことにならずで本当に良かったと思いますね。プロ4年目のシーズン途中での支配下登録、同期は全て支配下を経験している中で入団からずっと三桁の背番号でやって来たここまで、松木平くんは「苦しくて辛いことが多かったですが必ず大きな舞台で投げたいという強い気持ちがあったので、しんどいことからも逃げずにやってこれました」と振り返った、その逃げずにやって来た結果での現在位置が二桁の背番号。松木平くんは「同期の宏斗にも負けてばかりはいられないので1軍の舞台で活躍して、2人でローテーションを回れるように頑張りたいです。今はしっかりイニングも投げれますし、制球力もすごく安定してきているので、そこを1軍の舞台でも出していきたい。チームの勝利に貢献できるように一戦一戦頑張っていきますので応援よろしくお願いします」と意気込み。同期の宏斗、2020年ドラフト1位の高橋宏斗投手のことですが、凄く仲が良く2人でサウナなどへ行くこともだそうだ。そして良いライバル関係でもある、松木平くんは高橋宏斗くんのことを今はまだ雲の上の存在だが必ず超えると宣言、タイプの違う投手ではあるが将来楽しみな若竜右腕2人が切磋琢磨し高めあっている、松木平くんが追い高橋宏斗くんは目標であり続けようと前を行く。会見で立浪監督は「自分が監督に就任させてもらった時から見てきましたが、本当に一年一年、一日一日成長を感じていました、本人の頑張りでここまで来ましたので嬉しく思っています」と松木平くんのここまで、日々の努力を高く評価し1軍の戦力に育ってくれたことを喜び「ドラゴンズの先発陣を引っ張るような、そういう大きな投手になってもらいたいと思ってます」と期待した。この会見の最後に立浪監督が明日先発登板させますと明言、7月10日の試合の予告先発の予告を行いました。松木平くんは登板当日に出場選手登録となり即先発、公式戦デビューはビジターゲーム、横浜スタジアムでの対DeNA横浜戦でとなりました、その試合の振り返りをここから。Jeraセリーグ2024の81試合目、対DeNA横浜13回戦、ドラゴンズのスタメンは①岡林勇希(右)②山本泰寛(二)③福永裕基(三)④細川成也(左)⑤オルランド・カリステ(中)⑥板山祐太郎(一)⑦石橋康太(捕)⑧クリスチャン・ロドリゲス(遊)⑨松木平優太(投)となります。この試合前の公示で宇佐見真吾捕手、マイケル・フェリス投手、竜空内野手が出場選手登録を抹消。代わって松木平優太投手、石橋康太捕手、樋口正修内野手が出場選手登録、松木平くんはプロ初の出場選手登録で登録即先発、石橋くんも登録即スタメンとなりました。1回表、DeNA横浜はエース格、左の東投手が先発。1番岡林くんはレフトフライ、2番山本くんはセンターフライの2死、3番福永くんは2球で追い込まれての3球目、外角低めいっぱいのストレートに反応できずの見逃し三振で三者凡退。先発の松木平くんは7回を投げ被安打8失点3の奪三振5与四球1で敗戦投手。1回裏、松木平くんはDeNA横浜1番桑原選手を外角低めカーブで空振り三振に仕留めての入り、初球ストレートでストライク取っての勝負は4球、プロ初対戦打者で通算1つ目の奪三振を記録です、拍手。2番度会選手は初球でセカンドゴロの2死、3番オースティン選手は2球目でセンターフライの三者凡退、こちらも素晴らしい立ち上がりで対抗、両軍先発が零を縦に並べてのスタートです。2回表、4番細川くんは内角低めストレートで見逃し三振、5番カリステくんが初球をライトに打ちヒットの1死1塁、6番板山くんは3球目、外角低めスライダーで空振り三振の2死1塁。7番石橋くんがレフトに2塁打を放ち2死3塁2塁、得点圏深くまで攻め込めたがここは8番ロドリゲスくんが初球でサードゴロの3アウトで無得点。2回裏、4番牧選手をライトフライ、回の先頭をきちっと打ち取って入ったが5番宮崎選手はレフトに2塁打で1死2塁、6番佐野選手にセンターへのヒットで続かれ1死3塁1塁、大ピンチに。ここを7番山本捕手がライトにタイムリーで0-1と先制を許し1死2塁1塁、松木平くんがプロ初失点を記録。まだ得点圏に走者でピンチは継続、8番京田選手を真ん中低めチェンジアップで空振り三振の2死2塁1塁、9番東投手にライトへのヒットを打たれ2死満塁となったが1番桑原選手をサードゴロで3アウト、4安打もされたが松木平くんは失点最小に踏ん張ります。0-1とされての3回表、9番松木平くんのプロ初打席は4球目の外角ストレートで空振り三振、1番岡林くんは7球目の外角ストレートで空振り三振の2死、2番山本くんのショートゴロは1塁アウト判定にリクエスㇳするも失敗の三者凡退。3回裏、中押されてしまう。2番度会選手に粘られたが8球目でロドリゲスくん好守のショートゴロ、この判定にDeNA横浜がリクエストするも失敗で1死確定するも3番オースティン選手でした、4球目の外角低めカットボールを捉えられ右中間、ライトスタンドにホームランで0-2の1死。被弾の一球、ちょっとだけ真ん中寄りにはなりますが甘い球でもなくでしたので打った打者がというところ、松木平くんはプロ初被弾となりますので引き摺ってしまうかもと心配もあったが問題無く打者に向かっていって4番牧選手をショートゴロの2死、5番宮崎選手もショートゴロの3アウト、失点は残念だったがここも最小とし粘っていきます。0-2の4回表、3番福永くんはレフトのグラブを弾いた打球で2塁打、回の先頭が得点圏に攻め込みます。さあ反撃へだったがここは4番細川くんがショートゴロで1死2塁、5番カリステくんもショートゴロで痛恨の走者判断ミスが、2塁走者福永くんが3塁を狙うという暴走をしてしまい2死1塁に、6番板山くんは7球目の外角低めストレートを見逃し三振の3アウトで無得点。こういう攻めをしてればこうもなる、4回裏にダメを押されてしまった。6番佐野選手がレフトにヒットで7番山本捕手がライトにヒットの3塁1塁、ノーアウトで得点圏深くまで攻められ大ピンチ、ここを8番京田選手がセンターにタイムリーで0-3の2塁1塁。まだ無死で得点圏も継続、ここで試合崩壊の可能性もだったが松木平くんが粘ってそうはさせない。続く9番東投手が送りバントを決め1死3塁2塁、ピンチ拡大となったが1番桑原選手を前進守備のショートゴロに打ち取り走者動けずとしての2死3塁2塁、2番度会選手を内角低めストレートで空振り三振の3アウトとここも複数失点は許さない、松木平くんが試合を壊さずで運びます。追う点差は3点、1点ずつにはしてるがリードを拡大され続けて迎えた0-3の5回表、7番石橋くんは良い当たりでもあったがライト好守のフライアウト、8番ロドリゲスくんもライトフライで2死、9番松木平くんはセカンドゴロの三者凡退、早く反撃に出たいのだが攻め手を出せない。5回裏、3番オースティン選手に四球、この登板初の与四球で回の先頭を歩かせたが4番牧選手をサードゴロで併殺崩れの1死1塁、5番宮崎選手はセカンドゴロ併殺、結果打者3人で3アウト。6回表、1番岡林くんはショートゴロ、2番山本くんは粘ってライトにヒットの1死1塁、3番福永くんはライトフライの2死1塁、4番細川くんはショートゴロで3アウト。6回裏、6番佐野選手をファーストフライの7番山本捕手をショートゴロの2死、8番京田選手はレフトフライ、松木平くんが初回以来となる三者凡退回をつくります。7回表、5番カリステくんはセンターフライで6番板山くんはセカンドゴロ、7番石橋くんがライトに2塁打とこの試合2本目の2塁打で得点圏に攻め2死2塁、何とか1点でも返したいところでしたが8番ロドリゲスくんがライトフライの3アウトで無得点。7回裏、9番東投手はセカンドゴロ、1番桑原選手を内角高めチェンジアップで見逃し三振の2死、2番度会選手を内角低めチェンジアップで空振り三振、前の回に続き三者凡退。松木平くんはこの回を投げ終え球数ちょうど100球、今回はここまでとなり降板、継投に入りました。デビュー登板を終え松木平くんは「先に点を取られて負けているので凄く悔しいです」と振り返る。結果は負けが付いてしまったがプロ初先発登板で6回以上を投げ自責3失点未満のクオリティースタートを達成、先発の役目を果たしたとされるQSをデビュー戦で記録は素晴らしい。勝ち負けについては自分の力だけではの部分が大きいがQSについては自分の力の部分がほとんど、2軍戦で今季ここまで示し続けていた先発投手としての力、2軍ではここまで9勝を挙げエース格として投げていましたが、その力を1軍戦でも出せて通用もしたということを示す記録、結果は悔しいものにはなったが手応えもとなっている。その手応えについて、持ち球種全部でストライクを取れたこと、ピンチなどでも慌てず対処出来たこと、1つ1つ考え整理し投げれたなどを松木平くんは話しました。まだまだ制度を高めレベルアップしないといけないと1軍2軍でのレベル差も体感、負けが付いてしまったところと雨が降ったのは残念だったが自信も深まりましたし実り多い1軍デビュー戦となっています。この投球に立浪監督は「必ずまたチャンスを与えます」と高く評価、今回は投げ抹消のかたちで現在は1軍を離れ2軍にとなってはいますけど、これだけの投球をしてくれたので近く必ず登板機会はあるでしょうね、楽しみだ、次はプロ初勝利を決めてもらいたい。0-3の8回表、9番松木平くんに代打田中幹也内野手は7球目の内角低めスライダーで空振り三振、1番岡林くんは初球を打ちレフトフライの2死、2番山本くんは2球目でライトフライの三者凡退、敵軍先発東投手の快投が続きます。継投は祖父江大輔投手、この試合は松木平くんと2人で投げ切りです。8回裏を祖父江くんで1回を投げ被安打0失点0。祖父江くんは3番オースティン選手との対戦からでセカンドライナーに打ち取り1死、4番牧選手はライトフライ、5番宮崎選手はレフトフライで三者凡退、球数9球で強打のDeNA横浜クリーンナップを抑え込む好投。9回表、3点を追っての攻撃は3番福永くんが初球を打ちライトにヒット、回の先頭が出塁に成功し同点逆転への期待を膨らませます。なので繋がっていきたかったここからでしたが4番細川くんは内角ストレートに押されショートフライで1死1塁、この1球は東投手の112球目となりますが全然球威は落ちてない、ほんと良い投手だわ、悔しいけどもね、拍手だな。5番カリステくんの打球はボテボテのサードゴロで進塁打にはなり2死2塁、アウトカウントが増えてしまったんで3点は難しいにしろ意地の1点をで6番板山くんがセンターにヒットの2死3塁1塁。これは意地の1点どころか大きいの出たら同点もある、7番石橋くんの一振りに期待も大きくでしたが4球目の内角低めスライダーで空振り三振の試合終了、東投手に完封されて負けました。とにかくまあ、この試合は松木平くんが無事に1軍戦デビュー登板を迎え終えれたということを喜びますかね。8連戦の中の試合で7回もと長いイニングを投げてくれたのもありがたかったし、3失点で試合をつくってくれている、相手エースとの投げ合いなのでこれでも厳しくなったけど通常ならば許容範囲、合格のナイスピッチングでした。頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。