今からの人生 | ani★m-world

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母の話。


母は長年保育士として私たちを育ててくれて、


60歳で退職してからも、近くの託児所でパート勤務してきた。


これはあまり人には話していない事だけど、母は左耳があまり聞こえない。


本人的には人に言うのが嫌らしく、またハンディに思いたくない一心なのか頑なに他言して来なかった。


でも、やはり歳と共に聞こえも悪くなってきて、聞こえているふりをしたりすることが増えてきて、話が噛み合わなくなったり、店員さんなどとコミュニケーションとりづらくなっている事を目の当たりにすると、私自身、母の老後について不安になっていた。



で、とうとう職場の若い保育士がそれを指摘したらしく、今回契約更新の面接の時に園長先生から言われたとの事。


仕方ないよね、人様の大切な子どもを預かる仕事。


なにか事故があったときに、SOSや異変が、聞こえませんでした、では通じない。


でも、悲しかった。


母の耳が聞こえにくくなったのはまだ私達が幼かった何十年も前だ。


聞こえなくなった原因は、父だ。


でも、母は私達姉妹に父の悪口ひとつ言った事がない。


少し耳が聞こえにくいことなんて、若い頃は何も影響なんて感じさせなかった。


そんな我慢強くて、正義感と愛情に溢れていて、そりゃ頑固なところもあるから腹立つ時もあるけどwww


大好きな母。



それが、ひとりの1意見で、仕事を諦める事になったんだ。(もしかしたらみんな思ってたかもしれないけど)


一度契約更新を向こうから持ちかけてきたのに、ひとりの意見で母は気づいてしまった。


「娘たちに相談したら、もうええんちゃうと言うし、体力的にもしんどい時があるから更新しないでおこうと思う」と伝えたんだって。


何にも聞いてないよ、私。


もうええんちゃうって、言ってあげたかったよ、事後報告じゃなくて。



少し悲しそうに笑顔で話す顔を見て、


「ほんまやでー、これからはゆっくり遊んで楽しんで暮らしぃー」


って言うのが精一杯だった。


母の今からの人生、今まで苦労してきたぶん、穏やかで幸せな時間になりますように。


本人は趣味の卓球や、ボランティアやらでせわしなくしてるけどねwww



いくつになっても娘は娘で、実家に行って昼寝してるだけでも母は幸せそうw



だから私もできるだけ寄り添っていたい(*´▽`*)


どうやったって、いなくなったとき、後悔はするんだから、せめてお母さんには悔いない人生だって思って欲しい。


まぁ思い通りに行ってない娘だからねw大変だ( ̄∇ ̄)


とにかく、一区切りするのは春、まだまだ寒いけど日々頑張ろ(・ω・)