こんばんわ、宮口です^^


 本日のテーマは『言葉の力』です。


古来から日本には”言霊(ことだま)”という言葉
がある通り、言葉には本当に摩訶不思議な力がある
と、最近つくづく感じてます。


この言霊、簡単にいえば「良い言葉を発すると良い事
が起こり、その逆に悪い言葉を発すれば凶事が起こる」
というものですね。

「切れる」「別れる」といった結婚式での代表的な
忌み言葉もこの言霊思想に基づいているとか。


勝負の前日に”カツ丼”を食べたり、その逆、野球選手
はタコを食べない(凡打のことをタコというため。)
などのゲンかつぎも、この言霊思想ゆかりのものなの
でしょうね。



最新の科学では、脳波というのは一種の電気信号で
あり、つまり何か頭の中で考えているという状態では、
周囲に電気信号が発せられているということが解明
されてきているようです。


そのためでしょうか、例えば学校のクラスなどでは、
ポジティブ思考の強い人達が集まるグループと、ネガ
ティブ思考の強い人達が集まるといった現象がよく
みられるようです。


最近よく耳にする”引き寄せの法則”ですね!



またこの”言葉の力”に関して、ボクもついうっかり
やってしまって反省するのが”二重否定系規制”です。


特に息子に対して、「野菜をいっぱい食べなければ
立派な体に成長しないぞ。」だとか、「練習しなけ
れば上手くなれないぞ。」といった類のモノ。


本来であれば「野菜をいっぱい食べれば、丈夫な体
になれるぞ」とか、「たくさん練習すれば、きっと
活躍できるぞ。」といった”肯定報酬型”の言葉が
正しいのだと頭では理解しつつも、いまだに間違っ
たコーチングをしてしまうことが多々あり、反省し
てしまいますね~。



話を戻して。


ボクが子供の頃に広島カープのキャッチャーとして
活躍していた達川氏は、試合前に対戦相手のプライ
ベートを研究し、キャッチャーボックスから相手打者
に対しやれこれ囁いて打者の集中を乱したという
有名な話があります。


その逆に、少年野球の全国大会決勝の舞台、一打逆転
サヨナラ優勝の場面に出くわした某少年のお話。

プレッシャーのあまりにバッターボックス手前で泣き
出す少年を監督さんが呼び止め、肩を抱きながら「お
前が今日のヒーローだな。おもいっきりバットを振っ
て来いよ!」と送り出したところ、なんとその少年が
ホームランを打ってしまったという話も聞いたことが
あります。



言葉によって人を崩すのは簡単なことですが、その逆、
ひとつの言葉によって人のモチベーションを高め、その
能力を最大限に発揮できるようサポートすることは本当
に難しい事だと思います。


と同時に、これこそがコーチングの真髄であり、リーダー
として必要不可欠な資質なのだと痛感します。



先週から、新たな人材を求めて面接に応じています。

彼らの中の誰かなのか、はたまたこの先も様々な人と
共にビジネスを展開していくことになると思いますが、
その出会いに感謝し、最高の能力とモチベーションを
引き出せるような”言葉”をかけられるよう、人間力
を高めていかねばと強く感じる今日この頃です!



それではまた次号で^^