~麻衣のわさわさ日記~ -2ページ目

~麻衣のわさわさ日記~

ウダウダするのと ゴロゴロするのが 大好きな麻衣の日記です♪
【麻衣日記】というテーマは ほぼアメンバー
限定なので、読みたい方は麻衣と仲良くなってから
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「ねぇ

なにか隠してるでしょ

教えてよ!

この柵の向こう!」

「別になにも隠してないわよ

それよりあっち行きましょ・・・」

「言い訳しないで!!!!!」

「・・・マイミア・・・」

「知ってるもん!

エリーやマッシュが


みんなでなにか隠してるって!

この柵でしょ!どうせ仲間はずれよね!僕なんて!」

「ち、ちがうのマイミア

あなたはまだ・・・」

「もういい!!」


おもわず怒鳴って帰ってしまった

きっと嫌われただろう。


その夜

とっくに治っていた怪我を理由に

夕食の準備を休ませてもらった。

会えない。

エリーにあわせるかおがない・・・。

気まずい・・・・。


でも、みんな

仮病だと知らず心配してくれた。

「まだなおってないの?」

「平気?」

ただ1人、エリーだけは来てくれなかった。

嫌われたから 当然だろう。

そして夕食を終えて

みんなが眠りにつこうとしたとき

エリーが僕のところに来た。

「・・・マイミア 起きてる・・・?」

僕は無視した

妙に気まずいのだ。

エリーは私が無視しているのに

一生懸命話しかけてきた。

(なんなのよ こんな真夜中に・・・)


「マイミアごめんね

今日は・・・その・・・・

柵のこと・・・。」

「・・・」

「怒ってるかな

当然よね・・・。


実は、あの柵の向こう

人間の畑なのよ。」


(なんとなく予想通りだった

やっぱ畑か。と)

「マイミアは・・・その・・・・

体が丸くて小さいから

人間の畑なんて危ないのよ。」

「・・・!」

そっぽ向いていたから

エリーには気づかれてないかもしれないけど

ものすごく驚いた。

そんな危ないところから

いつも食材をとっていたのか。と・・・

「だから

人間の畑と森を

何百年か前から柵でわけたのよ

そのとき

「幼いもの等は

柵をこえるな」っていう法律ができてね

マイミアはその”幼いもの等”に入ってたから

柵を超えちゃいけなかったの。


でも、さすがにもう

マイミアも立派な大人よ。

さっき、バルトル様に

マイミアが柵をこえてもいいか

相談してみたの

バルトル様は・・・

「自分の身を守れるのならよかろう」って

許してくれたの。

私が保証するわ

マイミアは立派な大人だって。


だってもう

100才だもんね」


「・・・!!」

そうだ

すっかり忘れてた


今日は私の100才の誕生日だ

柵やらエリーが気まずいやらで

すっかり忘れてたわ

でも・・・・、エリーは

こんなに喧嘩してるのに

覚えていてくれたんだ・・・・

「ごめんねマイミア

もう隠し事はしない。

だから・・・


また遊ぼ・・・!!」


エリーの言葉が完全に終わらないうちに

エリーにだきついた。


「マイミア!?」

いつも冷静で無表情なエリーは

驚くときも無表情

でも、言葉だけは驚いていた。


ああ、あったかい

エリーの体って

こんなに暖かかったんだ。


翌日から

食事の準備の度に

エリーと柵を超えてモイモイの実を

とりにいくようになった。

人間の世界は

危なかったけど

精霊は死ぬことがないから

危険な目にあっても

決して死にはしないけど

ちょっぴり怖かった。

でもエリーとならだいじょうぶ!

「マイミア あっちいこ」

「うん!」









エリー、大好きだよ。