これは僕がパニック障害だった時のお話し





ずっと息が浅くて苦しくて


心臓がバクバク


痛くて


僕の娘が心配そうに覗きこむ


「わかってる、わかってるよ」


そう心で呟く


この子の心を傷つける訳にはいかない


僕は生きる


でも、毎日これじゃもたない


テーブルを指で「トントン」と


鳴らされただけで


胸がおかしくなりそうだ


声すら出なくなる


助けはいつくるのだろう


本当に治る日はくるのだろうか?


不安が僕を支配する


どんどん増える薬


このままどっぷりつかってはいけない


這い上がれなくなるのだけは


なんとか食い止めたい


そんな時


近くの海へ行った


驚きだった


普通に息ができたんだ


心臓も痛くない


それだけで嬉しい


海から離れるとまた症状が出たけど


治ると思えた


マイナスイオンのせいなのか?


癒されたからなのか?


心が喜んだのか?


普通にできる場所が出来た


海はオアシスだったんだ


カラカラに渇いた僕の心


癒されたんだね


嬉しいよ


息が出来る事に感謝


心臓が痛くない事に感謝


普通に生きれる事に感謝


前はそんな事考えもしなかった


当たり前だと思ってたから


ありがとう


それから何度も海に行くようになった